家電における“時短”。筆者が初めてこのワードを目にしたのは、25年以上前にSANYOが発売した、倍速で観られる「時短ビデオ」だったと記憶しています。現代は、あらゆる場面においてより時間短縮が求められる時代。調理家電でもさまざまな時短商品が登場しています。
なかでも今回紹介したいのは、台湾生まれの時短家電「FUJACOOK即席調理鍋」。コンパクトながら、独立した深・浅2つの鍋で同時調理できる点が実にユニーク。クラウドファンディングサービス「マクアケ」で応援購入プロジェクトがスタートしており、すでに目標金額を突破しています。本稿では、その機能をフルに活用できそうなメニューを作って、実力をレポートしていきましょう。
深さの違う前後のWプレートで様々な調理ができる
「FUJACOOK即席調理鍋」の特徴は、何といっても棚田のような2つのプレート。前鍋(低い方)が浅く、後ろ鍋(高い方)が深くなっていて、それぞれの鍋で焼く、蒸す、煮るなどの調理が可能。これらを駆使することで、マルチな活躍を見せてくれるのです。
幅×奥行は、A4用紙とほぼ同じ大きさ。スペースを取らずに設置/収納できます。見た目もスッキリとしていてスタイリッシュです。
前鍋は500W、後ろ鍋は700Wと、小さいながらも火力は充分。それぞれの鍋は独立した温度調整が可能で、使う鍋だけを加熱することもできます。熱しすぎると自動で電源が切れる安全機能も搭載。ボディは耐熱性に優れ、不電導のフェノール樹脂を採用しています。さらに電源コードは分離式になっているので、収納がラクなうえ、ひっかけてもすぐ外れるので安心です。
鍋のプレートは取り外せないのが残念ですが、プレートはそのまま水洗いができて、お手入れも簡単です。独自の二層コーティングによって食材がプレートにくっついたり焦げついたりするのを防ぎ、油を使う量を抑えることもできます。