価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集。ここでは家電ライターの平島憲一郎さんが選ぶ調理家電のランキングベスト3をお届けします!
※こちらは「GetNavi」 2023年4月号に掲載された記事を再編集したものです。
私が選びました!
家電ライター 平島憲一郎さん
調理家電をはじめ白物家電全般の製品紹介記事やレビューを執筆。炊飯器の各社モデル比較検証なども手がける。
【第3位】使いやすいクリップ採用で浅い鍋でもプロ並みの火入れに!
低温調理器
2021年10月発売
アイリスオーヤマ スリム低温調理器 LTC-02
実売価格 1万6280円
温度と時間を設定するだけで低温調理が可能に。水温を検知しながらヒーターで設定温度をキープし、撹拌羽根で鍋に熱をムラなく伝えることで、簡単にプロの味を再現できる。
SPEC●消費電力:800W●最大水量:12L●設定温度:25〜95℃(0.5℃単位)●設定時間:1分〜99時間59分(1分単位)●サイズ/質量:約W50×H334×D100mm/約0.9kg
ココに驚いた!
「設定温度の維持性能は、高価格モデルと遜色なし。取り付けがネジ式のものは浅い鍋だと安定しませんが、本機はギザギザクリップを採用し、浅い鍋でも固定できて使いやすい!」
【第2位】低温調理やノンフライ調理などマルチで使えるオーブン!
コンベクションオーブン
2022年3月発売
テスコム 低温コンベクションオーブン TSF61A
実売価格 1万6500円
トースト機能のほか、低温調理やフードドライ、ノンフライ調理など6つの調理モードを装備。新たに「上火グリル」モードを搭載し、グラタンやピザなどにおいしい焦げ目を付けられる。
SPEC●消費電力:1200W●モード切替:トースト、高温+ファン、高温、上火グリル、低温+ファン、低温●温度調節:低温10段階(35〜90℃)、高温10段階(100〜230℃)●サイズ/質量:約W345×H240×D410mm/約4.7kg
ココに驚いた!
「熱風循環で食材をムラなく加熱するコンベクション機能と、35〜230℃の温度調節で多彩な調理が可能。オーブン機能なしの単機能レンジを使っている人には特にオススメです!」
【第1位】モチモチごはんが堪能できる!! 5合炊きでもコンパクトな圧力IH
炊飯器
2022年9月発売
パナソニック 圧力IHジャー炊飯器 SR-NB102
実売価格 2万9380円
同社の圧力IH式史上最小の設置面積を実現。加圧し沸点を102℃に高め、米一粒一粒を芯まで糊化する。うまみをより引き出す「銀シャリ」モードで、3段階の食感炊き分けが可能だ。
SPEC●炊飯容量:0.5〜5合●消費電力:1200 W●炊飯メニュー:白米、無洗米、玄米、雑穀米、炊込み、炊きおこわ、おかゆ●サイズ/質量:約W255×H233×D273mm/約4.4kg
独自の圧力機構により 小型化と十分な加圧性を両立
圧力IH炊飯器はふっくらモチモチのおいしいごはんが炊けると人気だが、購入の際にハードルが2つある。ひとつはマイコン式やIH式に比べて価格が高いこと。もうひとつは圧力維持のために本体サイズが大きくなることで、狭いキッチンに多くのモノがある家だと、「場所をとる」という理由で購入をためらう場合も多い。だが本機は、その課題を見事にクリア。印象的な円筒形状を採用し、設置面積は同社の3合炊きより小さい。炊飯機能を見ても、独自の圧力機構で本体を小型化しつつ1.1気圧の圧力を実現。ほど良いモチモチ感のあるごはんが炊き上がる。さらに、本機で炊いたごはんは冷めてもおいしいと好評だ。
メンテ面では、炊飯後の洗い物が内ブタと内釜の2点で済むのがうれしい。天面フラットで凹凸がなく、汚れをサッと拭き取れるのも地味に助かるポイントだ。 小型サイズで場所をとらず、圧力IHならではのモチモチごはんを炊ける。 “おひつ” をイメージしたシンプルなデザインがキッチンに馴染み、お手入れも簡単。そんな炊飯器が3万円以下というのは、文句なしにお値打ちだ。