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2018/6/7 17:30

「鍋の中身が勝手に混ざる」まで、こんな歴史があったのか! 三菱電機IHクッキングヒーター発売20周年イベント

女性コンビ・パイレーツの「だっちゅーの」が一世を風靡し、長野ではオリンピックが開かれ、「HUNTER×HUNTER」が週刊少年ジャンプで連載を開始した1998年。三菱電機は200VタイプのIHクッキングヒーターの第一号機CS-A32Bを発売しました。そして今年2018年で三菱電機IHクッキングヒーターは20週年を迎えます。5月末、これを記念して都内のキッチンスペースにて、記念イベントが行われました。以下では、イベントで明らかになった同社IHクッキングヒーターの歴史を振り返っていきましょう。

 

「ひとあじ違うIH」を目指して開発

火を使わない調理機器として進化を遂げているIHクッキングヒーター。そのルーツは1970年代に遡ります。1972年、同社は世界初の商用周波誘導加熱方式の原理、通称「マグヒート」を発表。次いで1974年3月、日本初の炎を使わない加熱機器を開発、「クリーンレンジ」という名で発売し、こちらは煙が出ないことから、潜水艦や船舶などで利用されました。

 

その後も研究が重ねられ、三菱電機は1998年、200VのIHクッキングヒーターの一号機、CS-A32Bを発売。こちらは、左右IH、中央にラジエントヒーターの熱源を持ち、グリルは片面焼きです。カラーはブラックで、操作部はステレオのようなダイヤル式でした。

↑残念ながら初号機はなかったのですが、200VのIHクッキングヒーター2年めの製品がこちら

 

三菱電機ホーム機器の樋口裕晃営業部長は、記念イベントのなかで、「当社のIHクッキングヒーターは生活者視点を大切にし、”おいしさも、うれしさも、ひとあじ違うIH”という思いで開発を進めています」と語りました。その言葉の通り、同社は20年の歴史のなかで、独自の機能を訴求をしてきました。例えばグリル。「グリルは魚を焼くもの」という固定概念を崩したのは、三菱電機が行ったグリルと専用調理器具”グリルディッシュ”を使ったパン作り提案です。

↑独自形状の”グリルディッシュ”を使いパンづくりを提案しました(2008年体験会にて筆者撮影)

 

自動でかき混ぜ、焦げ付きを抑える機能も開発

さらに、「火加減のコントロールが得意」というIHクッキングヒーターならではのメリットを進化させ、かき混ぜなくてもよく、吹きこぼれもない機能「対流煮込み加熱<プラス>」も開発。「びっくリングコイルP」が、分割エリアごとに加熱を制御できるため、自動で加熱と停止を繰り返し、交互対流を起こします。そのため、カレーなどの煮込み料理の際、まぜなくてもルーが全体に行き渡り、焦げ付きも抑えるので、調理が格段にラクになるのです。

↑独自の「びっくリングコイルP」。大口径多分割のIHが、煮込み料理を上手につくれる秘密

 

↑「対流煮込み加熱<プラス>」によって、シチューやカレーなどを作る際、かきまぜなくても焦げ付きません

 

さらに機能を絞り込んだ製品を発売したのは、2017年のこと。なんとグリルすらなくしてしまい、その代わりに小物を入れられる引き出しを配した「シンプルIH」という製品を発売しています。

↑少人数世帯向けに機能を絞った「シンプルIH」。引き出しには調味料など入れておけます(2017年発表会にて筆者撮影)

 

最新フラッグシップは、加熱機能と使い勝手向上のための機能が豊富

こうして三菱のIHクッキングヒーターは、社会構造や食生活の進化に合わせて、生活者視点での機能を充実させてきました。これらの技術を踏まえ、最新のフラッグシップPT316Hシリーズは、先述の「対流煮込み加熱<プラス>」、吹きこぼれを抑制する「ゆでもの加熱」、炒めものに頼もしい「フライパン鍋肌加熱」といった豊富な加熱機能を備えています。

↑フラッグシップのPT316Hシリーズ

 

このほか、ユーザー目線の細かい配慮も三菱IHクッキングヒーターの魅力。直感的にすばやく火加減を調整できる「ダイヤル火力操作」、大きな文字で見やすい「ホワイトナビワイド液晶」、分かりやすい速さに3段階で設定できる「音声ガイド(話速調整機能付)」を搭載するほか、熱風循環加熱方式の「びっクリアオーブン」には、食材が取り出しやすいレール式プルダウンドアなどを搭載し、操作性も向上させています。

↑オーブンのレール式プルダウンドア。引き出したときにドアが下がるので、食材が取り出しやすいです

 

↑急いで火加減を調整したい時にも安心なダイヤル式

 

20周年を記念したキャンペーンを実施

20周年を迎える今年は、様々な販促を予定。特設Webサイトでは食に関わる各種情報を随時公開するほか、ユーザー向けにこだわり食材が当たるといったキャンペーンを実施します。また、健康や美容などを重視するオール電化料理教室「辻ウェルネスクッキング」とコラボして、オリジナルレシピを開発。特設Webサイトで、そのオリジナルレシピを公開します。前菜、主菜、デザートなど、三菱電機のIHクッキングヒーターの機能を利用したレシピが掲載されており、その便利さを実感することができそうです。

↑この料理はすべてIHクッキングヒーターで作っています

 

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