前回書かせてもらった『天穂のサクナヒメ』の記事ですが、そこからゲーム内での年月は過ぎ、現在は6年目の収穫を終えました。もともとお米は大好きでしたが、ゲームを進めるほど「お米」にハマっていきます。先日も、私の出身地である岩手県遠野市の農家さんから2020年度の新米を取り寄せたのですが、これがもう最高に美味しくて……。帰省できない分、米で故郷を味えるなんて、文明に感謝です!
【前回の記事はこちら】
でも今食べているそのお米、どうやって作られているか知っているかい? と聞くと意外と知らない人が多いはず。ただ苗を植えれば勝手に育つだけではないことを『天穂のサクナヒメ』は教えてくれるのです。今回は、2年目から5年目までを振り返りつつ、当たり前に食べているお米の魅力も伝えていきます。(今回もネタバレしまくりです!)
1年目に10だった収穫量。2年目も3年目も10だった……!
前回、肥料も撒かず、水も張らない田んぼに苗を植えて、元気に育っているかな〜なんて秋を楽しみにしていたら収穫量がなんと10! 気合いを入れ直して挑んだ2年目から振り返りましょう。
なのに……
2年目も前回と変わらず「10」のまま!! もぉーーー! なんで? 何が原因なの?? まぁちょっとグラフは増えているからいいか。いやいや、悔しすぎる……! 夜中に「田起こし」までしちゃいましたよ。
2年目の田起こし。
真夜中に雨が降るなかやったぞぉ。。。涙
#SAKUNA #NintendoSwitch pic.twitter.com/COgcuK2qRb— つるたちかこ (@chika_ziburi) November 20, 2020
さらになんでだ? と思いながら迎えた3年目……また「10」!!
格は、9から11へ少しずつ進歩しているものの、なぜこんなに収穫量が少ないのかわからない……。原因を探ろうと「状態」ページを確認してみると…
「しらた米」「稲熱病(いもちびょう)」「縞葉枯病(しまはがれびょう)」「坪枯」が赤文字で表記されています。
『天穂のサクナヒメ』では、田右衛門さんと行う「稲作会議」というパートがあります。ここでは、田右衛門さんが見つけた書物から稲作のいろはを学んだり、稲の様子や天気などを確認できるのですが、細かい部分については説明がされていません。そのためこれらの表記について詳しい説明はなし! 自分で調べるしかないのです。
そこでTwitterでも話題になっていた農林水産省のサイトが活用できます。それぞれ検索していろんなサイトが参考にされていると思うのですが、私が参考にしたのは以下のページ!
子ども向けじゃないか! と侮るなかれ。こちらのページ、『天穂のサクナヒメ』1〜3年目の「ただ米を成長させればゲームも進むでしょ?」と甘い考えを持っている私みたいな人にはめちゃくちゃ参考になります(笑)。またもっと米作りに特化した情報を知りたい! という方は、「あかふじ米」で有名な神明さんのツイートが参考になりました。
ゲーム内稲作がガチすぎてお困りとの声がありましたので、サクナプレーヤーと新規就農者にオススメ「お米未来塾」抜粋置いときますね(/・ω・)/?
稲作において収穫までの過程が非常に重要!
愛情たっぷり育てて新米完成させてくださいね?#サクナヒメ #SAKUNA #お米未来塾 #おいしいお米はあかふじ米 pic.twitter.com/9RVkyqqcds— ?お米の神明? (@shinmei_AKAFUJI) November 12, 2020
アイコンがサクナヒメ〜! 私はこの「お米未来塾」というサイトをライターとしてちょっとだけお手伝いしているので、「おっ公式やりおる!」と側からみていたのですが、お米未来塾は動画でも稲作の知識を学べるので初心者の方にも役立ちます。
▼ 『天穂のサクナヒメ』で使える参考サイト
農林水産省 > フリーワード検索
お米未来塾 > 用語集
クボタの田んぼ
▼ 『天穂のサクナヒメ』でおすすめの本
こうやって原因を探ってみると、肥料はもちろんですが、水の量や天気なんかも参考にしないといけないことに気付かされます(遅い!)。今まで、なんとなくで米を作ってきましたが、4年目はちょっと栽培方法を変えました。
・カエル、蜘蛛、タニシを見つけたら田んぼに入れまくる
・肥料は、基礎材(木魄や落ち葉)だけじゃなく、追加材料(腐った食材や米糠など)を入れまくって土壌を強化する
・基本的に毎朝肥料を入れる
・天気に合わせた水管理をする
私は農家ではないので、これまで当たり前に食べていたお米がこんなにも苦労することなのか! と思い知りました。きっと初めて稲作をした人の気持ちって、「なんで?」の連続だったんだろうなーとか、今はネットで調べられるけど30年くらい前は本とか地域に残された口頭伝承だったんだろうなーとか、色々と考えてしまいます。4年目は、バトルダンジョンを頑張るよりも、「いい米ができますように……」と願いながら過ごしていました(笑)。
4年目にしてやっと60以上の収穫ができるように!
さぁ色々と試行錯誤しながら進めた4年目、収穫量がどうなったかというと……
じゃ〜ん! 61にまで増えました!! やったー!!!!
さらに、土壌も葉肥が急成長している! これは、肥料を作る時に、バトルダンジョンでゲットした「獣の蹄」を多く入れていたことが影響しているようです。この土壌が整ってきたことも収穫量が増えてきた要因かもしれません。まじで頑張った甲斐ありました!(笑)
この米の収穫量については「大祷樹の森」の深部までクリアしないと脱せないことに4年目の収穫後、気がつきました(笑)。米だけ育てていても、収穫量を格段に増やすのは難しいので、バトルダンジョンも進めていきましょう!
この「大祷樹の森」は、其の一から其の四までは進めますが、そこから深部があるというのはちょっと気づきにくいです。SNSなどを見ていて「なんで? こんなに頑張ってもこれ??」と調べたらそういうことでした(笑)。深部には、こんなカエルさんが待ち構えているので、しっかりレベルあげて挑むべし。
また、「大祷樹の森」を深部まで行ったことで様々なダンジョンが開放されていくわけですが、私のサクナちゃんは相当にレベルが上がっておりましたので、サクサクとダンジョンを進められました。なんせ4年もくすぶってましたからね!(笑)
5年目の収穫に向けて、どしどし頑張っていきましょう! 5年目から意識したのは、天気です。というのも、田右衛門さんと行う「稲作会議」の中で、カムヒツキ様に祈祷を行い、天気を操れるようになりました!
そんなこんなでバトルダンジョンをこなしつつ、稲作も慣れてきたなぁという頃、なんとみんなのアイドル・かいまる君が迷子に……(涙)。
これからゲームをする人もいると思うので、どこにいたかは秘密にしますが(笑)、サクナヒメはちゃ〜んとふたりとも見つけて戻ってきます。
かいまるが無事戻ると、なぜか河童さんもついてきます。この子のお悩みを解決してあげると見返りがあるということなので、楽しみにしていましょう!
さらに……
ぬわ〜〜〜! 念願のにゃんこが登場〜!!!! わんこも嬉しいけど、にゃんこもきてくれるなんて。。。でもこの子、何もしません(笑)。ただの癒しです。わんこは、日中人間をひとり連れて、近隣の鬼のいない安全な場所でキノコを採ったり、塩を探したり、肥料の元となる原料など探したりなど大活躍なのですが、にゃんこは縁側で寝てたり、かいまるの近くをウロウロしているだけ 。大きな期待はしないでくださいね!
5年目から一気に収量が増えた!! 食料に困ることなく暮らせる喜び
さぁそろそろ5年目の秋が近づいてきました。サクナヒメの稲作レベルも上がっているので、稲刈りのスピードもかなり早くなっています。 バトルダンジョンでのレベル上げに加えて、稲作もやればやるほど「技」が習得できるようになり、これまで1本しか苗が植えられなかったものが4本になったり、稲刈りのスピードがアップしたりしていきます。5年もするとこのスピード!
5年目ともなると、稲刈りはこのスピード!!!!#SAKUNA #NintendoSwitch pic.twitter.com/lhiHSurfm4
— つるたちかこ (@chika_ziburi) November 20, 2020
しかも、キンタに頼んで「千歯こき」も作ってもらえたので、今までの「こきばし」から一気にスピードアップ!
バトルダンジョンの方は、うまい米を作れば作るほどサクナヒメのHPとなる「命」がレベルアップしていき、食べるものによって、技・力・体力・神気・運気・食力が変化します。私の嗜好で(笑)サクナヒメたちは「白米」を食べていますが、食べる内容によって力のつき方がわかるようになってきます。
稲作ターン、バトルターンをどちらも頑張りながら挑んだ5年目。気になる収穫量は……
きましたー!! 168!!!!!!
これで1年は、なんの心配もなく毎日美味しい白米を食べられるー!! 嬉しい!
やっと収穫量が増えてきた5年目。安定的に収穫量を確保できてきたので、6年目以降で検討したいのは「味」です。お米は加える肥料によって土の養分が変わってきたり、暑さや病気に強い稲になったりします。
こちらのチャートをご覧いただくとわかると思うのですが、4年目から5年目にかけては「量」が伸びています。
しかし量だけが増えても「粘」「美」「香」「味」「硬」のバランスが悪いと全体の「格」、そうお米の質に影響するわけです!! これはリアルな稲作でも同じで、このチャートがパーフェクトになるようなお米を目指して農家さんが日々努力されているのです。一粒一粒、味わって食べたい気持ちになりますよね!
ちゃんと収穫量を増やしつつ、うまい米を作る! 文字だけみたらどこかの農家さんの記事かと思ってしまうかもしれませんが、あくまでゲームでのお話(笑)。6年目以降は「味」にこだわった米作りをしていきたいと思っています。サクナヒメがバトル・ダンジョンで勝てるような美味しいお米を食べさせたいっ! そんな思いを抱えつつ、引き続き『天穂のサクナヒメ』を楽しんでいきたいと思います。