家具と家具の隙間に、どれくらいゴミがたまっているのか、怖くてたまらない……でも、わざわざアタッチメントを付け替えて掃除するのも面倒くさい…と見て見ぬふりをしている人は多いはず。そんなジレンマを解決してくれるのが、昨年発売されたパナソニックのコードレススティック掃除機「iT(イット)」。手首をひねるだけでノズルを変形させることが可能で、狭い隙間が手軽に掃除でき、満足度約97%(同社調べ)と大好評を得たモデルです。今回、その「iT(イット)」の新製品が発売されます。
ゴミ捨て月1回でOKの紙パック式と手入れのしやすいサイクロン式が登場
今回発売されるのは、紙パック式のMC-PBU510Jとサイクロン式のMC-SBU510Jの2種類。発売日は6月25日で、予想価格は7万5000円前後(税抜)です。
MC-PBU510J(紙パック式)は、パナソニックコードレススティック掃除機で初めて紙パック式を新開発。集じん容積0.5 Lの紙パックの中でゴミを効率的に圧縮することで、家庭ゴミはサイクロン式の約4倍の約40g集じんでき、ゴミ捨ての回数を月1回程度(同社調べ)に軽減することができます。紙パックだと、使っているうちに吸引力が落ちるんじゃないの? という懸念もありますが、同社がキャニスター掃除機で培った風路技術により、効率的に空気を通す風路を開発。高い吸引力を確保しました。
一方、サイクロン式のMC-SBU510Jでは、サイクロン式の1次分離フィルターに同社特許技術の斜め穴加工のステンレスガードを採用。静電気によるゴミの付着を軽減し、必要なダストボックスのこまめな手入れも要らず、さらにゴミ捨て時のゴミの舞い上がりも抑えます。また、ゴミの一次分離フィルターには、同社の特許技術のステンレスガードを採用。ゴミの分離率を高めるとともに、2次分離のスポンジフィルターへのゴミの付着を抑えて、手入れをしやすくしています。
なお、MC-PBU510J、MC-SBU510Jともに従来機と同様、「ハウスダスト発見センサー」を搭載し、目に見えない約20μmの微細なゴミまで検知できるのもポイント。ゴミの有無がランプで確認でき、ゴミの有無に応じてパワーを自動制御します。さらに、高効率リチウムイオン電池を使用することで電池の長寿命を実現しており、今回、約3000回の使用に耐えられることが検証されました。
今回発表されたMC-PBU510J、コードレス掃除機で紙パック式というのは貴重な例。パナソニックは、ふとん掃除機でも他社に先駆けて紙パック式を採用して独自性を出した例があり、今回も「紙パック」という取っておきの秘密兵器を投入してきた形です。いずれにせよ、ゴミの舞い上がりが抑えられて、ゴミ捨ての回数が減るという提案はうれしいですよね。特にゴミ捨てと隙間の掃除に悩んでいた人、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。