家電
加湿器・除湿機・乾燥機
2018/12/26 19:30

3分でわかる加湿器の選び方――方式別のイチオシモデルを紹介!

【03 スチーム式加湿器】

スチーム式加湿器は、高温による殺菌力を備える

タンクの水を加熱して沸騰させ、蒸気を発生させるスチーム式は、加湿器のなかでも指折りのパワフルな加湿能力と殺菌力を持っています。さらに、部屋の温度を若干ながら上げてくれるため、加湿器が特に必要となる冬場にはありがたい存在でしょう。

 

欠点は、強力なヒーターを使うため消費電力が多いこと、送風口が熱くなってしまうためにやけどの危険があることの2点です。ただ、殺菌力と高い加湿力を兼備しているのはスチーム式ならではなので、高めの電気代が看過できるのであれば十分選択肢に入ってくるでしょう。

 

<スチーム式はこんな人におすすめ>

・パワフルな加湿力を求める人

・寒冷地に住んでいる人

・加湿器の衛生面が気になる人

 

【スチーム式のイチオシモデル】

アイリスオーヤマ

加熱式加湿器 SHM-120D

実売価格2091円

 

テーブル上にも設置しやすいスリムなデザインのスチーム式加湿器。非常にシンプルな構成の加湿器で、搭載されているボタンは電源とタンク内の水がなくなったあとの給水時に使用するリセットボタンのみです。

 

小型なモデルながら約120ml/hの加湿が可能でサイズ以上のパワーを発揮します。タンク容量は約1Lで、約8時間の連続運転ができるため、リビングなどの卓上はもちろん、寝室などで長時間使い続けるのにも向いたモデルです。

 

実売価格は2000円前後ととてもリーズナブル。パワーのある小型加湿器が欲しい方は、損のない一台です。

 

【04 ハイブリッド式加湿器】

ハイブリッド式加湿器は複数の方式のいいとこ取り

ここまで挙げた3つの方式のうち、2つの機能を兼ね備えるのがハイブリッド式です。現在多く出回っているのは、超音波式とスチーム式を組み合わせた加熱超音波式、気化式とスチーム式を組み合わせた温風気化式の2種類。

 

加熱超音波式は、水に超音波を当てる前にヒーターで加熱することで、超音波式の問題だった雑菌やカビの発生を抑制します。一方、温風気化式は気化式の機構にヒーターを組み合わせることで、気化式の欠点だった加湿スピードを向上させたうえ、室温を下げてしまう副作用も防いでいます。近年では特に、温風気化式のものが人気を集めています。

 

ハイブリッド式は、他方式と比べて本体価格に加え、電気代も高い傾向にありますが、より高機能なものが欲しいという方にはおすすめです。

 

<ハイブリッド式はこんな人におすすめ>

・高機能な加湿器が欲しい人

 

【ハイブリッド式のイチオシモデル】

シャープ

HV-H75

実売価格1万7980円

 

ハイパワーな温風気化式加湿器。加湿力が強化されており、強運転時では750ml/hもの加湿力を発揮します。ヒーターを使用しないエコモードも搭載し、そのモードで運転場合でも加湿量は480ml/hと、気化式としてはかなり強力です。

 

タンクからでも、上部からでも給水ができる親切設計で、お好みの形で給水が可能。トレーが半透明になっているので、上部から給水した場合でも現在の水量がすぐにわかります。送風口や給水口をはじめ、5種類のパーツが分解して水洗いできるため、衛生面の懸念も不要です。

 

機能面では、気化式で紹介した同社のHV-G30と同じく、温度と湿度のWセンサーを搭載。室温にあわせた湿度55~65%を制御し、快適な空間を作り出します。静音運転も可能で、ファンの動作音も気になりません。また、加湿に使用する水を清潔にする別売りのAg+イオンカートリッジにも対応しています。

 

協力:楽天市場

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