シャープは、超音波の力で部分洗いができる超音波ウォッシャー UW-A1を、9月15日に発売します。実売予想価格は1万5000円前後(税抜)。
毎秒3万8000回の振動の超音波振動で汚れをはじく!
主な特徴は以下の通り。
●毎秒3万8000回の振動の超音波振動が汚れをはじき、頑固なエリ汚れ、化粧品の汚れをラクにスピーディに落とす
●衣類に優しく、布の傷みを抑える
●軽量コンパクトかつコードレス設計で携帯に便利
本機は、毎秒約3万8000回の超音波振動を発生させるホーン(金属の先端部分)を搭載しています。衣類を水に浸し、ホーンを衣類の汚れた部分に当てると、繊維の隙間に真空の泡が発生。この泡が弾けるときに生じる強力なパワーが汚れを弾き飛ばします。
こすったり叩いたりして洗う場合に比べ、汚れが手軽かつスピーディに落ちるのが特徴で、襟や袖の皮脂汚れ、ファンデーションや口紅などの化粧品、ソースなど食品の汚れなどを手軽に落とすことが可能。また、泡が弾ける力で洗浄するので、衣類に優しく布の傷みを抑えてくれます。
外出先でも使いやすいコンパクトで美しいデザイン
また、幅40×奥行40×高さ168mm、重さ約200gのコンパクト設計で、充電式コードレス仕様となっており、携帯にも便利。同梱のパフに水を含ませて利用すれば、場所を選ばず使えます。すっきりとしたシンプルなフォルムと上品な光沢も魅力。レストランやホテルでの食事で服が汚れてしまったときなど、外出先で使う場合も恥ずかしくありません。
世界初のハンディ洗濯機「コトン」との違いは?
同様の他社製品としては、「世界初のハンディ洗濯機」として2015年に新発売されたアクアの「COTON(コトン)」が有名です。こちらは、先端のたたき部が振動して物理的に衣類を叩くアイテム。振動数が1分間に700回なのに対し、超音波ウォッシャー UW-A1は、振動数が毎秒約3万8000回とケタが違います。汚れが落ちるスピードがまったく違うことが予想されるほか、振動の幅も38µm(マイクロメートル ※1マイクロメートル=0.001mm)と極小。衣類にかかる負担も明らかに違うでしょう。サイズに目を向けると、コトンは高さ約176mm、直径約46mm。高さで約8mm、幅では6mmほどUW-A1のほうがコンパクト(重さは両者約200g)となっています。価格はコトンが実売価格で7670円。これに対し、UW-A1は1万5000円前後と約2倍の価格ですが、発売後に価格がこなれてくればUW-A1が有利になるでしょう。
今回、アクアが切り開いたポータブル洗濯機の市場にシャープが新規参入した形ですが、有力な比較対象が出たことで、市場が活性化する可能性も。アクアとの間に新たな技術競争が起きるのか否かも含め、今後の展開に注目していきましょう。
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