空調家電はまず適応畳数を意識するが、そのうえで求める機能を吟味することが重要だ。今回は空調家電のプロが「コレなら選んで間違いナシで、しかもおトク!」と太鼓判をおす空気清浄機を紹介する。
※こちらは「GetNavi」 2023年1月号に掲載された記事を再編集したものです
私が選びました
全方向からパワフルに給気し微粒子を9割以上除いて循環
ブルーエア
Blue 3210
実売価格2万5620円(~15畳)
同社の基幹技術「HEPASilentテクノロジー」を搭載するコンパクトモデル。本体下部で360度から空気を吸い込み、0.1μmまでの微粒子を99.97%(※2)フィルター捕集する。空気の状態を検知し、自動で最適な風量に調節もできる。
SPEC●推奨フロア面積:17平方メートル(11畳)●定格消費電力:2~10W●風量:0.5~3.2立方メートル/分●フィルター:Particle +Carbon Filter●フィルター交換目安:約6か月●内蔵センサー:搭載●サイズ/質量:直径200×H425mm/約1.7kg
違和感ないデザインと確かな清浄能力が両立
空気清浄機は一年じゅう活躍するので、基本的に出しっぱなしになる家電。ゆえに違和感を感じさせないデザインがベストだ。ブルーエアは多くのデザインアワードを受賞するなど、そのクオリティの高さが世界で認められている。
同社のBlueシリーズは大型ファンで360度からパワフルに空気を吸引し、高性能フィルターで有害物質を除去する。そのうえで空気を循環させ、素早く清浄するという基本性能は申し分ないもの。個室や寝室に置くならエントリーモデルのBlue 3210でも不足を感じることはないだろう。
上位モデルは、ライフスタイルにこだわりがあり、部屋の空気の質も改善して自宅をより快適にしたい人に最適。特に北欧系の家具・インテリアには調和する。
空気清浄機はエントリーモデルでもココは譲れない!
<Point 1>設置する部屋の広さに必要十分な清浄能力
空気清浄機は清浄能力に比例して価格が高くなる。効果をしっかり実感するためには、5~6畳程度の個室に置く場合でも15畳クラスのモデルを目安にすると良い。
<Point 2>部屋に置いても違和感ないミニマルなボディデザイン
1年じゅう出しっぱなしにするモノなので、デザイン性は重要。本体サイズがコンパクト、あるいは洗練されたデザインなど、設置する空間に調和するモデルを選びたい。
<ココが上位モデル級>全方向からパワフルに部屋全体の空気を清浄
「上位機種と同等のHEPASilentテクノロジーを搭載した清浄性能もさることながら、小型ボディに秘めたパワーが魅力です。大型ファンで全方向から空気を吸引し、天井方向への排出することで空気を循環させ、確実に部屋を清浄します」(近藤さん)
上位モデルはコレ!
ブルーエア
DustMagnet 5240i
実売価格5万6360円(~18畳)
同社初となる「DustMagnetテクノロジー」搭載モデル。独自の気流と帯電プレフィルター、2か所の吸引口の組み合わせで空気中の汚れを効率的に除去する。サイドテーブルとしても使え、インテリアのひとつとして自然な風合い。
機能の差早わかり!
※1:【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】27.7立方メートル(約6畳)、室温25℃、湿度70%の試験室にて、エアコン内部にカビ菌を滴下した試験片を設置、1日3時間の冷房運転後に「内部クリーン」運転ありとなしの条件において、4日後のカビ菌の数を比較【試験結果】試験片のカビ菌(1種類)が99%除去されたことを確認(北生発2021_1202号
※2:【試験機関】RISE Research Institute of Sweden AB (ボロース、スウェーデン)【試験方法】欧州フィルター規格EN 1822-5:2009に基づくフィルター粒子捕集率試験【試験粒子】塩化カリウム【試験結果】0.1~1μmまでの微粒子を99.97%以上除去 *フィルターの除去性能。部屋全体への除去性能とは異なる