パナソニックの「パワーコードレス」は、「キャニスター並み」のパワーを特徴にしたサイクロン式のコードレススティック掃除機です。大容量のバッテリー、ハイパワーモーターなどを搭載し、家中を掃除するメイン掃除機として活躍する同シリーズ。なかでも、新製品の「パワーコードレス MC-SBU840K」(実勢価格9万円前後)は、新搭載された髪の毛もペットの毛もほとんどからまない「からまないブラシ」でお手入れの負担を軽減したとのこと。
新モデルはパイプが短くなり、持ちやすくなった
実は、筆者は2018年発売の「パワーコードレス」の初代モデル「MC-SBU820J」を所有しています。どうせなら、新製品と旧製品を比較してみたらわかりやすいのでは? というわけで、ブラシの毛絡みを新旧で比較しつつ、使ってみて便利だった点をレポートしていきます!
初代モデルでは1175mmだった高さが、新製品では高さ1150mmとなり、パイプの長さが少し短くなっています。筆者の身長は155cmで小柄な方で、短くなったことで持ちやすくなったと感じました。従来品ではちょっと長くてどうしても肘が曲がってしまいましたが、新製品では自然と肘を伸ばして動かせるので、操作がずっとラクになっている印象です。
カラーエクステでテストしたら「からまないブラシ」には驚くほど絡まなかった
続いて、MC-SBU840Kの最大の特徴である、髪の毛もペットの毛もほとんどからまないという「からまないブラシ」を見ていきましょう。これは、円すい形状のブラシを2つ配置して、髪の毛などを絡みにくくしたというもの。2つのブラシが中央に向かって細くなっているため、かきとった髪の毛などが回転しながら中央に集まり、絡みにくくなるというわけです。
筆者もある程度の髪の長さがあり、ブラシの毛絡みには悩まされていたので、毛絡み防止性能は大いに気になるところです。早速、パーティグッズのカラーエクステを使って、実際に性能を試してみました。
エクステを吸い込んだあと、そのまま部屋を掃除してから、絡んでいるかどうかを確認しました。結果を比較してみると、2018年モデルではブラシのあちこちにエクステが絡まっていますが、MC-SBU840Kは、ブラシには本当に絡まっていません! これはちょっと驚きです。
2018年のモデルもブラシの溝にあわせてハサミをあてれば髪の毛がカットしやすくなるという配慮がされていましたが、MC-SBU840Kならハサミでカットする手間すらいらないのはうれしいです。ブラシの部分は汚れに直接触る部分なので、お手入れを躊躇することも多かったのですが、これなら快適に使えそうです。お手入れの手間が大幅に軽くなるのは間違いありません。特にペットオーナーや、家族で髪の毛が長い人がいるご家庭では重宝するでしょう。