ゲーム&ホビー
2017/3/3 11:28

【本日発売】据え置き⇔ポータブルの垣根を超える「Nintendo Switch」改めて基本解説

本日、注目の新ハード「Nintendo Switch」が発売されました。いま存在する据え置き機と携帯機の壁を打ち破るとして注目を浴びる同モデル。気になる本体の性能、コントローラーの秘密、遊び心地を改めて紹介していきましょう。

 

 

 

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任天堂

Nintendo Switch

3万2378円

SPEC●画面サイズ:6.2インチ●本体保存メモリ:32GB●通信機能:無線LAN (TVモード時は市販の有線LANアダプタを使用すれば、有線LAN接続も可能)、Bluetooth 4.1●サイズ/質量(Joy-Con取付時):W239×H102×D13.9mm(アナログスティック先端からZL/ZR突起部分までの最大の厚さは28.4mm)/約398g

 

思わず触ってみたくなる 任天堂らしいオモチャ感!

Nintendo Switchをあれこれ触ってみて感じたのは、アナログ的なおもちゃ感。ドックから外すと手品のように瞬時にゲーム画面がテレビからディスプレイに移り、そのディスプレイにカチャ、カチャッとJoy-Conを装着すると携帯機に大変身する!なんだか昔懐かしい合体ロボを触ったときのような、大人の遊び心をくすぐるハードなのだ。

 

液晶ディスプレイの大きさは6.2インチと、主流のスマホよりひと回り大きく画面は見やすい。そのぶん、少し重い(Joy-Con取り付け時は約398g)が、同社の携帯機・Newニンテンドー3DS LL(約329g)とさほど変わらないし、Joy-Conは指がかかるため持ちやすい。長時間プレイしても腕に過度な負担はなかった。

 

サイズが小さいので気になっていた分離時のJoy-Conの操作性も、プレイに支障なくすぐに慣れた。ただ、そうは言ってもテーブルモードで協力プレイをしたあと、Joy-Conをそのへんに置いてしまうと見失う心配もありそう。そのくらいコンパクトだ。

 

 

プレイスタイルに合わせて 3つのカタチに変身!

本体をドックに差せば据え置き機、抜けば携帯機のようになる新しいコンセプトのゲーム機。コントローラーJoy-Con(L、R)をグリップや本体に着脱することで、様々なシチュエーションで遊べる。

 

【その1 TVモード】

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ドックに本体を差して、HDMIケーブルでテレビにつなげて遊ぶモード。画質は最大で1920×1080ピクセル、60fpsとハイクオリティで、大迫力のゲームをじっくり楽しめる。

 

↑ドックの背面カバーを開けると、USB Type-C端子、HDMI出力端子、ACアダプタ用端子が現れる
↑ドックの背面カバーを開けると、USB Type-C端子、HDMI出力端子、ACアダプタ用端子が現れる

 

↑一般的な5.5インチのスマホとのサイズ比較。Joy-Conのぶんだけ横長だが、携帯性は申し分ない
↑一般的な5.5インチのスマホとのサイズ比較。Joy-Conのぶんだけ横長だが、携帯性は申し分ない

 

【その2 テーブルモード】

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本体背面のスタンドを出して、テーブルなどに立ててゲームを遊ぶモード。左右のJoy-Conを2人で分け合って、どこでも気軽に協力・対戦プレイができる。

 

↑ドックから引き抜くと、瞬時に本体の液晶が点灯。ゲーム画面がテレビから本体に移行する
↑ドックから引き抜くと、瞬時に本体の液晶が点灯。ゲーム画面がテレビから本体に移行する

 

【その3 携帯モード】

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本体をドックから取り外し、Joy-Conを左右のレールに装着すると、6.2インチの携帯機のようになる。スマホやタブレット感覚で手軽に持ち運べる。バッテリーの持続時間は約2.5~6.5時間。

 

↑Joy-Conをグリップから外して本体に装着。本体装着時はレールにはめて下へスライドするだけと簡単だ
↑Joy-Conをグリップから外して本体に装着。本体装着時はレールにはめて下へスライドするだけと簡単だ

 

Nintendo Switchのカギを握る「Joy-Con」とは?

タテ持ち、ヨコ持ち、左右に握る2本持ちなど多彩なプレイスタイルを可能にしたJoy-Con。左右どちらにも高精度な加速度センサー、ジャイロセンサーを内蔵。仮想の触感を表現できる「HD振動」機能も搭載している。

Joy-Con (L)の独自の機能 キャプチャーボタン 

ゲーム画面をワンボタンで撮影可能。将来的には動画にも対応予定とのことだ。

 

Joy-Con (R)の独自機能 NFCリーダー/ライター内蔵 &モーションIRカメラ

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ゲームと連動するフィギュア「amii bo」内のデータを読み取れる。物の形や動きを認識できる。グー・チョキ・パーの形も識別可能だ。

 

ローンチの隠れた注目作を一言レビュー

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5378円 3月3日発売

Joy-Conの各種センサーを生かしたゲーム集。プレイヤーが画面を見ずに向き合って遊ぶというコンセプトが画期的だ。

 

 

【ピンポン】

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Joy-Conをラケットに見立てて遊ぶ。音や振動で球を打った感覚を再現。

 

【真剣白羽取り】

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攻撃側がJoy-Conを刀として振り下ろし、守備側は頭の上で白刃取り。緊張感がスゴい!

 

【カウントボール】

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Joy-Conを傾けて、中の玉の数を推測。リアルに玉の存在を感じられます。

 

【ミルク】

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Joy-Conを縦に持ち、上から下へ握って乳搾り。搾る感覚が手に伝わります。

 

【大食いコンテスト】

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モーションIRカメラに向けて唇をパクパク動かすことで大食いを表現できます。

 

【ガンマン】

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相手と向かい合い、合図とともにJoy-Conを構えて撃つ。角度にも注意しましょう。

 

今後も注目タイトルが目白押し!

以下の4作に加え「スーパーマリオ オデッセイ」(2017年冬発売予定)「ドラゴンクエストXI」(発売時期未発表)と大作ソフトが発売予定。今後のラインナップからも目が離せない!

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ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド

7538円 3月3日発売

世界的に人気の高い「ゼルダ」の最新作が本体と同時発売。シリーズ初のオープンワールド制となり、冒険、謎解き、料理と自由度が高い。

 

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マリオカート8 デラックス

6458円 4月28日発売

Wii Uで世界累計826万本を記録したレースゲームのデラックス版。「スプラトゥーン」のキャラが初参戦し、アイテムも2つ持てるように。

 

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ARMS

6458円 今春発売予定

左右の手でJoy-Conを握り、実際に腕を動かしてパンチを出す対戦格闘ゲーム。バネのようにのびる「アーム」を操り、相手をK.O.する。

 

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Splatoon 2

価格未定 今夏発売予定

Wii U後期に大ヒットを飛ばしたアクションシューティングの続編も登場。ネット対戦はもちろん、本体を持ち寄っての8人対戦も可能に。

 

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