人気の携帯ゲーミングPC「Steam Deck」が日本でも予約受付が始まり 、年末までには出荷される見通しです。いろいろなゲームを遊びたいところですが、歴代ゲームボーイのタイトルをPCで遊べるようにするアダプターがSteam Deckにも対応していることが確認されました。
「GB Operator」の製造元であるEpilogueは、Steam DeckにGBA(ゲームボーイアドバンス)専用ゲーム『マリオカートアドバンス』(海外名は『Mario Kart Super Circuit』)のタイトル画面が表示されたところを公開しました。
It’s official – enjoy your childhood cartridges, now on SteamDeck! Today we validated at the office that GB Operator and the Operator app are fully compatible with Steam OS and run impeccably on SteamDeck. This makes the experience fun and portable, we're happy to support it ?? pic.twitter.com/Ik4Pc6xPny
— Epilogue (@meet_epilogue) October 13, 2022
公式ツイートでは「我々はオフィスでGB OperatorとOperatorアプリがSteam OSと完全に互換性があり、Steam Deck上で非の打ちどころがなく動くことを検証しました。これにより体験は楽しく、ポータブルになります、私たちはサポートできることを嬉しく思います」と述べられています。
このGB Operatorは、ROMカートリッジを挿せる外付けのデバイスです。対応ソフトはゲームボーイとゲームボーイカラー、GBAの3種類であり、これまでWindows PCやMacに公式対応していました。なんとポケットカメラにも対応しており、撮影したデータを吸い出すこともできます。
ゲームを遊ぶには本物のカートリッジを挿してアダプターをUSB接続してから、PC上でエミュレーター「Operator」を動かします。対応OSはWindows、MacとLinuxですが、Steam DeckのSteamOSもLinuxベースのため対応できたと思われます。
YouTubeなどでレトロゲームのプレイ実況をするうえで心配されるのは、違法コピー品ではないか?と疑われることでしょう。しかしGB Operatorを使えば、本物のカートリッジを使っていることを映像にして伝えられます。
とはいえ、それで法的に問題がないかどうかは専門的な議論が必要でもあり、エミュレーターによるプレイが100%合法とも言い切れません。もしGB Operatorを使ってレトロゲームを遊ぶ場合は、自己責任のもとでお願いします。
なおGB Operatorの価格は49.99ドル(10月17日現在で約7400円)。輸入代行業者によっては違う商品を送りつけてくることもあるので、しっかり評判をチェックしておきたいところです。
Source:Epilogue(Twitter)
via:Gamesradar