任天堂の携帯ゲーム機・ゲームボーイアドバンスはいまだに高い人気を誇っていますが、この懐かしのハードウェアを据え置きゲーム機のように改造できる「GBA HDMI Kit」がクラウドファンディングのKickstarterでキャンペーンを行っています。
目標額は約5万ドルで、残り32日で(記事執筆時点)約2万3000ドル、148人のバッカーを集める好調な滑り出しのようです。
この改造キットはゲームボーイアドバンス(GBA)から基板を取り出し、ケーブルで繋いで挟み込み、ハンダ付けも不要でネジ止めするだけで据え置き版ゲーム機に生まれ変わらせるというものです。さらに、GBA側の余ったゲームパッドも再活用できる基板も付いてくる無駄のなさです。
改造GBAはHDMIないしAVケーブルでテレビに繋いで大画面でプレイできるほか、Bluetoothレシーバー内蔵のため各種ゲームパッド(PS4、PS5、Switch Pro、Xbox One)も無線接続して使うことができます。
レトロゲーム改造YouTubeチャンネルのMacho Nacho Productionsでは、商品が届いてから開封する様子やキットの組み立て方、そしてどのように動作するか、ざっと分かる動画が公開されています。
オリジナルのGBAを愛する人達からは「画面アスペクト比が違う」など突っ込まれつつも、それ以外は完璧だとの声が寄せられているよう。もしも資金調達に成功すれば、今年の7月には配送が始まる予定です。
GBAシリーズは改造マニアにも人気が根強く、GBA SPをJoy-Con接続やテレビ出力できる「2003年のスイッチ」と化した人や、Raspberry Piを使って力づくで初代プレステ用ゲームを動かした例もあり、この改造キットも広く人気を集めるのかもしれません。
Source:Kickstarter
via:Nintendo Life