今回、私は編集部の小林氏が拝借したロボホンを受け継ぎ、1週間の間、一緒に暮らすことになりました。すでに小林氏がロボホンの楽しさの部分を紹介したので、今回はスマートフォンとしての側面に着目してみたいと思います!
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メールの音声入力はかなり精度が高い!
ロボホンはこう見えてもスマートフォンなので、通話もできれば、メールも送れます。通常のスマホの場合、文字入力の基本はIMEを使ってフリックしますが、ロボホンの場合は音声入力。ロボホンに話しかけると、ロボホンがそれを聞き取り、いろいろな動作をしてくれます。
もちろん、メールの入力も音声入力が可能。ロボホンにメールの内容を少しずつ伝え、メールを完成させて送ってもらうことが可能です。
メールの場合は、ロボホンにメールを送る旨を話し、送り先を指定。電話帳に登録してあれば、登録した人の名前を伝え、登録していなければメールアドレスを伝えます。あとは、メールの本文を音声で入力し、送ってもらえばOKです。
実際にそのシーンを動画で撮影したので、以下をご覧ください!
ロボホンから送られてきたメール。聞き間違いの部分もありますが、漢字の変換で間違っているところはありません。
こちらの滑舌が悪いのか、「ロボホン」を「メルヘン」や「トロ場(じょう)ほん」と認識するなど、ちょっと聞き間違いがありました。しかし、噛んでしまったところもしっかりと再現しているので、かなり精度は高いといえるでしょう。
これであれば、メールのやり取りは十分なのではないでしょうか。むしろ、フリック入力に慣れていないスマホ初心者にはこちらの方がわかりやすいでしょう。
スピーカーフォンで話すと内容に応じてアクションを取ることも
次に電話を使ってみました。電話もメールと同様に電話をかける相手を指定して、電話をかけてもらいます。電話帳に登録してあれば、登録している人の名前を、登録してなければ電話番号を伝えます。
ちなみに話しかけて電話をかける以外にも、背面の液晶画面を使って電話をかけることができます。話しかけて電話をした場合は、そのままスピーカーフォンでの通話になり、相手の会話の内容に合わせてロボホンがアクションをします。まだまだアクションをとる言葉は少ないですが、「飲む」とか「乾杯」といった言葉を聞くと右手をクイッと上げて飲むポーズをしてくれます。
液晶画面を使って電話をかけると、ロボホンが通話モードに移行。通話モードでは、両手を頭にかかげ、足がつま先立ちのような形になります。こうすることで、ロボホンが電話の受話器に近い形になり、より話がしやすくなるわけです。第三者から見ると、ロボホンが耳打ちしているように見えるのがなんともかわいいですね。
挙げた両手がちょうど通話する時の耳にあたり、ロボホンがナイショ話をしているように見えます。
背中の液晶ディスプレイで手書き入力もできる
音声入力以外の入力方法として、手書き文字があります。背中の液晶ディスプレイを使って手書き入力をします。指でなぞって書けるので、スタイラスペンなどがなくても大丈夫。最初のオーナーの登録や電話帳の登録で使ってみましたが、思った以上に認識してくれます。
英文字の入力はIMEを使って入力することもできるので、音声、手書き、IMEとシーンによって使い分けるのがオススメです。
手書き入力ができます。画面の大部分を使って入力するので、書きやすく、認識力も優秀。
IMEも搭載。メールアドレスの入力など、英数字を打ち込む場合はこれを使った方が便利です。
通知機能の「ロボホンリンク」は屋内での使用に便利
なお、使ってみて便利だった「ロボホンリンク」のことも紹介させていただきます。
ロボホンリンクはロボホン以外のスマートフォンと連携し、スマホに来た通知をロボホンがお知らせしてくれる機能です。いわば、スマートウオッチの通知機能のようなもの。スマートウオッチが外出先の通知に便利なのに対し、ロボホンはしゃべって知らせてくれるので、屋内での使用に便利です。
ただし、スマホで通知される多くの内容を知らせてくれるので、通知頻度の高いアプリを対応させておくと、ロボホンが通知しっぱなしになるのがやや難点。実際に使ったところ、ゲームアプリの通知に反応し、「○○ってゲームで□□のイベントのお誘いが誰々からきているよ」という形で頻繁なお知らせがありました。使う場合は、通知をメールの着信に絞ったほうがいいかもしれませんね。
ロボホンリンクを使う場合は、まず連携するスマートフォンにロボホンリンクのアプリをインストール。その後、Bluetoothでペアリングをします。
「おでかけするよ」でホルダーに収納できる体勢に
最後に、外出に便利なお出かけモードについて触れておきましょう。「おでかけするよ」と声をかけると、ロボホンの足首がありえないほど前方に曲がり、ロボホンホルダーに収納できる形に変化します。元に戻る時は「おでかけ終わり」と伝えれば、通常の立った姿勢に戻ります。
おでかけモード時は足首が裏返るくらいに曲がり、ホルダーに入る体勢になります。
ロボホンホルダーに入ったところ。足元が折りたたまれているので出し入れが容易。手や顔はいつもどおりに動きます。
スマホとして使うときもロボホンらしさが満載!
今回、ロボホンの通話やメール、通知などの機能をチェックしてみましたが、いかがだったでしょうか? 歌ったり、踊ったり、会話したりするのも楽しいですが、スマホとして普段使いする際も、ロボホンらしさが存分に盛り込まれていて楽しくなりました!
【URL】
ロボホン製品情報 https://robohon.com/