『GetNavi』が選ぶ「2023年上半期売れたものSELECTION」。本記事では「家電編」から、ゴミ捨てが楽になる紙パック式のスティッククリーナーをはじめ、コーヒーメーカー、ホットサンドメーカーの人気モデルをそれぞれ紹介。人気の秘密について、家電デジタルライターの小口覺さんに解説してもらいました!
私が解説します
家電ライター 小口 覺さん
ITから家電まで幅広く精通。自慢したくなる家電を指す「ドヤ家電」の名付け親でもある。
【スティッククリーナー】
長年培った技術力を結集した軽量で高い吸引力の紙パック式
日立
かるパックスティック PKV-BK3K
実売価格6万2800円
2022年12月発売
紙パック式集じん方式を採用。集じん部やモーターには同社の技術を応用し、1.1kgの軽量と吸引力を両立した。緑色LEDライトで見えにくいゴミを浮かび上がらせる「ごみくっきりライト」や、髪の毛が絡まりにくい「からまんブラシ」も搭載。
【ヒットのシンソウ】
ゴミ捨てのラクさに注目の紙パック式が異例のヒット
「サイクロン式が主流のスティック掃除機ですが、ゴミ捨ての際にホコリが舞いにくい紙パックを採用。計画比7倍のヒットとなりました。他社も紙パック式の高級スティック掃除機を投入するかも」(小口さん、以下同)
売れ行き:★★★★
革新性:★★★
影響力:★★★★★
【コーヒーメーカー】
コーン式ミルが進化してより手軽に本格的な1杯を抽出
シロカ
コーン式全自動コーヒーメーカー カフェばこPRO
実売価格2万9700円
2022年10月発売
挽く・蒸らす・淹れるに加え、豆と水の計量も全自動で行う高級モデル。挽きムラを抑えた「こだわり挽き」と選べる抽出温度で、豆本来のおいしさを引き出す。マグカップに直接抽出できる「じかマグ」機能を搭載。
【ヒットのシンソウ】
使い勝手を中心に従来機以上の人気を獲得
「計画値の2倍以上、金額ベースでは前モデルの同時期比2.5倍超の売れ行き。大容量ホッパーや、マグカップに直接淹れられる『じかマグ』モード、自動計量機能など、使い勝手が特に高評価です」
売れ行き:★★★★
革新性:★★★
影響力:★★★★
【ホットサンドメーカー】
食べきりサイズのホットサンドを作れる
レコルト
プレスサンドメーカー ミニ
実売価格4400円
2023年4月発売
6枚切りや8枚切りの食パン1枚でホットサンドが作れるコンパクトモデル。ホットケーキミックスやパイシート、ごはんを挟んでもOKだ。キュートな本体のフォルムと、レトロなムードの3カラー展開で、デザイン性の高さからSNSでも人気。
【ヒットのシンソウ】
発売1か月足らずで出荷台数は1万台を突破
「同社の食パン2枚用のタイプが1年半で11万台出荷でしたが、本機はそれを超えるペース。2枚だと量が多いという層にリーチ。サイズ・デザイン・カラーは “雑貨電(雑貨系家電)” としての完成度も◎」
売れ行き:★★★
革新性:★★★★★
影響力:★★★★