身体に疲れが溜まってくると、したくなるのがストレッチ。
しかし、千葉県市川市にある疲労回復専門ジム、LOHASKIN(ロハスキン)のトレーナー・瀧本銀次朗さんによれば、「身体の硬い人は、普通にストレッチしても身体は柔らかくならず、疲れもとれにくい」のだそう。その理由はなぜなのか? 対処方法はどうすれば? 瀧本さんから訊いてみました。
【ナビゲータープロフィール】
瀧本銀次朗さん
体育大学卒業後、バレーボールチーム「千葉ゼルバ」などのトレーナーを歴任。そののち、24時間営業ジム各店舗のマネージメントを行う。現在は、千葉県市川市に疲労回復専門ジム「LOHASKIN(ロハスキン)」を開業、”鍛えないジム”として新時代のフィットネス普及のために活動している。
身体の硬い人が身体を柔らかくするために必要なこと
なぜ、身体の硬い人は普通にストレッチを頑張っても身体が柔らかくならないのか? 瀧本さんによればその理由は以下の3つがあるのだそう。
- ストレッチの正しいポーズが取れない
- 筋肉だけでなく、筋肉を包む筋膜まで硬くなってしまっている
- ストレッチで伸ばしにくい筋肉まで硬くなっている
これだけ聞くと、「じゃあストレッチしても無駄じゃないか……」とお思いのあなた、安心してください。ちゃんと対処方法があるそうです。それは、ストレッチをアシストするアイテムを使うこと。そこで今回は、瀧本さんに4つのアイテムを紹介してもらいます。身体の硬さにお悩みのあなたも、その悩みとおさらばできる日がすぐ来るはずです!
【ストレッチのポーズをアシストするアイテム】
[その1]
股関節が硬くても安心! 開脚ストレッチが楽々できるクッション
サンテプラス
フレックスクッション
実売価格1万584円
開脚ストレッチを行う際にお尻の下に敷くクッション。適度な傾斜と高さにより、身体の硬い人でも背中を丸めずに開脚ストレッチを行うことができます。
「身体の硬い人のほとんどが、身体を前へ倒そうとしたときに背中を丸めてしまいます。これでは、本当に伸ばしたい股関節周りの筋肉がストレッチできません。フレックスクッションを使うことで開脚の姿勢が取りやすくなり、効果的なストレッチを行うことができます。」(瀧本さん)
[その2]
パートナーにアシストしてもらうような感覚を味わえるトレーニングチューブ
リクライ
トレーニングチューブ
実売価格1375円
筋トレからストレッチまで幅広く使いまわせるトレーニングチューブ。ラバー素材を採用していて滑りにくく、強い耐久力を誇ります。
「身体が硬いとストレッチのポーズを保つことが難しくなります。また、きついポーズを無理に続けると身体に力が入ってしまい、筋肉が伸ばしにくくなってしまいます。チューブを使うことで、パートナーにストレッチの補助をしてもらっているような状況を作ることができ、リラックスした状態でストレッチに集中できます。」(瀧本さん)
【筋膜の硬直を緩めるアイテム】
[その3]
ストレッチしやすい身体をつくるフォームローラー
トリガーポイント
グリッドフォームローラー
実売価格5400円
筋膜をほぐすほか、関節の可動域拡大や血行促進に効果的なアイテム。ストレッチ前に、グリッドフォームローラーを使うことで筋膜を緩め、筋肉をストレッチしやすい状態にすることができます。
「筋膜が固まっていると、その中にある筋肉を伸ばそうとしても伸ばすことができません。ストレッチ前の準備として、筋膜をほぐしておきましょう。」(瀧本さん)
【ストレッチしにくい筋肉を伸ばすアイテム】
[その4]
狙った筋肉をピンポイントでほぐすマッサージボール
トリガーポイント
マッサージボール MB1
実売価格2484円
どこへでも携帯できる、コンパクトサイズのマッサージボール。マッサージセラピストの手技のような感覚を再現した特殊構造になっており、簡単にセルフマッサージを行うことができます。
「小さな筋肉や深部の筋肉は、ストレッチでは伸ばしにくいうえ、そこが硬いとストレッチのポーズがとりにくくなってしまいます。マッサージボールを狙った筋肉に当てて圧迫することで、そういった筋肉をほぐすことが可能です。ぜひ、ストレッチの前に使ってください!」(瀧本さん)