人気携帯ゲーミングPC「Steam Deck」、新規の予約でも年内に発送! かつてない速さで作ってます

ink_pen 2022/8/4
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人気携帯ゲーミングPC「Steam Deck」、新規の予約でも年内に発送! かつてない速さで作ってます
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

携帯ゲーミングPCのSteam Deckは、まるでNintendo Switchのような見かけで(サイズは一回り以上デカいですが)どこでもSteamゲームを遊ぶことができます。その手軽さやお求めやすい価格が大人気を呼び、予約を申し込んでから発送までかなりの時間を待たされることになっていました。

↑Steam Deck

 

しかし販売元のValve社が予想よりも生産を早く進めているため、これから新規に予約した人でも2022年内に商品を受け取れるとの声明を出しました。

 

同社のブログ記事によると、Steam Deckの出荷を遅らせていた原材料不足によるサプライチェーンの問題の数々は少しずつ解消されつつあり、より多くの製品をかつてない速さで量産できるようになったそうです。

 

そのため、発送が「(2022年)第4四半期以降」とされた人の多くは第3四半期(7~9月)に繰り上げられるとのこと。つまり、一部の人には予定よりも早くSteam Deckがお手元に届くというわけです。そこから漏れた人も第4四半期(10~12月)の予約枠となり、やはり前倒しとされる見通しです。

 

そして7月末現在での新たな予約は第4四半期の枠に入れられ、その枠があふれた場合は次の四半期(つまり2023年1~3月)に回されるそうです。自分がどの予約枠に入れられているのかは、Steamにログインした状態でこちらから確認できます

 

Valve社は数か月前にも、一部の予約につき出荷を加速するとアナウンスしています。が、やはり半導体不足が完全には解消していないためか、「メールを受け取ってから72時間以内に購入」の条件が付いている余裕のなさでした。それがようやく、本格的に状況が良くなるようです。

 

とはいえ、まだSteam Deckを予約できる地域は限られており、今なお米国、カナダ、EU加盟諸国とイギリスのみ。またストレージ容量別に3つあるモデル(399.99ドル~649.99ドル)の定価はドル建てでは上がっていませんが、その一方で発売当時の2月よりも円安が進んでしまいました。日本で予約できるようになる頃には、おいくら万円になるかは気になるところです。

Source:Steam
via:Wccftech

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