ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は10日、PlayStation3とPlayStation VitaおよびPlayStation Vita TV向けにシステムソフトウェアアップデートを開始したと発表しました。
最新ファームウェアのバージョンは、PS3が4.89でVita向けが3.74。それぞれPS3は約11ヶ月ぶり、Vita側は約31ヶ月ぶりのアップデートとなります。
どちらもアップデート内容は同じであり、「アカウント保護のため」とされています。まず、PlayStation Networkへのサインイン時に機器設定パスワードの入力が必要になりました。
またPSNのアカウントの作成およびアカウント管理を、本体から利用できなくなりました。要するに、PS3やVitaモデルを買ってから新規にアカウントを作ったり設定を変更できなくなったわけです。
SIEはその代わりに「PCまたはスマートフォンのブラウザーで、より高性能、高速、安全なアカウント管理機能をご利用ください」と案内しています。
特に新機能の追加もなく、ただアカウント関連機能が制限されただけですが、ここ最近のSIEの動きを振り返ればなんの不思議もありません。
まず昨年初めにPS3およびVita向けのストア終了を予告したところ、多くのユーザーから継続を望む声があったために撤回されました。が、ウェブを経由してストアにアクセスはできなくなるなど、ストア終了は着実に迫っているようです。
まもなく6月からPS Plusの新サービスが始まり、PS3やVitaのゲームも遊べるようになりますが、欲しいゲームが提供されるとは限りません。今のうちに両ハードのゲームに買い残しがないか、ストアをチェックしておきたいところです。
Source:Playstation.com(1),(2)