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2025/6/15 20:00

いままでの「焼き魚の手間」は何だったんだ? レコルト「ハイスチームエアーオーブン」で旅館級の和朝食が完成!

「フルタイムで働きながら、健康的でおいしい食事を毎日作る」って、あまり現実的じゃない気がしませんか? 筆者の場合、朝は決まってグラノーラ、夜は作り置きで「しのぐ」毎日。料理や食事を楽しむ余裕はありませんでしたが、レコルトの「ハイスチームエアーオーブン」を使うようになってから、食生活がグレードアップ! 忙しい朝、疲れ果てて帰宅した夜でも、ぱぱっとおいしい料理を作れるようになりました。しかも、お手入れは超カンタンなのです!

↑ レコルト「ハイスチームエアーオーブン」。カラーは、筆者が使用した「クリームホワイト」に加え、「ナチュラルブラック」を用意。空気吸込口や吹き出し口をふさがないよう、上面、背面、側面を壁や家具などから20cm以上離した、水平な場所に置いて使います。

 

「ハイスチームエアーオーブン」は55〜200度の幅広い温度帯の庫内に蒸気を送り込み、大型ファンが熱風を循環させることで、食材の潤いを閉じ込めながら焼き上げる「ハイスチーム」と、熱風によって360度ムラなく加熱する「ノンフライ調理」モードの「エアーオーブン」という二つの調理法があります。このほか、両者を掛け合わせた「コンボモード」を備えており、付属のレシピブックに従えば、届いたその日から和洋中、多様な料理を作れます。

 

【焼き魚】魚をグリルで焼いていた頃には戻れない!

できることが多いにもかかわらず、使い方はシンプルです。本体下部の取っ手を引くと出てくる「バスケット」に「内アミ」を敷き、その上に食材を置いたらバスケットを本体にセット。あとは作りたいメニューに応じて、本体前面にあるパネルを操作して「ハイスチーム」か「エアーオーブン」の調理法を選び、温度や調理時間を設定するだけです。ハイスチームの場合は、本体背面の「水タンク」に注水する必要がありますが、手間というほどのものではありません。

 

「習うより慣れよ」ということで、まずは焼き魚の調理に使いました。ただ私がやったことは、(1)水タンクへの注水、(2)バスケット内「内アミ」上に魚の切り身を二つ並べる、(3)「ハイスチーム」で「190度、15分加熱」をセット ……たったこれだけ。作業は1分くらいなので、忙しい朝でもこのくらいはできます。

↑前夜、仕事帰りに駆け込んだスーパーで買った特価の切り身。ろくに下味をつける余裕もなく、「ハイスチームエアーオーブン」行きにしました。一度に二切れ焼けるのもありがたいです。

 

「ハイスチーム」モードなので蒸気が出る音がたまにしますが、うるさくは感じません。においもさほど気にならず、においが製品付近に留まっている感があります。

 

とにかく、途中で火加減を調整したり、裏返す必要もないのがうれしい!朝の身支度を進めている間に焼き魚が出来上がりました。身はふっくらとしてジューシー、皮はパリッとした理想的な仕上がりに! 余分な脂も落ちていて、ヘルシーです。

↑どこかの旅館で出される朝ごはんのようでしょう? 筆者の、ある平日の朝食です。

 

疲れて帰宅しても15分でおいしい焼き魚ができるので、レンチンご飯やインスタントみそ汁を添えれば、お手軽和定食が完成します!慣れると本当にラクちんなので、朝だけでなく、夜にも食べるようになりました。

 

焼き魚を作る際、選択肢がグリルしかなかった頃には考えられなかった変化です。作り置きのストックが切れた時、あるいは「作り置きを食べる気分じゃないな」というときに、とても救われます。

 

【サラダチキン】2枚まとめての作り置きもラクちん!

筆者にとって、サラダチキンは作り置きメニューの鉄板。ただ消費量が多いだけに、こまめに作り置かねばならず手間がかかっているのも事実……。少しでもラクができるならと願いつつ、「ハイスチームエアーオーブン」で作ってみました。

 

大まかな手順は焼き魚と同じ。鶏むね肉を用意し、フォークで全体を刺して穴をあけ、酒や塩、鶏がらスープの素をすり込み、下味をつけます。鶏肉の皮目を上にし、バスケットの内アミの上に置き、本体にセットしたら「ハイスチーム」モードを選び、水タンクに注水して100度で25~30分調理。あとはお任せです。

 

レシピブックには、分量が鶏むね肉1枚(約350g)での調理方法が載っていました。同時に2枚作れたらもっと効率が良くて助かるのに! ということでレコルトに問い合わせてみたところ、肉1枚分での温度と調理時間で加熱し、「透明な肉汁」が出れば2枚調理してもOKとのこと。

↑ずっしりと重たげな鶏むね肉を2枚投入。

 

できたてを頂きました。しっとりとしておいしく、食べ応えがあります。一度にこれだけ作れれば、作り置きの頻度も減らせそうです。そのまま食べてもいいですし、サンドイッチの具やおつまみにしても良いので、冷蔵庫にストックがあるだけで大助かりです。

↑完成したサラダチキン。ちなみに、「ハイスチーム」モードでの調理時は、水タンクへの注水が足りないとアラートで教えてくれます。

 

サラダチキンはこれまで湯せんかレンチンで作っていましたが、「ハイスチームエアーオーブン」だと、こんなメリットがありました。

 

・洗い物やゴミが必要以上に出ない
・お湯を沸かさなくてよい(下味をつける以外の事前準備が不要)
・途中で様子を見て、加熱時間などを調整せずに済む(ほったらかしでOK)

 

他の作り置きメニューも同時調理する場合、何かと出番が多い電子レンジをサラダチキンに費やさず済むのは大きいです。そういう意味でも効率化が図れました。

 

【バスクチーズケーキ】「パティスリーの手作りケーキ」のような仕上がりに

続いて挑戦したのは、バスクチーズケーキ。スペイン・バスク地方発祥で、表面の濃い焼き色と、クリームチーズをたっぷり使うのが特徴のチーズケーキです。

 

サラダチキンからいきなりレベルが上がったと思うかもしれませんが、私がやったことは「素材を混ぜあわせる」、「付属のインナーポットにオーブンペーパーを敷き、流し入れる」だけです。一番大変だったのは食材集めかもしれません。

↑クリームチーズ、上白糖、卵、生クリーム、薄力粉を付属の「インナーポット」に混ぜいれたもの。ケーキ作りのほか、煮る・炊く・茹でる料理でも活躍します。

 

↑「エアーオーブン」モードで、200度 25分加熱。表面にしっかり焼き色がつきました!

 

粗熱を取って、冷蔵庫で3時間ほど冷やし固めれば、見た目も味も本格的なバスクチーズケーキが完成!

↑一気にまとまった量ができるので、一口大に切り分けて何度も楽しめます。

 

友人にふるまったところ、「チーズの味がしっかり感じられて、クリーミーでおいしい!」との感想を頂きました。市販というより、「パティスリーで丁寧に手作りされたチーズケーキみたい」とのこと。仕上がりからは、ここまで簡単に作れるとは予想がつかないはず……。ちょっと得意な気分になっちゃいました。

 

【サーモンとバジルのグラタン パイ包み焼き】調理後に自己肯定感まで上がる!

付属のレシピブックの中には、「プレミアムレシピ」というカテゴリがあります。明らかに他のレシピとは違う、いわばレストランのメニュー表で見るような料理名がズラリ。「ハイスチームエアーオーブン」を使いたての頃はハードルの高さを感じて作る気が起きなかったのですが、慣れてくると挑戦したくなってきます。

 

材料の中に「冷凍パイシート」とあったので一瞬身構えたものの、これまでとやることは基本的に同じ。食材を切り、バスケット内の内アミ上に並べるのみです。

↑付け合わせの彩り野菜は、洗ってカットし、添えるだけ。味付けは塩を振ったくらいです。

 

パイの表裏を焼くので、「エアーオーブン」モードで190度、15分加熱したら一度裏返しつつ、付け合わせ野菜を取り出します。裏も同様のモード・温度で5分焼いたら完成です。

↑器に盛りつけた図。野菜の彩りと、パイの照り感が食欲をそそります。

 

仕上げにバジルソースをかけて頂きました。しっとり仕上がったサーモンと、サクサクのパイ生地のコントラストが絶妙! 野菜も塩を振って焼いただけなのに、素材本来の甘みが良く引き出されていました。この通り、野菜のグリルも手軽にできます。

 

家でこんなに豪勢な料理が食べられるなんて……しかも自力で作れるなんて! 満腹感だけじゃなく、自己肯定感まで爆上がりです(働いたのはほとんど「ハイスチームエアーオーブン」ですが)。

 

実は一番使っている「総菜の温め直し」

買ってすぐに食べないとしんなりしてしまい、食感が変わってしまう某ファーストフードチェーンのフライドポテトも、「ハイスチームエアーオーブン」にかかれば、あのカリカリ感がすぐに戻ってきます。

↑購入後30分足らずで、しなしなになってしまったフライドポテト。

 

バスケットの内アミにポテトを乗せ、「エアーオーブン」モードの190度で5分加熱した結果がこちら。

↑程よく焦げ色もつき、わずかな時間でカリカリに! 加熱時間を調整すれば、もっとカリカリにしたり、逆にしんなり感を残したりすることもできます。

 

これです、このカリカリ感! イートイン時の食感と味に大差なく、大満足です。

 

フライドポテトだけでなく、あらゆる総菜の温め直しにも応用できます。できたてから時間が経ってもおいしく食べられるのは、働き盛り世代にとってかなりの救いでは。ラップやアルミホイル不要なのでゴミも出ず、エコかつ節約になりますね!

 

レシピブックにないメニューにも挑戦!

レシピブックに記載がないのですが、クッキーも焼けました。材料を混ぜて生地を作り、一口大に成形し、バスケットの内アミにオーブンシートを敷いて並べます。

↑焼く前のチョコレートクッキーです。干し椎茸じゃありませんよ!

 

「エアーオーブン」モードで150℃、10分ちょっと加熱したところ、こんな仕上がりになりました。余熱要らずです。

↑少し「カリカリ」感のあるチョコレートクッキー。じゅうぶん「成功」ですが、次はもっとふわサクにしてみよう……などという気持ちにもなります。それがまた楽しい!

 

使い慣れるほどに、「レシピブックにはないけど、このモードと加熱温度と時間で〇〇を作れるんじゃないか」という予測が立てられるようになり、挑戦意欲も湧いてきます。

 

魚を焼いた後の油汚れが、全くコワくない!

食事完成までがどれほどラクでも、調理後の掃除やお手入れが大変だと魅力半減です。この点も、「ハイスチームエアーオーブン」には隙がありません。

 

作ったメニューの中で、一番掃除が大変そうなのは焼き魚でした。余分な脂を落としてくれたぶん、内アミにはカピカピにこびりついた油汚れが……。ただ「お手入れモード」を使えば、自動で庫内の油汚れをスチームで浮かせて落としやすくしてくれるんです。所要時間は10分ほど。

↑左はお手入れモード前、右はお手入れモード後。パリパリに乾いてこびりついていた油汚れがしっとりして、水で洗い流すだけでスルッと落ちる状態に!

 

「お手入れモード」終了後は、主だった油汚れをペーパーで拭い、バスケットや内アミを中性洗剤を含ませたスポンジで洗って乾かします。本体下部の「水受けトレイ」にも汚れが溜まりますが、引き出して水を捨て、こちらも中性洗剤を含ませたスポンジで洗って乾かせばOK。一般的な食器・調理器具洗いと大差はありません。

 

設置性も優秀です。一台で何役もこなすのに幅は約23cmとコンパクトで、既にキッチンに置いている家電の間にスッと納まりました。

↑キッチン内の大整理をしなくても、元々置いてあった家電をちょっと寄せて作ったスペースにうまく収納できました。

 

惜しいと感じたポイントをしいて言えば、引き出し式のバスケットがたまに引っかかって取れにくかったり、逆に差し込みにくかったりしたこと。ただ、出し入れのコツを掴んでくると、引っかかる頻度が減るので要は慣れの問題ですね。

 

料理は「作業」じゃなく、「やっていて楽しいこと」

このハイスチームエアーオーブンを使うようになってから、料理が「やらなきゃいけない作業」から「やっていて楽しいこと」に変わりました。「失敗」や「手間」が大幅に減り、「おいしいものが簡単にできる喜び」が増したからです。作り置きが効率よくできるようになったことはもちろんうれしいですが、「バスクチーズケーキ」「サーモンとバジルのグラタン パイ包み焼き」といった、自力で作れるとは思っていなかったメニューが簡単にできるようになって、料理に対する自信も生まれました。友人を家に招いた時も、ふるまう料理に悩まなくて済みそうです。

 

多機能性にはじまり、省スペース性、メンテナンスのしやすさなどあらゆる面が行き届いていて、使い勝手が良いです。筆者が一人暮らしを始めた頃……忙しいうえに自炊初心者で、料理が失敗続きだった時代にこの製品と出会えていたら!

 

嘆いても仕方ないので、せめてこれから一人暮らしを始める人に激推したいと思います。「調理家電を買い揃えたけど、結局場所を取るだけで使い切れていない人」もぜひ。キッチンまわりの空きスペースも料理の幅も、どちらも確実に広がりますよ!

 

ウィナーズ
récolte「ハイスチームエアーオーブン」
希望小売価格:2万9700円(税込)
カラー:ナチュラルブラック、クリームホワイト
セット内容:本体、バスケット、内アミ、水タンク、インナーポット、専用レシピブック、 ガイドシート、取扱説明書
サイズ:約23.0(W)×37.0(D)×28.5(H)cm
重量:約4.8kg
容量:バスケット:約3.0L(MAXライン 約2.6L)、インナーポット:約1.2L
電源:AC 100V 50/60Hz
消費電力:1200W
品番:RAO-3

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