汗をかいても洗濯できないスーツやジャケットは、手間をかけずに清潔感を保ちたいですよね。スメルハラスメントなんて言葉に象徴されるように、日本はニオイに厳しい国ですから、衣類にしみついた体臭やタバコのニオイはなんとか撃退したいもの。
ジャケットをかけておくだけで脱臭できるために、発売前から注目を集めているのが、パナソニックから発売予定の脱臭ハンガー。実は日本だけでなく、海外メディアでも大絶賛されています。
かけておくだけで服についた嫌なニオイが激減!
パナソニックの「脱臭ハンガー MS-DH100」は、衣類をかけて5時間~7時間放っておくだけで、衣類に付いたニオイに劇的な効果を発揮するという製品。空気中の水からできた微粒子イオン・ナノイーXが8つの吹出口が放出され、衣類のすみずみまで行き渡って、ニオイの原因物質を分解するという仕組みです。
さらに、アレルゲンとなる花粉やアレル物質のタンパク質を変性させるといううれしい効果も! つまり、ニオイから花粉まで抑制してくれる、超ハイテクハンガーなのです。
実売予想価格は2万円前後(税抜)で、9月上旬に発売予定ですが、なぜかこの商品が海外の様々なニュースサイトで取り上げられて話題に。「もし本当に脱臭効果があるのなら、すばらしい」「面倒な衣類のケアを劇的に楽にするかもしれない」といった期待の込められた内容となっています。
脱臭ハンガーがあれば消臭スプレーはいらない!?
海外メディアの記事内ではアレルゲンの抑制機能はさほど注目されておらず、脱臭ができるため、ドライクリーニングを頻繁にしなくてもよくなる機能により強い関心が寄せられている模様。
確かにおしゃれ着の洗濯やクリーニングは、コストも労力もかかります。そのため、ハンガーにかけておくだけで脱臭できるという簡単さが、海外ユーザーにとって魅力的なのかもしれません。
反響の多くは、「200ドルか。いつもクリーニングに出すことを思えば、安いんじゃないかな」「ホテルに置いてあったらすごく便利」「レストランでグリルのニオイが服につくのが苦手だから、いい商品だ」「スプレー式の消臭剤よりいいんじゃないかな」「早くプリオーダーしたい」などの好意的なものです。
しかし、その一方でナノイーになじみのないユーザーからは「ナノイーって、人体に影響ないの?」「ハンガーにしては高すぎる」といった疑問の声も書き込まれています。
日本の家電の良さは、わかりやすいシンプルさではなく、アレもコレもできちゃう万能さ。簡単に脱臭ができて、アレル物質対策までできるハンガーはとても優秀! これからお気に入りのジャケットに焼肉やタバコのニオイがついちゃった日には、消臭スプレーではなく、テクノロジーで簡単に解決する日がやってきそうですね。