若い女性の飲用シーンに変化の兆し!「アサヒ ビアリー」が生産増するほど売れている

ink_pen 2021/11/10
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若い女性の飲用シーンに変化の兆し!「アサヒ ビアリー」が生産増するほど売れている
中山秀明
なかやまひであき
中山秀明

GetNaviお酒・グルメアドバイザー。GetNavi内食・外食のトレンドに精通した、食情報の専門家。現場取材をモットーとし、全国各地へ赴いて、大手メーカーや大手小売りから小規模事業者まで、幅広く取材している。酒類に関する知識量の多さでは、大手ビールメーカーでも一目置かれる存在。GetNavi・GetNavi webのほかに、テレビや大手企業サイトのコメンテーターなど幅広く活躍。

アルコール0.5%の“微アル”で話題の「アサヒ ビアリー」ですが、第2弾として「アサヒ ビアリー 香るクラフト」が新発売されました。首都圏、関信越で先行発売されていた第1弾との味の違いは? ノンアル・ローアルコール市場のトレンドはどうなのか?といった点をレポートしたいと思います。

 

↑左が「アサヒ ビアリー」で、右が「アサヒ ビアリー 香るクラフト」。ともにアルコールは0.5%で、希望小売価格は350mlで税込195円です

 

ビアリーは既存のノンアルビールより女性若年層が積極購入

改めて、「アサヒ ビアリー」誕生の背景から解説します。世界的なダイバーシティ(多様性)の流れに付随して、日本においても働き方改革などが提唱されるなか、お酒の飲み方にも多様性が問われるようになっていました。

 

加えて、コロナ禍をきっかけにライフスタイルがいっそう多様化し、自分のペースで人生を楽しむ人が増えてきています。そこでアサヒビールが2020年末に提唱したのが「スマドリ(=スマートドリンキング)」という理念。

 

これは、お酒を飲みたい時、飲めない時、そしてあえて飲まない時、飲む人も飲まない人も、ひとりひとりが自分の体質や気分、シーンに合わせて適切なお酒やノンアルコールドリンクをスマートに選べる飲み方のこと。

 

↑アサヒビールはアルコールに関する取り組みも発表

 

この、「スマドリ」の考え方に基づいて販売されたのが「アサヒ ビアリー」です。2021年の3月30日から首都圏、関信越エリアの1都9県で先行発売され、6月29日からは全国発売が開始しました。

 

↑アルコール0.5%は、法律上の区分では炭酸飲料。飲み過ぎはNGですが、法的にはお酒ではありません

 

「アサヒ ビアリー」の先行発売から2週間後にアサヒビールが実施した調査では「飲用後の満足度」「継続飲用意向度」の数値が高く「今までのノンアルとは味が違う」「こういった商品が欲しかった」という評価が多かったとか。

 

また、ビールテイスト飲料全体と比較すると、「アサヒ ビアリー」は20~30代の購入金額が高く、また女性若年層の購入が多いのが特徴。(アサヒビール調べ)。女優の本田翼さんとロックバンド「OKAMOTO’S」のハマ・オカモトさんがTVCMに出演していることも関係していそうですが、少なからず若い女性の飲用シーンに確かな影響を与えているようです。

 

↑「アサヒ ビアリー」のTVCMの一部

 

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