ソニーは29日、モバイルゲーム開発会社のSavage Game Studiosを買収したことや、新たに設立するPlayStation Studiosのモバイル部門に加入させることを発表しました。
「コンソール用ゲーム機用の開発とは別に」つまりPS4やPS5用ゲーム開発部門とは独立して運営され、そもそも「PlayStationや私たちのゲームになじみのない消費者」=プレステのゲームを触ったこともなく、あるいは知らない人たちにゲームを届ける目標が強調されています。
このSavage Game Studiosはまだゲームを制作したことがないようですが、共同創設者らは世界的に大成功を収めた数々のIP関連のモバイルゲーム開発に関わっていたそうです。そしてPlayStationの新規および既存のIPをベースに、外出先でも楽しめる「革新的なゲーム体験」に力を入れていくとのことです。
また、Savage Game Studiosは現在「未発表の新しいAAA級モバイルライブサービスアクションのモバイルゲーム」に取り組んでいると述べつつ、それ以上の詳細は明かしていません。
ここでいうライブサービスとは「基本無料でアイテム等で課金」するゲームのことで、ソニー傘下にあるBungie開発の「Destiny 2」が成功を収めているスタイルです。今のところ「Destiny 2」はPS4/PS5やPC版に限られていますが、スマートフォン向けに広げて行くのかもしれません。
ソニーは今年5月の事業説明会でも、今後はゲーム部門でPCとモバイル部門の比率を増やしていく方針を打ち出していました。PS4/PS5とモバイルとは完全に色分けされており、どうやらPS Vitaのようなモバイルゲーム機を再び投入する気はなさそうです。
Source:PlayStation.Blog