「家電大賞」は、トレンド情報誌「GetNavi」と白物家電専門ニュースサイト「家電 Watch」による年に1度の家電アワード。今回で6回目となる「家電大賞2020-2021」では、ノミネートされた全155製品のなかから、 読者投票(投票期間は2020年11月22日~2021年1月6日)により、 グランプリと部門賞(特別賞含む18部門)が決定! 以下で受賞した製品を一気に紹介していきましょう!
<総合グランプリ>
アイロボット「ルンバ s9+」
<総合グランプリ銀賞>
シャープ「プラズマクラスター除加湿空気清浄機 KI-LD50」
<総合グランプリ銅賞>
ポップイン「popIn Aladdin 2」
ノミネート製品の頂点に立ったのは、 アイロボット「ルンバ s9+」。 “ルンバ=丸型”の既成概念を覆すD型デザインと、 従来比40倍の吸引力により、 ゴミ除去性能が劇的に進化しました。アイロボット創業30年の英知を集約した優れた性能とデザインが読者から多くの支持を集めました。なお、 各部門の金賞は以下の製品となります。
<冷蔵庫部門 金賞>
パナソニック「はやうま冷凍搭載 大容量冷蔵庫 WPXタイプ」
<洗濯機部門 金賞>
パナソニック「ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX900BL/R」
<エアコン部門 金賞>
ダイキン工業「うるさらX(2021年モデル)」
<ポータブルエアコン部門 金賞>
アイリスオーヤマ「ポータブルクーラー IPC-221N」
<空気清浄機部門 金賞>
シャープ「プラズマクラスター除加湿空気清浄機 KI-LD50」
<除菌機器部門 金賞>
パナソニック「次亜塩素酸 空間除菌脱臭機『ジアイーノ』F-MV4100」
<加湿器&除湿機部門 金賞>
ダイニチ工業「ハイブリッド式加湿器 LXシリーズ」
<掃除機部門 金賞>
ダイソン「Dyson Digital Slim」
<ロボット掃除機部門 金賞>
アイロボット「ルンバ s9+」
<炊飯器部門 金賞>
タイガー魔法瓶「土鍋圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉土鍋ご泡火炊き JPL-A100」
<キッチン家電部門 金賞>
バルミューダ「BALMUDA The Toaster」
<美容健康家電部門 金賞>
パナソニック「ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0E」
<照明部門 金賞>
ポップイン「popIn Aladdin 2」
<IoTホームセキュリティ部門 金賞>
パナソニック「家庭用ヒートポンプ給湯器エコキュート」
<巣ごもり充実家電部門 金賞>
ケルヒャー「家庭用高圧洗浄機 K MINI」
<テレビ部門 金賞>
ソニー「4K有機ELテレビ ブラビア A8Hシリーズ」
<GetNavi賞>
ガーミン「フェニックス 6 シリーズ」
<家電 Watch賞>
AQUA「全自動洗濯機 Prette(プレッテ)シリーズ」
【総評】
コロナ禍の世相を色濃く反映した結果に
アイロボット「ルンバ s9+」がグランプリを受賞し、2018年の「ルンバ e5」に続いてルンバが2度目のグランプリ受賞となりました。ロボット掃除機部門でも家電大賞創設以来、ルンバが6年連続で金賞を受賞と、この部門では圧倒的な強さを見せています。なお、「ルンバ s9+」は18万6780円の高級機ながら販売は好調とのこと。その背景には、外出自粛によってお金の使い道が限られたうえ、おうち時間が増えたことで、家をより清潔に保ちたいという意識の高まりがあるようです。
ダイソンは掃除機部門で4年連続の金賞を受賞しており、こちらも相変わらず高い人気をキープ。パナソニックは洗濯機部門で5回目の金賞を受賞して強さを見せたほか、冷蔵庫部門でも人気のシャープや日立を押さえて金賞を受賞。大型白物家電で存在感を見せています。
このほか、コロナ禍の世相を反映して、ウイルス対策に効果が期待できる空調家電が票を集める結果に。特に、空気清浄機部門で金賞を受賞したシャープ「プラズマクラスター除加湿空気清浄機 KI-LD50」が、総合グランプリの銀賞(2位)に食い込んでいる点が貴重です。除菌機器部門で金賞のパナソニック「空間除菌脱臭機『ジアイーノ』F-MV4100」や加湿器&除湿機部門で金賞のダイニチ工業「ハイブリッド式加湿器 LXシリーズ」もコロナ禍の影響で大いに販売を伸ばしており、世間のニーズと投票結果が合致した例といえます。
また、おうち時間を楽しく過ごすためのツールとして、プロジェクター付きのシーリングライト「popIn Aladdin 2」の人気がアップしている模様。照明部門で金賞を獲得し、総合グランプリでも銅賞(3位)に輝いています。
このほか注目は、アイリスオーヤマがポータブルエアコン部門で初めて金賞を受賞したこと。同社は「なるほど家電」と銘打ち、手ごろな価格ながらユニークな機能を追加した家電を数多くリリースしています。家電の分野でも大きくシェアを伸ばしており、今後も注目のブランドとなるでしょう。
今回の「家電大賞2020-2021」は、グランプリ上位の結果を見てもわかる通り、世相を色濃く反映した結果となりました。「家電大賞」の結果を見れば、人々の生活スタイルの変化が明らかになるのも面白いですね。今後もぜひ「家電大賞」に注目してみてください。
【歴代グランプリ】
バルミューダ「BALMUDA The Toaster」(2015年)、ダイソン「Dyson V8 Fluffy」(2016年)、パナソニック「ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100」(2017年)、アイロボット「ルンバ e5」(2018年)、LGエレクトロニクス「LG SIGNATURE InstaView Door-in-Door 冷蔵庫」(2019年)