家電
2019/10/24 19:30

「脳をダマす野菜麺」が一瞬で! ブラウンのハンドブレンダーで作った「ベジヌードル」が主役級の味だった

突然ですが、皆さん野菜を使った料理のレパートリーってどれくらいお持ちですか? 野菜炒め、煮物、サラダ、スープ……あれ? 思った以上に少ない気がしませんか。もちろん、使う野菜を変えればバリエーションはいくらでも増えますが、もっと別の食べ方ができればいいのに……と考えることも。

 

麺を食べずに野菜を摂る、一石二鳥のベジヌードルを作りたい!

そこで挑戦してみたいのが「ベジヌードル」。野菜を麺状にカットして麺の代用をするというものなのですが、「野菜を麺に……自分をそこまで誤魔化せるのか?」と筆者はやや疑問に感じていました。とはいえ、麺は糖質やらグルテンやらを多く含む、身体に気を遣う人にとって気になる食材。これを食べずに野菜もたくさん食べられるなら、一石二鳥なことも事実です。ものは試しだと思い、ベジヌードル作りに挑戦してみることにしました。今回、ベジヌードルを作るのに使ったのは、8月21日にデロンギ・ジャパンから発売された「ブラウン マルチクイック 5 ヴァリオ フィット ハンドブレンダー MQ5064」です。

↑ブラウン マルチクイック 5 ヴァリオ フィット ハンドブレンダー MQ5064。本体サイズは直径70×高さ405mm(ブレンダー装着時)。消費電力は400W

 

つぶす、混ぜる、刻む、砕く&野菜ヌードルの1台5役

「ブラウン マルチクイック 5 ヴァリオ フィット ハンドブレンダー MQ5064」は、1台5役のハンドブレンダーです。アタッチメントを付け替えることで、つぶす、混ぜる、刻む、砕く、といった作業のほか、野菜ヌードルがカンタンに作れるとのこと。

 

スピードは21段階に調節可能で、スピードは本体上部のダイヤルで操作します。モーター回転数はターボ時で1万3800回/分。アイス用カッターも備えており、固い氷も粉砕できます。

↑ダイヤル式なので片手で操作可能。食材に合わせてパワーを調整する

 

この新モデルに付属するのが、ベジヌードル用のアタッチメント「スパイラライザー」です。細め/中細/太の3サイズのカッターツールが同梱されており、食べ方に応じてカットを変えられます。ベジヌードルを作る基本的なしくみは、本体に固定した野菜をモーターの力で回転させながら、底にカッターツールが付いた筒に押し込んでいくことで、麺の形状にカットされた野菜が落ちていくというもの。

↑3種類のカッターツール。細くカットできる刃は「リングイネツール」、中細の刃はやや太くて平らな形状にカットできる「タリアテッレツール」、太い刃は野菜チップスなどを作るのに用いる「パッパルデッレツール」

 

↑まずは大根でベジヌードルを作ることにした。プッシャーには十字の刃が付いているので、野菜を簡単に固定できる

 

「大根が太すぎる」問題はあったが、驚きのスピードで麺が完成!

しかしここで問題発生。大根が太くて食材投入口に入らなかったのです……! 人参やズッキーニなど細長い野菜ならそのまま使えますが、大根のように太い食材は投入口に入るサイズに少しカットしたほうが良さそう。

 

大根の周囲を少し削ぎ落とし、再度セット。あとはスピードを調整しながら、本体スイッチをオンにします。

↑電源プラグをコンセントに差し込み、上のスイッチを押しながら、野菜を下に押す

 

すると、驚くほどあっという間に大根がベジヌードルに変身しました。大根3分の1本が1分もかからずに麺状になるとは驚きです。ここまで楽チンだと思わなかったので、思わずいろんなベジヌードルを試したくなります。

↑あっという間に野菜が麺状にカットされた。少し下に力を入れるだけで作れたので、ベジヌードル作りのハードルはかなり下がった

 

カットしたベジヌードルは全部繋がっているので、仕上がりもきれい。長過ぎると感じた場合は、包丁でざくざく切っておくといいでしょう。

↑自分で大根をこの状態にカットするのは難しいが、このスパイラライザーがあれば一瞬でベジヌードルが完成する

 

大根の麺で「豆乳ベジ担々麺」を作ったら、思った以上の満足感

まずはこの麺を使って、「豆乳ベジ担々麺」を作ってみました。以前、ブラウンの試食会では冷やし担々麺のレシピを教えてもらったので、今回はスープを温めて通常の担々麺風でいただきます。

↑スープは調整豆乳、めんつゆ、鶏ガラベースで味付け。豚ひき肉は濃口しょうゆ、酒、甜麺醤、ごま油で炒める。鍋にスープと大根のベジヌードルを入れ、煮立ったら火を止めて器に具とともに盛り付けて完成

 

加熱したことでベジヌードルが少し柔らかくなり、生野菜で食べるのとは異なる食感が楽しめます。中華麺とはまったくの別物ですが、スープや具がしっかり味付けされているので、大根も水っぽく感じません。想像以上に満腹感もあり、これはこれでアリ。ダイエット中なら食べているときに罪悪感を感じずに済むので、かなりありがたい存在になりそうです。

↑これからの季節、こうして温かい野菜が食べられるのはうれしい。汁ごと食べれば、野菜の栄養素を丸ごと摂取できる

 

ズッキーニの麺でオイルパスタ風に料理したら、かなりウマい!

豆乳ベジ担々麺には思った以上に満足できました。パスタ系のメニューならもっと簡単にできるのでは? …と思い、続いてはズッキーニを中細のカッターでタリアテッレ状に。

↑中細のカッターツールを使用。ズッキーニのように柔らかい野菜はほとんど力を入れずに麺状にできた

 

本来はトマトやチーズがあればかなりパスタ感のある料理になりそうなのですが、あいにく我が家の冷蔵庫にそれらを切らしており……。あるもので作ろうと思い、オリーブオイルで桃屋の「刻みにんにく」を炒め、そこにベジヌードルと塩コショウを投入。味のアクセントになるように粉チーズをたっぷりかけて完成したのが、簡単ベジオイルパスタです。

↑モッツァレラチーズやトマトが加わると華やかになるはずだが、このシンプルさが吉と出るか凶と出るか……

 

さっそく食べてみると……う、ウマい! 味付けはにんにくと塩コショウだけですが、最後にたっぷりかけた粉チーズで一気にパスタらしさが出ています。ズッキーニがしっかり味を吸収していて、これは普通のパスタで作るときよりもおいしいかも! 今回、ズッキーニは1本しか使わなかったのですが、これなら2本分作れば良かったと後悔したくらい。

 

野菜が麺になることで、頭が勝手に「主役」と思い込むのが大きい

ベジヌードルを使った料理は、スープや炒めものとどう違うのか? と考えてみたところ、やはり「野菜の形状」の違いが大きいと感じました。実際にベジヌードルを食べて感じたのは、麺状になっていることで頭が勝手に「主役」だと思い込みやすくなることでした。野菜が「脇役」ではなく「主役」になるのは大きな変化です。その点、体調管理を心がけている人はもちろん、野菜不足を解消したいと考えている人にとっても、この「ブラウン マルチクイック 5 ヴァリオ フィット ハンドブレンダー MQ5064」は心強い味方になること必至。

 

実売価格は1万7000円前後。ベジヌードルだけでなく、さまざまな料理の下ごしらえに使えるので、料理を作る機会が多い人ほどオススメです!

 

 

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