空気清浄機の開発・販売一筋20年というスウェーデンのメーカー「ブルーエア」から、ポップなカラーとカジュアルなデザインが目を引く「Blue Pure 411」が登場しました。価格は税別1万8000円とリーズナブルで、ディーバブルー、サファロンレッド、ダークシャドウの3色を用意しています。公式オンラインストア、家電量販店、一部百貨店で10月25日より発売。空気清浄機能には定評のあるブルーエアだけに、価格を引き下げたぶん、機能や性能が維持できているのか気になるところ。早速、見ていきましょう。
傘立てやゴミ箱とほぼ同じ大きさで12種類の有害物質を除去
円筒形のBlue Pure 411は、接地面積がサッカーボールサイズの直径200mm、高さは425mmと、傘立てやゴミ箱とほぼ同じ程度のサイズ。重量は約1.52kgなので室内で置き場所を変えたいときも片手で軽々運べます。
この大きさ・重さにも関わらず、適用フロア面積は22㎡まで(13畳まで)対応。ワンルームに住む人はもちろん、一軒家や広めのマンションでも、個室や寝室、子ども部屋、キッチンやダイニングなどでも活躍できそうです。消費電力は10Wに抑えられており、1日あたりの電気代は約0.8円で済むのもうれしいところ。
除去対象となる有害物質は、PM2.5、ホコリ、花粉、カビ、ペットのフケ、微粒子、細菌/ウイルス、ダニ・ノミ、VOC(揮発性有機化合物)、科学物質、タバコの煙、料理臭の12種類です。
操作は天面のたったひとつのボタンで行う
本体上部はファンやモーターなどを組み込んだ駆動部になっていて、ファンはプロペラ型を採用。運転音は17~46dBとなっています。操作は天面の中央に用意された大きめのタッチセンサーボタンの1つきり。触れるとオン/オフ、3段階の運転モードの切り替えが可能です。これなら操作に迷うこともありません。ボタンにはLEDが配置されていて運転状況が分かるほか、フィルターの交換時期には赤色に点灯します。
布製のプレフィルターは交換でき洗濯することも可能
本体外周のカラフルなプレフィルターは、室内の雰囲気に応じて手軽に交換できます。上部の駆動部を外し、筒状のフィルターにかぶせるように着脱します。このプレフィルターはストッキングのような伸びる素材で作られていて、汚れてきたら水洗いして繰り返し利用できます。プレフィルターの下にあるメインフィルターの性能は、同社のBlueair Senseシリーズで利用しているものと同等。活性炭シートも備えており、空気中の汚れだけでなく生活臭も取り除きます。
一人暮らしの部屋にも置きやすいサイズと価格を実現
本機は、本体の素材を基本的に樹脂などの再利用可能なパーツのみで設計したこと、フィルターを内蔵するのではなくメインパーツにしてアウターフレーミング(外側の骨組み)を排除したこと、この2点によりコストを抑え、本体価格を引き下げられたのだそう。
なお、ブルーエアによれば、人体が摂取する物質を重量比で見ると、水や食事よりも空気が圧倒的に多く(83%)、なかでも屋内空気だけで57%になるそうです。室内の空気を改善することで、情報処理能力や危機管理能力が向上するという研究データもあるとのこと。
それだけに、空気には十分に気をつけたいところですが、スペースの問題や価格の問題から導入をためらう人も多いはず。その点、コンパクトでリーズナブルな本機なら、一人暮らしのワンルームや、二台目としてリビング以外の部屋に置くのはもちろん、小規模オフィスに導入して生産性の向上に役立てることもできそうです。インテリアにも溶け込みやすいデザインなので、贈り物にしても喜ばれそうですね。
ブルーエア
Blue Pure 411
●発売:10月25日●価格:1万8000円(税別)●適用床面積:22㎡(13畳)まで●消費電力:10W●メインフィルター交換目安:約6か月●サイズ/質量:W200×D200×H425mm/約1.52kg