ヘルスケア
2023/6/14 6:30

「家庭用エコー」で妊婦の9割以上が不安減!産前産後うつ予防にも期待

日本女性財団は、Border(ボーダー)と共同で、妊産婦健康支援の一環として、国内の妊婦および出産後1年以内の妊産婦を対象とした「家庭用超音波エコー使用による妊産婦(夫婦/パートナー)の心理・態度変容に関する調査」を実施、発表しました。

↑今回の調査は家庭用エコー経験ユーザーと非ユーザーを対象に実施。写真は超⾳波エコーを使う「ポケマム

 

同調査では、フェムテックのひとつである家庭用エコーを使用し胎児の様子を見ることが、妊産婦およびそのパートナーへどのような影響があるかについて、2023年4月にインターネット上で602名の妊産婦を対象に行なっています。

 

67.6%の妊産婦が、妊娠に関して「やや不安」「とても不安」に感じたと回答。「胎動を感じられないとき」に不安を感じたと答えた女性は69.2%でした。しかし家庭用エコー使用した女性では、それにより「妊娠中の不安が少なくなった、解消した」という回答が97.5%にのぼり、家庭用エコー使用が妊娠時の不安軽減に役立つことが示唆されました。

 

また、家庭用エコー使用により、76.7%が「パートナーの妊娠に対する理解度やサポートが向上した」と回答。「妊娠以降、パートナー(配偶者)はあなたの心身をどの程度気遣っている(気遣っていた)と思いますか?」という問いに対し、家庭用エコー使用者の91.1%が「とても気遣っていた」「少し気遣っていた」と回答したのに対し、エコー非使用者では 76.3%でした。

 

別の調査では、4人に1人が産後うつを発症しているという結果もあり、その原因は妊娠・出産に対する不安や、周囲のサポート不足による孤立と考えられています。今回行なった調査では、家庭用エコー使用により85.1%が「パートナーとのコミュニケーションが増えた」と回答し「周囲の人たちとのコミュニケーションが増えた」との回答も61.9%となりました。

 

【調査内容詳細】
・調査主体(共同リリース):⼀般財団法⼈日本⼥性財団 、株式会社Border
・調査件名:「家庭⽤超⾳波エコー使⽤による妊産婦(夫婦/パートナー)の⼼理・態度変容に関する調査」
・家庭⽤エコー経験者使⽤製品:レキオパワー社製 US-304ポータブル超⾳波エコー「ポケマム」https://pockemam.com
調査実施:株式会社クロス・マーケティング
調査対象:現在妊娠中〜出産後1年以内の妊産婦
調査対象数(定量調査):日本国内:602⼈(家庭⽤エコーユーザー202⼈、⾮ユーザー400⼈) 調査期間:4月22日〜4月30日実施
調査⼿法:①インターネットによる定性調査②個別インタビューによる定性調査「エコー使⽤による妊産婦向けの⼼理態度変容調査4月22日〜4月30日実施」