ルンバe5は従来モデルに比べて吸引力やゴミを掻き出す力もアップ
では、まず性能の面から紹介していきましょう。e5は「AeroForce 3段階クリーニングシステム」を搭載することで、従来の下位モデルに比べて約5倍の吸引力を実現。さらにゴム製の「デュアルアクションブラシ」の設計を変更してゴミの掻き出し力をアップしました。具体的には、ブラシの芯を若干細くし、そのぶん、ヒダの部分が長く(深く)なっています。これにより、絨毯やカーペットなど毛の長い家具にヒダが入りやすくなり、ゴミを掻き上げる力が向上。従来比で約1.5倍のゴミ除去量を実現しました。
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回転ブラシの力だけでゴミを掻き上げている様子。吸引力を使わなくても重い砂を跳ね上げています。
稼動時間も1.5倍になったルンバe5、ダストカップも丸洗い可能に
稼働時間も800シリーズの最大60分から90分への1.5倍増。これは、充電池の容量はそのままに、電力の消費を細かく見直すことで実現したものです。「稼働時間が1.5倍になったことで、部屋の隅々までしっかり掃除できるのか? という不安を払拭できます」と挽野社長。
また、新たな改良点として、ダストカップを丸ごと水洗いできるように変更しました。従来でもダストカップと吸引モーターが一体化していたので水洗い不可でしたが、レイアウトを見直し、モーターと分離することで丸洗いを可能としました。
「これは日本のユーザーの要望により実現した機能です。日本のユーザーは世界一きれい好きなので、ダストカップの水洗いには強いニーズがありました」(挽野社長)
Wi-Fi搭載で、スマホアプリの「iRobot HOME アプリ」に引き続き対応し、外出先からルンバの操作ができるほか、スマートスピーカーの音声アシスタント機能・GoogleアシスタントおよびAmazonアレクサに対応。スピーカーに話しかけるだけでルンバの操作ができます。
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高速応答プロセスiAdaptとセンサーにより、ゴミのある場所を何度も入念に掃除し、取り残しがありません。
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掃除しているところを下から見ています。重くて硬いおはじきもしっかり掻き上げて吸い取っています。