リモートワークで難しいことのひとつが、仕事とプライベートの境が曖昧なこと。家の中で仕事を行い、「今日の仕事はここまで!」と就業時間を終えたとしても、頭も体がはっきりと、オフに切り替わるわけではなく、その後の時間もオン状態を引きずってしまうことがあります。こういった悩みは新型コロナウイルス感染拡大以降、よく耳にすることですが、そんな中、4人の専門家によって開発されたのが、体の「オン・オフ」をたった3分間で変えられるボディワーク「究極のひと休み」。
このボディワークは「体をオンに持っていくための『POWER』」、「体をオフに持っていくための『CALM』」の2種類あります。今回、その体験会に参加してきました。さらにこのボディワークと連動して発表された次世代型フリージングデバイス「ston(ストン)」についても注目したいと思います。
「体をオンに持っていくためのボディーワーク『POWER』」のやり方
朝、起きても「なかなか体が目覚めないなぁ」なんていうことはよくあります。こういった際、無理なく「オン」状態に持っていくためのボディワークがこの「POWER」。簡単ですので、ぜひこれを読みながらやってみてください。
POWER.1 リズムよく骨に響かせるタッピング(30秒)
①椅子などに座り、鎖骨の上に両手の指先を当て、トントンと優しく鎖骨を叩いていく。
②次に眉間に両手の指先を当て、トントンと優しく叩きながら、こめかみのほうへズラしていく。
③耳の下から口元へトントンと触っていく。
POWER.2 目元をスッキリさせる副鼻腔タッチ呼吸法(30秒)
①眉毛に中指を当て、小鼻の脇に薬指を当て、こめかみに親指を当てる。
②呼吸を整えながらそのまま遠くを見る。
POWER.3 複雑な動きで脳を起こす。左右で競う足じゃんけん(30秒)
①「グー」=足の指をぎゅっと握る、「パー」=足の指を開く、「チョキ」=親指だけを上げて、他の指は丸める。リズムよく、できるだけ大きくこの3つの動作を繰り返す。
②慣れてきたら、右足・左足でじゃんけんをする。
POWER.4 全身の巡りを良くする頸椎と足首のストレッチ(30秒)
①耳の後ろのポコっとした骨を中指で触る。そのまま指を下に降ろしたところにあるくぼみを内側に向かって押していく。
②くぼみを押したまま首を左右に動かしていく。
③慣れてきたら足を左右に動かす
POWER.5 心拍数を上げ体をオンにする腸腰筋(ちょうようきん)ストレッチ(30秒)
①椅子の背もたれから背中を離し、腕を組む。
②腰から上をブラさないようにして、足を交互に上へと上げていく。
POWER.6 仕上げに呼吸を楽にする前鋸筋(ぜんきょきん)ストレッチ(30秒)
①右手を左脇腹に当てる。左手を左の肩に置く。
②肘を前から後に大きく回す。肘を目で追いかけるようにする。
③①~②を15秒間繰り返した後、反対の動作を行う。
「体をオフに持っていくためのボディーワーク『CALM』」のやり方
もう寝なければいけない時間なのに、体が落ち着かず寝つきが悪いなんてこともあります。そういった際に効果が出るボディワークがCALM。心と体をリラックスさせることができますので、ぜひやってみてください。
CALM.1 肩甲骨(けんこうこつ)を整える菱形筋(りょうけいきん)ストレッチ(30秒)
①前習えをして手を組む。肘を軽く曲げて胸の前で楕円形を作る。
②背中を丸めて猫背にし、そのまま手を遠くに伸ばしていき、深呼吸をしながら30秒間キープする。
CALM.2 凝った首肩を伸ばす、僧帽筋(そうぼうきん)上部ストレッチ(30秒)
①両手を組み後頭部へ当てる。そのまま頭を手で引っ張り出す。
②深呼吸をしながら、30秒間キープする。
CALM.3 あえて力んで緊張をほぐす、10秒で力みリセット(10秒)
①腕をだらんとした後、肩に力を入れ、耳にギューっと近づけキープ。
②①の形を10秒ほど続けた後、一気に力を抜きストンと肩を落とす
CALM.4 足の凝りをほぐす、母趾外転筋(ぼしがいてんきん)マッサージ(40秒)
①片方の足を組み、内くるぶしとかかとの間に親指を置く。
②20秒ほどグリグリとほぐし、反対側も同じ動きで20秒ほど行う。
CALM.5 押してむくみを和らげる、ふくらはぎリセット(40秒)
①片足を組む。ふくらはぎの真ん中に親指を当て、グリグリとほぐしていく。
②20秒ほど繰り返し、反対側も同じ動きで20秒ほど行う。
CALM.6 脳と体をクールダウンさせるための「オフ」を感じる深呼吸(30秒)
①顎の力を抜き、そのまま軽く目をつむる。
②右手をお腹に当て、左手を腰に当て30秒間深呼吸を繰り返す。
「POWER」「CALM」を終えて…
このボディワークプログラム、筆者も実際にやってみました。あくまでも個人の感想ではありますが、効果が出ていると思います。体験会後も何度か試していますが、特に夜、妙に頭が冴えてしまい寝られなくなった際に行う「CALM」は気持ちがリラックスして、モードが変わってすぐに入眠することができました。そして朝目覚めてから行う「POWER」も、緩やかにオンモードに体を持っていけている実感がありました。いずれも手軽にできますので、「オン・オフ」に悩まれている方はぜひやってみてください。
また、体験会では次世代フリージングデバイス、ストンの発表も行われました。コロンとした石をモチーフにデザインされたプロダクトで、一息吸うだけで気持ちのモードを「オン」または「オフ」に持っていけるもの。1カートリッジあたり約250回の吸引で、新しい「ひと休み」体験ができます。ボディワークプログラムと合わせてチェックして欲しいアイテム。ノンニコチン、ノンタールです。
「究極のひと休み」の生の体験談を、モデルの2人に聞いた
最後に体験会にモデルとして登壇された碧井エリさん、緑川大陸さんの2人に話を聞きました。
ーー「究極のひと休み」のボディワークプログラムを実際にやられた感想をお聞かせください。
緑川大陸さん(以下、緑川) 今回の体験会の前から先生に教わり、このボディワークを行っていましたが、本当に無理なくやりやすい動きが多くて良いなと思いました。自分は緊張しないタイプなのですが、普段生活をしていて「ここはがんばらなくちゃいけないぞ」というときには、プライベートでも「POWER」の動きをやったりして、気持ちを高めたりしています。
碧井エリさん(以下、碧井) 私は逆に普段から体が固まりやすく緊張しやすいタイプなんですよ。なので、今回の「究極のひと休み」を知る前まで、色々なストレッチを試していたんですけど、やっぱりそれなりに時間がかかるものが多かったんです。そうなると、途中で挫折して続けることができないことばかりでした。
でも、「究極のひと休み」はコンパクトに3分間でまとめられていますからね。教えていただいてから自宅でもやっていますが、「これなら続けられそう」と思っています。今は体験会を終えたばかりですが、手先が温かくなっている感じがします。なので、ぜひ多くの人に試していただきたいですね。
ーー今回の体験会と合わせて発表されたフリージングデバイス、ストンはいかがですか?
碧井 今回の先生方からも「深呼吸は大事」と聞いていましたが、普段生活をしていると、意識的に深呼吸をすることを忘れてしまうことも多くありました。でも、このストンは「意識的に吸う」という行動になるので、同時に「深呼吸を忘れない」ことにも繋がるかなと思っています。
緑川 そうですね。実際にストンの「POWER」を吸うと「オン」モードになった気にもなりますし、「CALM」を吸うと「オフ」モードになった気にもなります。ぜひ今回のボディワークプログラム「究極のひと休み」と合わせて使っていただけると良いと思います。
どんなときも体を健康状態に保つボディワークプログラム「究極のひと休み」。本当に簡単ですのでぜひ挑戦してみてください。さらにストンという新しいフリージングデバイスを使ってみることで、これまでになかった清々しい「オン・オフ」を感じることができるかもしれませんよ。
撮影/我妻慶一
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