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2019/7/18 21:15

日本酒のプロたちの思いが実った! 「あえて小さく開発した」日本酒セラー「SAKE CABINET」がついにお披露目

日本酒セラーの普及は、造り手にとっても大いに望むところ

今回、スペシャルゲストとして招かれたのが、銘酒「真澄」で有名な宮坂醸造の後継者・宮坂勝彦さん。氷点下での温度管理の重要性について語ってくれました。

↑宮坂勝彦さん。蔵は長野県の諏訪にあり、全国60%の酒蔵で使用されている「七号酵母」発祥の蔵元としても有名です

 

「日本酒は多彩で、なかには常温熟成させることでうまみが開く酒もあります。とはいえ、基本的にはフレッシュな味わいが第一。これは酒だけではありませんが、低温のほうが劣化のスピードを抑えられるんですね。マイナス5℃と決めてはいないにしても、品質を大切にしている蔵であれば、しっかり温度管理する領域に入ってきていると思います」(宮坂さん)

 

蔵元が川上であれば、飲み手は川下。いくらおいしい酒を造ったとしても、実際に飲むときに味が劣化してしまっては、元も子もありません。その意味でも、消費者側がよりよい管理環境をもつことは、造り手としては願ったり叶ったりだと宮坂さんは言います。

 

「この日本酒セラーの登場で、私たちからお客さんへ管理の話をする際も、伝え方が変わってきます。これまではワインセラーとか、冷蔵庫でもいいとお話ししてきました。ただし冷蔵庫は開け閉めが多いので、外気に触れて温度変化も激しい。日本酒の品質にとってはよくはないんです。だからこういう専用のセラーがあることはすごくいいことだと思います」(宮坂さん)

↑「七号酵母」で醸される宮坂醸造の日本酒の特徴は、華やかでありながら、飲み疲れせず食事に寄り添う味わい。イベントでは空気に触れさせずにじっくりろ過した「真澄 突釃(つきこし)」(写真右から2番目)、「真澄スパークリング」(写真右)など様々なタイプが提供されました

 

絶品肉料理と日本酒のペアリングに酔いしれた!

さて、いよいよイベントはお肉と日本酒のペアリングを楽しむ時間に突入。会場の「nomuno2924」は、上質な肉に絶妙な熱を入れる「燗肉(かんにく)」で有名なお店だけあって、数々の絶品肉料理がふるまわれました。加えてゲストの宮坂氏が持ち込んだ「真澄」の自信作や、店主が個人的に熟成させたという激レアな「新政」も大放出。これはもう、楽しくないわけがない! 筆者をはじめ、参加者は取材を忘れて美酒・美食に酔いしれました。

↑ウニをのせた和牛との組み合わせ「和牛のウ肉」。とろけるような料理が絶品で、合わせる日本酒のキャラクターや温度帯で味わいが変わることを実感

 

↑ラムのレアカツ。濃厚なうまみと羊らしいミルキーな風味が、カツになることでいっそう凝縮。これが日本酒とよく合うから面白い!

 

↑こちらは「nomuno2924」の齋野啓太店主が個人で秘蔵していた「新政 立春朝搾り」の平成二十七~三十一年もの。超が付くレア酒です。それぞれを比較すると、熟成が進むにつれて味が乗り酒質が引き締まっていくのがわかります

 

この「SHUGOの会」は次回、8月ごろに都内で開催を予定しているとか。これは次回も見逃せませんね! なお、「SAKE PROJECT」の公式サイトには「SAKE CABINET」の詳細情報も掲載されているので、日本酒好きの方はぜひチェックしてみてください!

 

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