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2020/1/8 20:00

「名機」と評判のツインバード「全自動コーヒーメーカー(大)」を検証し尽くす。結論は「購入の価値アリ」

テストその6メンテナンスのしやすさと設置性をチェック

ミルが着脱式でメンテの負担は少ないが、コーヒーの粉残りが気になる

全自動コーヒーメーカーのメンテナンスで一番面倒なのはミルのお手入れ。残ったコーヒー粉が長い間たまっていると酸化してコーヒーの風味を損ないますから、数日に一度は掃除したいところ。……ですが、サボっている人も多いのでは?

 

CM-D465Bが採用する臼式ミルは本来掃除がかなり面倒なのですが、本機のミルは着脱式になっていて、掃除がしやすいほうです。下に新聞紙などを引いて、刃の隙間などに詰まった粉も付属のブラシで手早く落とせます。

↑ミル部分は簡単に取り外して分解できます

 

↑ミルの刃の部分などにたまったコーヒー粉は、付属のブラシで定期的に除去しましょう

 

ただし、気になったのが、ミルを外してみるとかなり大量のコーヒー粉が残っていたこと。ミル内を長く掃除しなかったり、6杯ぶんなど大量に挽くと、内部に思いのほか大量のコーヒーの細粉や挽き残しが入っていてビックリ。

↑ミルにコーヒー粉が残っています

 

ミルが横向きに回転するため、臼の内部や挽いたコーヒー粉が出てくる通路に大量に粉が残ってしまうようです。また、ミルをセットする固定部分にもコーヒー粉が残るのでお手入れが必要。本機では、使うコーヒー豆の量が一般のコーヒーメーカーよりやや多いと感じていたのですが、こうした粉残りがその原因にあるような……。この粉残りを減らす工夫がされていると助かるのですが……。

↑ミル固定部の裏側にもコーヒー粉が大量に残っています。メンテナンスダイヤルで透明のシャッターを開けて粉ゴミを下に落として除去します

 

↑本機を使用後、ミル固定部裏のドリップシャワー部に水滴やコーヒーの粉が付くので、それをキッチンペーパーなどで拭き取ります

 

水タンクは長く使っていると底の部分にカルキが白く固着してきます。本機はタンクが取り外せないので水洗いはできませんが、その代わりにクエン酸洗浄が可能。メンテナンスダイヤルで「CLEAN」を選び、水とクエン酸を入れてスタートボタンを押すと約90℃で煮沸。汚れが落ちたらメンテナンスダイヤルを「DRAIN」にセットし、タンクの水(お湯)を排水します。

↑メンテナンスダイヤルは、MENUダイヤルで「メンテナンスメニュー」を選んでから使います。「OPEN」はミル固定部下を掃除する際、シャッターを開けるのに使用。「CLEAN」はクエン酸洗浄に、「DRAIN」はクエン酸洗浄後に水を排水したり、途中で運転中止した際に、タンクの残った水を取り出すのにも使います

 

↑ダイヤルを「DRAIN」にセットしてスタートボタンを押すと、タンク内の水がスピーディに排出されます

 

サイズは大きめだが、コーヒー好きならあえて「見せる設置」も楽しい

CM-D465Bは6杯入れられるタイプだけあって本体も大きめ。特に奥行きが33.5cm、高さが42.5cmあり、キッチンやダイニングテーブルに置くとなかなかの存在感でした。コンパクトタイプのコーヒーメーカーから買い替える人は、置き場所に若干苦労するかもしれません。ただ、デザインはシンプルでカラーリングもマットな黒と、とてもスタイリッシュ。あえてその存在感を前面に出した設置を考えれば、毎日コーヒーを淹れるときの満足感もひとしおです。

↑対面式キッチンのカウンターに置くと使い勝手も良く、インテリアにすっきり収まってくれそう

 

↑筆者の場合、カウンターの幅が5cmほど足りず、台座前面が少しはみ出すという残念な結果に……

 

↑これはツインバードが提案する収納の例。確かにキッチンの下の棚に収納するとスマートに使えそうですが、使うたびにいちいち取り出すのは面倒かも。そのまま使える場所にうまく収められれば便利ですね

 

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