家電
2020/8/3 20:55

こういう夏家電を待っていた! アイリスオーヤマ「らしい」新製品で超注目の6選

【その3】野外音楽フェスなどで人気を呼んだファン付きウェアに参入

お次は、アイリスオーヤマとしては珍しいアパレル製品、ファン付きの「クールウェア」です。ファン付きウェアはもともとは工事現場作業員向けに開発された商品で、昨年、野外音楽フェスに参加する人々の間で口コミで広がり、一気にヒット商品になったことを背景に、アイリスも今年から参戦したものです。ファン付きウェアは、背中の2つの小型ファンが外気を取り込み、身体から熱を奪いながら首元へと風が抜けることで涼しさを感じる仕組み。着てみると、これが予想以上に涼しいのです。

↑写真はセット商品の「クールウェア長袖セット」。見た目はパンパンに膨らんだオッサンですが、首元を風が抜けていって涼しいです

 

↑「クールウェアPROベスト」のネイビー

 

↑背中側の両脇に送風ファンを装着して使います

 

アイリスのクールウェアはサーキュレーターで培ってきた技術を活用し、9枚の羽根のファンを使うことで小型ながら静音・大風量を実現しています。風量を4段階に調節できるのも便利。今回、ベストタイプと長袖タイプの2モデル(サイズはM/L/LL)、それぞれグレー・ネイビー・迷彩の3種類のカラーバリエーションを用意しました。

 

ウェアの価格は「クールウェアPRO長袖」が4980円(税別、以下同)、「クールウェアPROベスト」が4380円。これに、ファン(2個セットで2780円)と6500mAhの専用バッテリー(1万800円)が必要になります。バッテリーの駆動時間は、風量1:約35時間~風量4:約8時間。このほか、5000mAhバッテリー/ファン/ウェアのセットも発売しています。「クールウェア長袖セット」「クールウェアベストセット」ともに1万800円で、色はグレーのみです。

↑ウェアの内ポケットに専用のバッテリーを収納します

 

↑「クルールウェアPRO長袖」のグレー(左)と迷彩(右)

 

【その4】60℃以上にならないよう温風温度を自動で切り替えるドライヤー

夏用というわけではありませんが、ドライヤーの新製品も発売されました。「モイストプロドライヤー(HDR-MC1)」(参考価格1万6800円・税別)です。

↑「モイストプロドライヤー」はブラック/ホワイト/ピンクの3色展開。消費電力は1200W、風量1.1立法メートル/分、質量約700g

 

本体に搭載した超指向性赤外線センサー(サーモセンサー)により、髪の表面温度が60℃以上にならないように温風温度を自動で3段階切り替え、髪を熱によるダメージから守ります。なぜ60℃なのかというと、60℃以上の高温になると髪の毛を構成するたんぱく質が変質してしまうから。60℃を超えないよう温度自動コントロールすることで、髪の水分比率が16%向上するとしています。また、マイナスイオン発生装置も搭載し、静電気の発生を抑えて髪の広がりを低減します。

↑温風吹き出し口の根本にサーモセンサーを搭載

 

↑濡れている箇所では早く乾くように温度の高い風を出します。LEDが赤く光り、温度の高い温風が吹き出ていることがわかります(写真)。一方、乾いている箇所では温風の温度を自動的に下げて、髪の表面温度が60℃以上に上がらないようにします。温風温度が下がると、LEDは緑色に変化します

 

↑生卵で実験。右のドライヤーはサーモセンサーをオフ、左はオン。右の卵は温度が上昇することでタンパク質が変化して徐々に白身が固まっていますが、左は60℃を超えずに制御しているため生のままです

 

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