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2016/7/15 20:37

掃除機がアナログ回帰!? 三菱「風神」が得た「ほうき」と「はたき」の機能とは? 

三菱電機から、キャニスター型サイクロン式掃除機「風神」 の新商品、TC-ZXF30Pが8月1日より発売されます。発売に先駆けて行われた説明会に参加し、同機の機能をチェックしてきました。説明によると、本機は独自の「エアブロー機能」を進化させることで、キャニスター掃除機ながら「ほうき」と「はたき」の機能を持つようになったといいます。

 

 

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↑右の2機種がTC-ZXF30Pで、カラバリはシャインレッド(右)、ブラウンゴールド(中)。一番左の機種は、「エアブロー機能」(後述)を省略したTC-ZXF20P(実売価格6万3000円前後・税抜)で、色はメタリックブルー

 

2.9kgと軽量ながら微細なゴミを99.999%まで捕集

「風神」 TC-ZXF30P(実売予想価格は8万3000円前後・税抜)は、本体質量2.9kgと軽量ながら、風速約84m/秒の高速遠心分離によってゴミを99.9%捕集。モーターの前後にはHEPA とULPA の2 種類のフィルターを搭載し、微細なゴミ(0.3μm 以上)を99.999%まで捕集することで、高い吸引力とキレイな排気を実現しています。

↑本体に搭載するHEPAフィルター。
↑本体に搭載するHEPAフィルター

 

幅広の「エアブローノズル」が「ほうき」の機能を果たす

従来機からの進化ポイントは、2種類の新開発ノズルを採用し、独自の「エアブロー機能」を強化したこと。「エアブロー機能」とは、排気口にホースを差し込むことで、排気を利用してごみを吹き飛ばすことができる機能です。アンケートによると、従来機種を購入したユーザーの75%がこのエアブロー機能に満足していたとのこと。

↑アンケートの結果
↑アンケートの結果

 

ただし、従来機のエアブロー機能は、ピンポイントの風しか送れないとのことで、やや広いスペースを掃除するには不向きでした。そこで新機種では幅広の「エアブローノズル」を新たに採用。玄関やベランダなどの広いスペースでもゴミを効率よく吹き飛ばすこという、「ほうき」のような機能を持つに至りました。

↑従来のエアブローノズル。ピンポイントの送風のため、真ん中の風車しか回転しません
↑従来のノズル。ピンポイントの送風のため、真ん中の風車しか回転しません

 

↑新
↑新たに採用された幅広の「エアブローノズル」は風の幅が広く、3つの風車すべてを回すことができます

 

↑落ち葉などを一気に吹き飛ばすことができます
↑幅広い風により、広い範囲の落ち葉も一気に吹き飛ばすことができます

 

高所のゴミを落とせるのが「2WAYロングノズル」

また、従来機では、高所に対してエアブロー機能を使うことができませんでしたが、今回は長く伸ばせば高い場所にも届く「2WAYロングノズル」を採用。これにより、照明の上、タンスの上、カーテンレールといった高所のゴミを落とす「はたき」の機能を果たすようになりました。

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↑2WAYロングノズルをめいっぱいまで伸ばすと、天井まで届きます

 

↑家具の下に入り込んだホコリを風で吹き飛ばすにも便利です
↑2WAYロングノズルの先端部分だけを外して使うと、家具の下に入り込んだホコリを風で吹き飛ばすのに便利です

 

↑先端の植毛は、サッシレールなどのゴミをかきとるのに
↑先端の植毛は、サッシレールなどのゴミをかきとるのに使えます

 

ふとん掃除用のアタッチメントでふとん掃除もラクラク

もうひとつの大きな特徴は、アタッチメントの「アレルパンチふとんクリーンブラシ」です。こちらは、ふとん掃除用のアタッチメントで、同社のスティック掃除機、インスティックにも使われている「アレルパンチ植毛」をブラシや底面に採用。アレル物質を抑制するとともに、走行車輪と逆回転する回転ブラシの採用で、かき出したごみを効率よく吸引します。

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↑「アレルパンチふとんクリーンブラシ」の裏側

 

↑吸い付きが少なく、軽い力で移動できます
↑「アレルパンチふとんクリーンブラシ」を取り付けた状態。裏面に車輪が付いており、軽い力で移動できます

 

これらアタッチメントを駆使すれば、サッシレールやエアコンの上、玄関、ベランダ、家具の隙間からふとんに至るまで簡単に掃除することができます。「家中を隅々までキレイにしたい!」という人にはこの上ないモデルといえるでしょう。

↑ダストカップ
↑ダストカップは簡単に取り外しが可能。分解して水洗いすることもできます

 

【URL】

三菱電機 http://www.mitsubishielectric.co.jp/index.html

ニュースリリース http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2016/0706.html