【7位】ワープの連続! えっ、そんなところに隠し扉!?
アトランチスの謎(1986年発売・サンソフト)
【ミニファミコン】【バーチャルコンソール】
冒険家ウィンが行方不明の師匠を捜すため南大西洋の島・アトランチスを探索するアクション。100あるゾーンは謎だらけで、特定の場所で爆弾を爆発させないと扉が出ないなど、無茶な隠し要素多数! Bボタンを33回押す無敵コマンドもありました。
【フジタさんの推しポイント】
謎めいた全100面にワクワクがギッシリ!
クセのある操作感なんで、最初は思うようにキャラが動かないんですよ。でも、やり込むうちに慣れて自在に操れるようになる、その達成感が魅力です。全100面あって、行けない面や手抜きの面もあるんですけど(笑)、次はどんな面なんだろうというワクワク感がありますね。僕の人生で1万時間は軽く遊んでいるんじゃないかな?
このソフト、僕がネタなどでよく取り上げていて、そのおかげでミニファミコンに入ったという説があります(笑)。サンソフトの社長に聞いたところ、任天堂のほうから「アトランチスの謎」を入れたいという申し出があったとか。任天堂が僕へメッセージを送ったんだと勝手に解釈してます(笑)。
【6位】探検家にあるまじきゲーム界最弱の主人公!
スペランカー(1985年・アイレム)
【バーチャルコンソール】
ファミコン史上屈指の最弱主人公である探検家を操作し、財宝を求めて広大な洞窟を探索するアクション。米国産ゲームを移植した際のバランス調整により、ちょっとした段差でも即死するようになった主人公の虚弱体質ぶりが、いまだに愛され続けています。
【フジタさんの推しポイント】
ひとりぼっちの夜を哀しい音楽とともに
これは個人的に思い出深い作品ですね。母親が亡くなって、小2のときお手伝いさんもいなくなり、完全に1人になったんですね。そのときによく遊んでいたのが「スペランカー」です。なぜかわからないんですけど、電気も点けずに窓からうっすら入る光のなかで夜中ずっとやっていました。僕が一番哀しいときに哀しい音楽のゲームをしていたという思い出ですね。基本的にはこうした難しくて細かいゲームは好きなんですけど。
カセットに発光ダイオードのランプがついているギミックも良かったですね。メガドライブは本体にLEDがあって光ったんですよね。あの通電してる感、ファミコンにもほしかったんです(笑)。
【5位】大人の香りがしたホラー風味の世界観
悪魔城ドラキュラ(1986年発売・KONAMI)
【ミニファミコン】【バーチャルコンソール】
ゴシックホラー的な世界観と硬派なゲーム性で海外でも絶大な支持を受けたホラーアクションシリーズの第1弾。ベルモンド一族のシモンがムチを手に、復活したドラキュラ伯爵に挑みます。
【フジタさんの推しポイント】
ノーダメのコツはジャンプのタイミング
操作性でいうと続編のほうがいいんですけど、初代は音楽が素晴らしくてどう考えても名作ですね。プレイのコツはジャンプの正確なタイミング! マスターできると最後のドラキュラもノーダメで倒せます。目に見えて上手くなるのがわかる良ゲームです。
【4位】2P対戦が本気のプロレスに発展!?
キン肉マン マッスルタッグマッチ(1985年発売・バンダイ)
【ミニファミコン ジャンプ版】
超人8人から2人を選んでタッグで対決する、バンダイ初のファミコンソフト。「キン肉ドライバー」などおなじみの必殺技もあり。2P対戦が可能で「格闘ゲームの先駆け」との声も。
【フジタさんの推しポイント】
プロ的に見ると最強キャラは……
当時は「キャラゲー=クソゲー」みたいな風潮でしたが、このゲームは対戦もできて盛り上がりましたね。バッファローマンやウォーズマンのスピード感もいい! ちなみに、ブロッケンJr.は反則として扱われがちですが、プロが本気でやるとアシュラマンが最強です!
【3位】次々と投げられるタルに右往左往
ドンキーコング(1983年発売・任天堂)
【ミニファミコン】【バーチャルコンソール】【アーケードアーカイブス】
ドンキーコングが投げるタルなどの妨害をかいくぐり、マリオが恋人を助けるアーケードゲームの移植版。「ポパイ」「ドンキーコングJR.」とともにファミコンのローンチソフトでした。
【フジタさんの推しポイント】
ファミコン人生で最初に買ったソフト
僕がファミコンで一番最初に買ったゲームです。ゲーセンでも遊んでいたので思い入れが深いですね。ダブルスクリーンのゲーム&ウオッチ版もすごかった。あと、ドンキーコング系でトミーの「キングマン」も、唯一母親と遊んだゲームとして僕の心に刻まれてます。
【2位】本当の敵はカメじゃなくアイツ!
マリオブラザーズ(1983年発売・任天堂)
【ミニファミコン】【バーチャルコンソール】【アーケードアーカイブス】
アーケードから移植された、マリオとルイージの兄弟が活躍するマリオシリーズ第1作。土管から現れるカメ、カニ、ハエといった敵を床下からパンチして気絶させ、蹴り落としていきます。
【フジタさんの推しポイント】
友だちを失うほど本気だった2P対戦!?
狭い一画面が舞台なんで、2人プレイだと、最初は協力するつもりでも、つい対戦になっちゃう。そう、僕にとっては対戦ゲームです! このゲームをやったことで実際に友人を1人失っていますから(笑)。当時はそれほど本気でやってました。そこが楽しかったんですね。
【1位】Bダッシュで駆け抜ける爽快感がたまらない!
スーパーマリオブラザーズ(1985年発売・任天堂)
【ミニファミコン】【バーチャルコンソール】
マリオが全8ワールドを進む横スクロールアクション。世界で4000万本以上を売り上げ、当時「世界一売れたゲーム」としてギネス認定もされました。2年連続で攻略本が年間ベストセラーに輝くなど、ファミコンが国民的ハードになる原動力となりました。
【フジタさんの推しポイント】
初心者から上級者まで誰でも楽しめる究極作
文句なしの超名作です。初心者だけでなく、ワープなしとか、パワーアップなしとか縛りをつければ上級者も楽しめる。タイムアタックなんていまだに世界中でやられてますからね。僕ももっと突き詰めて上手くなりたいです。
「スーパーマリオ」は発売日に買えなくて、初めて遊んだのは人の家だったんですよね。普通、友だちが持っていたら借りるとかするじゃないですか。でも、このソフトだけはどうしても自分で買いたくなった。そのくらい面白くて衝撃的な作品でした。これまでの人生でもう9000時間は遊んでるんじゃないですかね(笑)。その後のシリーズもすべてやり込んでいますし、本当にすごいゲームです。