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2021/6/10 20:21

モップなのにカーペットが掃除できる! 80万台突破の人気シリーズ「コードレス回転モップクリーナー」最新版レビュー

例年より家族が家にいる時間が急増しました。すると面白いもので、それだけ家は汚れます。さらにこれから暑くなり、汗をかく季節になると、目に見えない床の汚れも気になるところ。しかし、ホコリやゴミはスティック掃除機で簡単に吸い取れますが、床の拭き掃除となると一気にハードルが上がりますよね。そこで注目したいのが、2021年4月に発売されたCCP(シー・シー・ピー)の「コードレス回転モップクリーナー Neo+ ZJ-MA21」です。

 

こちらは昨年、手ごろな拭き掃除機として紹介した「コードレス回転モップクリーナー Neo」の進化版。付属のモップを濡らして貼り付け、回転させながら掃除ができるので、簡単に床拭きができると旧モデルから大人気。シリーズ累計80万台を突破したとのことで、その使い勝手には定評があります。新モデルは昨年のモデルからどこが進化したのか、旧モデルを使った経験のある筆者が、早速借りてチェックしてみました!

↑CCP「コードレス回転モップクリーナー Neo+ ZJ-MA21」。実売価格は1万80円(税込 ※以下価格はすべて税込)

 

回転数が最大130回/分→150回/分にアップ

まず1つめの進化が、モップの回転数です。2018年に発売された従来モデルの回転数は130回/分でしたが、新モデルでは最大150回/分(強モード時)にアップ。また150回転/分の強モードを搭載したことにより、カーペットの掃除もできるようになりました。

 

さらに、回転スピードは2段階の切り替えができるようになっています。回転数100回/分の標準モードも搭載し、窓拭きなどは標準モードで行います。本体サイズは幅約280×奥行き130×高さ1040mmで、窓拭きなどを行うときは延長パイプを一つ外して、長さ680mmにして使うことができます。

 

また、内蔵リチウムイオンバッテリーの連続使用時間は、従来モデルより10分伸びて約70分になり、より長く使えるようになりました。ただし、これは回転数100回/分の標準モードでの動作時間なので、回転数がアップした強モードの連続駆動時間はこれより短くなるでしょう。

↑モップパッドは2枚付属。これら以外に別売で屋外用デッキブラシ(2500円)や屋外用パッド(1017円)も用意

 

ではさっそく「コードレス回転モップクリーナー Neo+」を使ってみましょう。本体に延長パイプ、ハンドルを接続。そして付属の2つのモップパッドを濡らし、本体底面に取り付ければ準備はOKです。なお、このモップパッドは極細繊維とコシのある繊維の2種類を組み合わせた構造。繊維が床の目地までしっかり届き、汚れをキャッチすることができるとのこと。洗剤を使わずに水だけで汚れを拭き取ることができるといいます。

↑モップパッドはできるだけ中央に取り付けることでキレイに回転します

 

汚れが強くない場所は標準モードで十分

操作はハンドル部分に並んでいる電源ボタンと、強/標準モードの切り替えボタンで行います。電源を入れるとまずは標準モードで駆動。強/標準ボタンを押すと「強」モードに切り替わります。

↑ハンドルに並ぶ2つのボタンでオン/オフと動作モードの切り替えができます

 

電源が入ると2つのモップパッドが内向きに回転しながら、床を掃除していきます。モップパッドの回転に合わせて前後に動かして拭いていくだけで、簡単に拭き掃除ができます。特に汚れが強くない場所は標準モードで十分にキレイにできました。ザラザラしていた床もすっきりキレイになるのが気持ちいいです。

↑水拭きすることで、床がキレイになって行くのが実感できます

 

回転数が上がったおかげでカーペットの上でも動かせる

今回から対応したカーペットの掃除も試してみましょう。毛足が長すぎないカーペットなら強モードで掃除ができるようになっています。実際にカーペットの上で走らせてみたところ、標準モードでは前後の動きに回転する力が負けて、うまく拭き掃除ができませんが、強モードに切り替えることで前後に動かすことができました。カーペットの表面に付着した汚れを手軽に水拭きできるのが便利です。

↑強モードならカーペットの上でも回転しました

 

もうひとつ本機の便利な点が、窓拭きや浴室の壁、天井などの掃除に使えること。しかし、前モデルでは窓拭きで使うとき、押さえるのにややパワーが必要だった印象があります。その点、新モデルの「Neo+」では標準モードの回転数が100回転に下がったため押さえ込む力が少なくて済み、ハンディ時の使い勝手がアップしています。

 

最初は、「新モデルになって回転数が上がった」と言ってもほんのちょっとだな(130回転→150回転)……なんて思っていました。しかし、使ってみて気づいたのは、その裏にあった「強モード(150回転)と標準モード(100回転)の切り替えが可能になったことによる、使い勝手の向上」です。強モードでカーペットが掃除できるようになり、標準モードでは窓拭きや壁掃除がラクに行えることから、二段階切り替えの恩恵を感じました。

↑ハンディ状にして、標準モードで浴室の壁の高いところをサッと掃除できるのが便利

 

目に見えない汚れも含め、床の汚れが気になったときにさっと使うことができ、フローリングだけはなく畳やカーペットの上もそのまま水拭きが可能な「コードレス回転モップクリーナー Neo+」。この手軽さは慣れると手放せません。水だけで皮脂、花粉、油汚れのほか、床の雑菌を99.9%除去できる(メーカー調べ)のも魅力。これからの季節、足の裏の汗と皮脂による床の汚れが気になるので、存分に活躍するのは間違いないでしょう。