家電
2017/6/30 16:09

デロンギ初、3万円の衣類乾燥除湿機を徹底レビュー! このパワーで設置面積「A4サイズ」に驚いた

梅雨どき、外に洗濯物が干せないと困りますよね。部屋干しすると部屋がジメジメして不快ですし、湿気がカビなどの原因になることも。一方で、最近はPM2.5や黄砂、花粉などを避けるために外で干さない方も増えています。そんな背景もあって、いま、注目されているのが衣類乾燥除湿機です。こちらは単なる除湿機ではなく、”衣類乾燥”にフォーカスして、素早く服が乾かせることがポイント。

 

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各メーカーから続々と製品が発売されていますが、この6月から、コーヒーメーカーやヒーターで知られるメーカー、デロンギが、同社初の除湿機を発売するとのこと。それが、「デロンギ タシューゴ アリアドライ マルチ 衣類乾燥除湿機 DEX16FJ」(以下、タシューゴ)です。その実力はいかなるものか、早速使ってみました。

 

コンプレッサー式ながらコンパクトボディとお手ごろ価格を実現

↑白と紺のスッキリしたデザイン
↑白と紺のスッキリしたデザイン

 

↑裏側に吸込口があります
↑裏側に吸込口があります

 

除湿機にはデシカント式とコンプレッサー式があります。タシューゴはコンプレッサー式。デシカント式はゼオライト(乾燥剤)を使って水分を取り除きますが、コンプレッサー式は冷媒を使って冷却器で空気を冷やし、空気に含まれた湿気を水滴に変えます。エアコンと同じ方法で効率がよく、消費電力が少ないのが特徴で、電気代もデシカント式と比較すると安く、約4.5円(1時間)ですみます。

 

まさにいいことずくめのようにみえますが、コンプレッサー式のデメリットは価格が高く、サイズが大きいということ。ただし、タシューゴは機能を絞ったことで、2万9570円という実売価格を実現。ハイパワーなコンプレッサー式除湿機の中では、比較的お手ごろ価格となっています。

 

また、7.2L/日とクラス最大級の除湿能力を実現しながら、本体がコンパクトな点もポイントです。本体サイズは幅335×奥行225×高さ505mmで、重さは約10kg。ハンドルがあるため片手で簡単に持ち運べます。設置スペースは約A4サイズに収まるので、置き場所もとりません。一人暮らしや少人数家族にぴったりのコンパクトなモデルが、タシューゴなのです。

↑吸込口には抗アレルゲンフィルターをつけることで、アレルギー誘発物質を抑制します
↑吸込口には抗アレルゲンフィルターを装着することで、アレルギー誘発物質を抑制します

 

↑吹き出し口。ルーバーなどはついていません。取っ手が上部にあるので持ち運びが簡単
↑吹き出し口。ルーバーなどはついていません。取っ手が上部にあるので持ち運びが簡単

 

クラス最大級の除湿能力と、扇風機「強」クラスの風で乾かす

ボタンは2つしかなく、操作はシンプル。電源ボタンを入れ、モードボタンを押すたびにモードが切り替わるので、希望する湿度を選択します。モードは衣類乾燥、強、中、弱。湿度のめやすは、強が約40%、中が約50%、弱が約60%で、それぞれの目安に達すると自動で運転を停止します。衣類乾燥モードは自動で切れることはなく、より除湿効果が高まっています。タイマー機能はありません。

↑イラストで表示されているため、一目でわかります
↑イラストで表示されているため、運転の状態が一目でわかります

 

乾いた風は上部の吹き出し口から排出されますが、ルーバー等は装備されていないので、真上のみとなります。そのため、洗濯物を乾かす場合は、下に置くのがベストの位置となります。

↑真上に送風するので、洗濯物の真下に置くのがベスト
↑真上に送風するので、洗濯物の真下に置くのがベスト

 

吹出口は小さめですが風はパワフル。使用すると、洗濯物が揺れていることがわかります(以下動画参照)。なお、除湿すると同時に、放熱も行われるため、吹き出し口からは温かい風が出てきます。実際に計測したところ、吹き出し口の温度は43℃。冬場であれば部屋が暖まって洗濯物も乾きやすくなりますが、部屋の中の温度が上がるため、夏場は人がいない部屋で運転したほうがよいでしょう。仕事部屋でエアコンを消し、夜間にタシューゴをつけていたのですが、室温が3℃近くも上がってしまいました。ですから、使う場所のオススメは、お風呂場などの狭い場所。締め切って使えば、グングンと湿気を吸い込むので早く乾きます。

 

↑計測器で測ってみると、風速は4.5m/sで、一般的な扇風機の「強」程度の強さ。洗濯物の真下に置くと、上の洗濯物がゆっくりと揺れる程度です
↑計測器で測ってみると、風速は4.5m/sで、一般的な扇風機の「強」程度の強さ。洗濯物の真下に置くと、上の洗濯物がゆっくりと揺れる程度です

 

なお、運転音は静かほうですが、ブーンという音が床に響きます。就寝中、近くで稼働すると少し気になりました。やや離して置くか、風呂場など別室で使用することをおすすめします。

 

一晩運転したらタンク一杯の湿気が取れた!

6畳ほどの部屋で洗濯物を乾かしたところ、風が当たる真上の服は1時間ほどで乾きました。分厚いバスタオルなどは2時間程度です。風が当たらない部分も、薄手の生地であれば4時間ほどで乾きます。しっかり除湿してくれるので、ジメジメした雨の日に部屋干ししても、カラッとしていてイヤなニオイはしませんでした。

 

2時間ほどで、2.2Lのタンクには水が1/3ほど溜まっていました。洗濯物が多めで、一晩運転しているとタンクが一杯になっています。本機がなければ、部屋にこの湿気が溜まるわけで、カビなどの原因になってしまうのも当然ですね。

↑一晩運転するとタンクが一杯に。こんなに湿気があるのかとゾッとしました
↑一晩運転するとタンクが一杯に。こんなに湿気があるのかとゾッとしました

 

なお、お風呂場などで使用する際は、付属の排水ホースを使うと便利。除湿力が高いのでタンクに水がどんどん溜まり、満水になると自動で停止してしまいますが、排水ホースを使えばその心配はありません。

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↑連続排水用穴に付属のホースを取り付ければ、そのまま排水できます

 

オシャレに暮らしたい、少人数世帯の方にぴったり

衣類の乾燥といえば、ドラム式洗濯機を連想しますが、ドラム式は場所をとるので置き場所の問題があります。価格が高いこともあり、一人暮らしではなかなかハードルが高く、あきらめている方も多いかもしれません。そんな方は、タシューゴのようなコンパクトな衣類乾燥除湿機がオススメ。なかなか外に干せないような雨の日が続いても、いつでもカラッとした衣類を着ることができて、本当に気持ちいいですよ。(ちなみに、たくさん干す場合は、扇風機を併用するとさらに早く乾くので、ぜひ試してみてください!)

 

デロンギらしいシンプルで清潔感のあるデザインも魅力。衣類除湿乾燥機の分野では、スタイリッシュなものは少ないのですが、これなら出しっ放しにしておいてもインテリアに溶け込みそう。オシャレに暮らしたい、少人数世帯の方にはぴったりなアイテムですね。