家電
扇風機・サーキュレーター
2018/7/5 21:00

「これは使い続けたくなる!」アームが曲がる扇風機「カモメファン」に家電ライターがどハマりした理由

関東甲信では観測史上もっとも早く梅雨が明け、早くも猛暑日が続いています。つい先日まで、なんとか扇風機だけで暑さをしのいでいましたが、いまでは一晩中エアコンをつけないと耐えられないレベルになってきました。そして、わが家ではエアコン使用時も、たいてい扇風機を回しています。部屋の空気を循環させることで温度ムラを解消できるうえ、風が身体に当たると体感温度が下がるため、設定温度を高めにして扇風機を併用し、電気代の節約にも精を出しています(笑)。

 

とはいえ、扇風機の風を身体に当てるなら、やはり風の質にはこだわりたいもの。最近では、自然界に近い風を生み出す、高級扇風機の人気が定着しつつあります。これらは従来のACモーターと違い、DCモーターを搭載しているため電気代もオトク。微風から強風まで、きめ細かく調整できるのも特徴で、昔ながらの扇風機と比べると違いは歴然です。

↑フレキシブルに曲げられる細いアームを採用したスッキリしたデザイン。レバー部分を関節として、曲げたり伸ばしたりできます

 

なかでも今回は、風の心地よさに加え、支柱に5つの関節を持つフレキシブルアームを採用したドウシシャの「Kamomefan(カモメファン)」Fシリーズの新製品「FKLT-232D」(実売価格2万6870円)をご紹介します。下の写真を見て頂けばわかる通り、この扇風機、独特のフォルムがなんだか人の心を掴みます(笑)。

↑なんか通じ合ってる? まるで生きているように見えてくるドウシシャの扇風機「FKLT-232D」

 

いままではありえなかった方向にやさしい風が送れる

そもそも「カモメファン」とは、岡山県の世界的な船舶用プロペラメーカー「ナカシマプロペラ」が開発した羽根を採用した扇風機ブランド。カモメの羽をヒントに設計されており、ふわりとやさしい風が遠くまで届くという特徴をもっています。今回紹介する「FKLT-232D」は、上下の角度調節や左右の自動首振りはもちろん、フレキシブルアームに採用によって支柱の角度まで変えられるという、目からウロコの構造を備えているのです。

↑捨てずに取っておきたくなるような、かわいい段ボール箱に入っていました。組み立てた状態で梱包されているため、出したらすぐに使い始められます。もちろん、収納するときもラク

 

↑たとえばこんな姿勢で床を利用して風を拡散させることも可能。家電というより、おじぎをしている人のよう。なんともいえない愛嬌を感じます

 

操作部はプロペラ回りにあって屈む必要なし

ほかにもユニークところがいっぱい。まず台座が非常に薄く、電源コードを挿す場所が見つかりません。どこだろう? と探してみたら、なんと上のポールの端にDCジャックが(笑)。これは意外でした。

↑電源コードを挿す場所が見当たらないと思ったら、こんなところに!

 

また操作部は台座ではなく、プロペラの後ろにあるため、操作のたびに屈む必要がありません。操作部には電源ボタン、首ふりボタン、タイマーボタン、リズム/おやすみ風のボタンがあって……あれ? 風量調節ボタンがない? 再び探しまわったら、今度は本体の下、プロペラを顔とすると、アゴにあたる部分からダイヤル式の風量調節部が突き出していました。これも意外! ちなみに、リモコンも付属しています。

↑基本的な操作ボタンは本体上部に。これなら、「屈むのが面倒だから足で操作」なんてことも起こりませんね

 

↑風量調節はこちら。右に回すと強く、左に回すと弱くなり、そのレベルはインジケーターの光でわかります。無段階調節できますが、最弱から最強までは大きく回し続けなくてはいけません。風量を大きく変えるときはリモコンがオススメ

 

8m先までフワッと優しい風が届いた!

さて楽しみなのは風の質。さっそく風量を真ん中あたりにし、首振りで運転してみたところ、おお~、確かに当たりがフワリとやわらかい! スーっと自然の風が吹き抜けていくような心地よさを感じました。ちなみに、わが家にはまだ昔ながらの扇風機もあり、カモメファンと比べてみると、こちらは弱風でも風の当たりが硬く、ムラがあるのを感じます。

↑優しい風を届けるカモメファンのプロペラ

 

ちなみに「風を遠くまで届ける」というけれど、どれくらいまで届くのか。風速を測ってみると、最大でも約10km/h。昔ながらの扇風機の最大値が約20km/hだったのに対し、かなり弱めです。それでも部屋の隅に置いたら、なんと約8m先まで風が届きました。それもフワッと優しい風です。

 

上から風を浴びると、包み込まれるような心地よさ

そして最大の醍醐味といえば、フレキシブルアームのおかげで、寝ているときに上から風が浴びられるというもの。そもそも開発の経緯が「シャワーを上からかけると気持ちいいから、風も上から浴びると気持ちいいにちがいない」という発想だといいますから、これはぜひ試してみなくては。さっそく床に寝転んで風を浴びてみたところ、なるほど、優しい~。風を浴びるというより、包み込まれるような心地よさとリラックス感を感じます。まさに自然のそよ風を感じているようで、いい夢が見られそうです。

↑休日の朝、リビングで二度寝する息子と愛犬に向けて、扇風機をかけてみました。二人(?)とも気持ち良さそうです

 

息子も同様の使い方をしたところ、これがかなり気持ちよかったようです。以降もゴロ寝するときは、上から風が当たるよう、角度を調節して使っていました。

 

ちなみに前ガードについているセンターバッジ(アロマケース)を外し、フエルト部分にアロマオイルを垂らして、香りを楽しむこともできます。組み合わせて使えば、よりリラックスできそうですね。

↑就寝時に使うなら、ラベンダーなどの香りを漂わせてもよさそう

 

愛着を持って使い続けたくなる唯一無二の扇風機

家電ライターという仕事上、いままで数々の扇風機を使ってきましたが、これはいい意味で驚きが多い扇風機でした。デザインもスッキリしているし、ポールを曲げるだけで、人間のような親しみを感じるから不思議です。少々気になるのは、角度調整のときにやや力が必要ということ、また見た目以上に本体が重いということです(本体は約4.4kg)。ただし、それでも家族が自分の居場所に持ち運んでまで使っていることを見れば、その心地よさをいかに気に入っているかがよくわかります。

 

寝ている人をいつくしむような姿勢や、首をかしげたようなコミカルなポーズも本機ならでは。カッコいい扇風機はたくさんありますが、やさしい風質や愛嬌のある姿、かわいい段ボール箱を含め、「愛着を持って使い続けたくなる」という意味では、唯一無二のモデルといえるのではないでしょうか。

↑まるで「呼んだ?」とでも言っているような、この角度がお気に入り

 

●サイズ/質量:W305×H800~900×D260㎜/約4.4kg●動作音:12.0dB●風量調節:無段階●自動首ふり角度:左右30・60・90度●手動角度調節:上下 上向き90度、下向き90度※真正面起点●タイマー:入 / 切 1・2・4・8時間●消費電力:1.2W(最小時)~10.5W(最大時)

 

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