使い方は“赤い本”が教えてくれる!
このプレイブックは、リズム、メロディー、コード、効果音、ひらがな、DJ、自動演奏、録音、書き出し……と、多彩な機能を持つ“伝説の楽器”である4枚のマットの使い方を、プレイヤーの分身である「Aくん」「Bくん」に、Mr.コンソールが優しく、時に厳しく(?)教えてくれる絵本です。
要はチュートリアルのようなもので、プレイブックに書いてあることをマスターすれば、本製品を理解できたと言っても過言ではないでしょう。ちなみにMr.コンソールの声は、「栗コーダーカルテット」の栗原正己さん。
プレイブックの内容は、まず“効果音を鳴らしてみよう”という感じで始まり、いろいろな声だったり、リズム楽器だったり、メロディーだったり、スケールやコードなども、可愛らしいキャラとともに学ぶことができます。
途中にはゲームも設けられており、「リズムに合わせて演奏しよう」「コードを弾いてみよう」「枠内に当てはまる詞を考えてみよう」など、各カテゴリのゲームをクリアするとスタンプをゲットでき、スタンプを集めると新たなる効果音を解禁できます。
どういう仕組み?
さて、そしてこの不思議なマットですが、素材は何の変哲もない紙です。紙のマットを使ってどのように曲を作ったり演奏したりするのかというと、AくんとBくんになったキューブでマットをタッチすると、toio本体からサウンドが再生されます。キューブの下にセンサーが付いているんですね。
楽器や効果音の種類を変えたり、テンポなど様々な調整をするときは、ツマミをひねるように回すと変更可能です。音の種類などは本体ディスプレイに表示されます。
しかしながら、本当に豊富すぎるサウンドの種類があって、さらにボーカル曲も作ることができて、キーボード部分にはトランスポーズもあって、本当に幅広いバリエーションの曲作りができるのです。例えば筆者はチップチューンのような“ピコピコ系”の音楽が大好きなのですが、そういう曲も作れるのです! なので、ジャズ系とか、ヒップホップとか、ラテン系、さらには和風と、どんなジャンルの曲にも対応できる、隙のなさには度肝を抜かれましたね。作れない曲はないのでは……。
レコーディング機能も本格的で、曲のパートをAメロ→Bメロ→サビという感じで3つに分けて作れるほか、ひとつのパートにつき、ボーカルパート、リズムパート……等々、4レイヤーまで録ることができます。さらに、音のタイミングを補正する「クオンタイズ」もできます。作った曲は「書き出し」機能で二次元コードからスマートフォンにダウンロードできるので、自作曲をYouTubeなどネット上に公開することもできます。