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2020/8/21 20:35

「冷蔵庫パンパン時代」に融通がきくのは助かる! 「下2段」のやりくりに磨きをかけた日立の新モデルをレポート

風路構造を見直し、野菜/冷蔵の保鮮性能をアップ

さらに、ぴったりセレクトルームの風路構造を見直し、野菜/冷蔵を選んだ際の保鮮性能を大きく改善しました。前モデルの冷蔵モードは、主に冷却器の伝熱により間接冷却していたものの、風路途中のフラップの開閉による直接冷却が部分的に必要となり、一部の冷気がどうしても直接食品にかかってしまう構造でした。このため、食品が乾燥してしまい、長期保存には向かないものだったのです。

 

そのため、新製品では風路構造を見直し、容器外から冷却するための冷却風路を新たに設けることで、直接食品に冷気を当てずに保存することが可能となりました。これにより、例えば小松菜を7日間保存した場合、前モデルでは7日後の水分残存率が86.1%だったのに対し、新製品では91.2%を保持することが可能になったのです。

↑風路構造を見直し、冷蔵/野菜モード時には食材に直接冷気を当てないようにしました

 

↑2019年モデルと新製品の葉物野菜の保鮮性能比較。7日後の状態を見ると、新製品(右)のほうが新鮮さを保っているのがわかります

 

冷蔵室で食品を素早く冷却する「クイック冷却」が便利

もう1つの新機能が、冷蔵庫専用の大風量ファンを高速回転させることで、食品を素早く冷却する「クイック冷却」。通常、食品をすぐに冷やしたい場合は、冷凍室に入れて頃合いを見計らって取り出す人が多いでしょう。

 

しかしこれだと、冷やしていることをうっかり忘れて放置してしまうという失敗も起こります。その点、新搭載の「クイック冷却」は上段の冷蔵室を使うので、食品が凍ってしまう失敗もありません。さらに、冷蔵室のどこに置いてもOKという使い勝手の良さ。料理中の食材の粗熱を取りたい、朝出かける前に急いでお弁当を冷ましたい、あ! 風呂上がりのビールが冷えていなかった!(クイック冷却で冷やそう)などなど、便利に使えるシーンはたくさんありそうです。

↑ファンの回転数を上げて庫内に冷風を大量に回すことで、温度を下げずに急速冷却

 

なお、「クイック冷却」の使い方は簡単です。上段の冷蔵室に冷やしたい食材を入れ、操作パネルの「冷却モード」ボタンを押すだけ。すると、冷蔵室のファンが一定時間、回転数を上げて冷蔵室を急激に冷やすという仕組み。

 

オンライン発表会で室温の缶ドリンクを使ったデモンストレーションを実施したところ、クイック冷却非搭載の冷蔵庫に入れたドリンクは約20分後に約13℃だったのに対し、クイック冷却搭載冷蔵庫では約5℃まで下がっていました。お風呂に入る前にビールを入れておけば、お風呂から上がるころには適温に冷えていることになります。うん、これはいい!

↑「クイック冷却」のデモの結果。20分弱で常温の飲料が4.9℃(右)まで下がりました

 

なお、KXタイプは前モデル同様、上段の冷蔵室すべてが約2℃のチルドルームとなる「まるごとチルド」機能を搭載し、さらに80%の湿度を保つ「うるおい冷気」機能も踏襲しています。広い庫内のどこに置いてもラップなしで鮮度を保てるとのことで、こちらも極めて便利。「ぴったりセレクト」「クイック冷却」「まるごとチルド」と、至れり尽くせりの機能を満載した「KXタイプ」は、ウチ食が増えた家庭にピッタリな1台といえるでしょう。

↑冷蔵庫にラップ無しで24時間入れたカステラ。まるごとチルドなしの冷蔵庫に入れた場合(左)に比べて、まるごとチルドあり(右)のほうがおもりが沈み、乾燥が少なく柔らかいことがわかります

 

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