今年の「iPhone 15 Pro」モデルは品薄なし? 画面パネルの受注が好調な滑り出し!

ink_pen 2023/6/28
  • X
  • Facebook
  • LINE
今年の「iPhone 15 Pro」モデルは品薄なし? 画面パネルの受注が好調な滑り出し!
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

すでにアップルは、次期「iPhone 15」シリーズを準備中との噂が相次いでいます。そんななかiPhone 15用のディスプレイパネル受注が活発化しており、アップルが大ヒットに備えているとのサプライチェーン情報が伝えられています。

↑今年は品薄の心配なし?

 

ディスプレイ関連サプライチェーン専門調査会社のDSCCは最新の報告書で、2023年6月中のiPhone 15用パネルの受注が、前年同期のiPhone 14を「100%上回る見込み」だと述べています。これはiPhone 15シリーズの生産が1年前よりも改善している兆しであり、品薄になる可能性が低いことを意味しています。

 

さらにiPhone 15シリーズではProモデル用の受注比率が、14シリーズよりも高くなっているそうです。昨年6月~7月にはiPhone 14 Proモデルの受注シェアが43%だったのに対して、iPhone 15 Proモデルは58%にも上るとのこと。つまり、今年はProモデルの方が標準モデルよりも多めに準備しているわけです。

 

アップルがiPhone 15 Proモデルの生産に力を入れているのは、iPhone 14シリーズ発売時にProモデルが品薄になったことを反映しているようです。昨年末には米国の量販店でも在庫がなくなり、公式オンラインストアでも納期が大幅に遅れていました

 

しかしiPhone 15シリーズは、Proモデルは大幅な値上げが予想されており、標準モデルもかなり高価になると噂されています。それでもアップルが強気の生産準備を進めているのは、最新iPhoneの完成度に自信があるためかもしれません。

 

Source:DSCC
via:9to5Mac

Related Articles

関連記事

もっと知りたい!に応える記事
Special Tie-up

注目記事

作り手のモノ語りをGetNavi流で