若い女性の飲用シーンに変化の兆し!「アサヒ ビアリー」が生産増するほど売れている

ink_pen 2021/11/10
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若い女性の飲用シーンに変化の兆し!「アサヒ ビアリー」が生産増するほど売れている
中山秀明
なかやまひであき
中山秀明

GetNaviお酒・グルメアドバイザー。GetNavi内食・外食のトレンドに精通した、食情報の専門家。現場取材をモットーとし、全国各地へ赴いて、大手メーカーや大手小売りから小規模事業者まで、幅広く取材している。酒類に関する知識量の多さでは、大手ビールメーカーでも一目置かれる存在。GetNavi・GetNavi webのほかに、テレビや大手企業サイトのコメンテーターなど幅広く活躍。

香るクラフトはジューシーなフレーバーが印象的

ここからは、「アサヒ ビアリー」と「アサヒ ビアリー 香るクラフト」それぞれの特徴や味わいをレビューします。基本的な製法に関してはどちらも、オリジナルのベースビールを醸造したあとに、アルコールだけを抜き取る蒸溜技術を採用。これにより、本来のビールを感じさせるおいしさを実現しています。

 

確かにビールに比べればライトですが、それでも「アサヒ ビアリー」は水っぽさがなく、麦汁由来のうまみとコクがしっかり。0.00%のノンアルコールビールテイスト飲料とは一線を画す、リアルなうまさが体感できます。

 

↑グラスに注ぐと泡立ちもパワフル。心地いいのどごしに加えて、苦味やキレに関しても物足りなさは感じません

 

一方の「アサヒ ビアリー 香るクラフト」は、白いパッケージで上品かつやわらかな印象。リリース情報によると、麦のうまみとコクに加えて、フルーティーで華やかな香りに特徴をもたせたとのことです。

 

↑「アサヒ ビアリー 香るクラフト」は、「アサヒ ビアリー」が全国発売された6月29日より、首都圏、関信越エリアの1都9県で発売されています

 

飲んだ第一印象は、「香るクラフト」というネーミングに納得できる、クラフトビール的な香りです。クラフトビールといってもビアスタイルは幅広いのですが、柑橘系からトロピカルフルーツ寄りのジューシーな方向性で、苦味を抑えたセッションIPA(インディアペールエール)や、ペールエールといったところでしょうか。

 

↑こちらも泡立ち良好。華やかな香りに由来するボリュームがありつつ、キレもあってすっきりとした飲み心地です

 

日本で先行していたアルコール度数が小数点以下のビールテイスト飲料に、イケアがスウェーデンの「オムニポロ」とコラボして発売している「Omnipollo Reference Pale Ale オムニポロ レギュラー」(税込290円/アルコール0.3%)がありますが、「アサヒ ビアリー 香るクラフト」はこちらに近い印象です。

 

アサヒビールは「アサヒ ビアリー」の好調を受け、「アサヒ ビアリー 香るクラフト」ともに生産設備を2倍に増強するとのこと。今後、アルコール度数1%以下の商品が他社を含めどんどん出てきたら、ますます市場は面白くなるでしょう。いずにれせよ、“微アル”にはいっそう注目です。

 

 

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