ライフスタイル
2017/4/12 16:00

あのウワサの真相は? ジョージアグリーンが美しい日本コカ・コーラ新社屋は驚きの連続!

ヨシムラヒロムの一階通信 第十八階 日本コカ・コーラ株式会社

 

連載『一階通信』ではエントランス部分から見える企業の顔を取り上げる。一階にエントランスがない企業も多々あるが、それはご愛嬌。受付や入口があるフロアを総じて『1階』と呼び、エントランスから企業を紐解く。今回は日本コカ・コーラ株式会社を一階通信させていただく。

 

一目でそれとわかるジョージアグリーンの全面ガラス張り

突然だが、「コカ・コーラ」には感謝をしている。

 

僕は治安が悪い中学校に通っていた。行くたびにストレスが溜まる環境で、下校する頃合いには、イライラは上限。そんな際は、自販機で「コカ・コーラ」を買ってリフレッシュ。晩酌を楽しみに今日の仕事を乗り越えるサラリーマンよろしく、僕は下校時に飲む「コカ・コーラ」を楽しみに中学生活を過ごしていた。

 

さてはて、今回はそんな思い出深い日本コカ・コーラの本社を一階通信。昨年7月にオープンした新社屋は外観からしてスゴい。全面ガラス張り、そしてガラスの色はコンツアーボトルと呼ばれるガラス製の「コカ・コーラ」ボトルと同じジョージアグリーン。一目見ればそれとわかる凝りようで、エントランスへの期待も高まるばかりだ。ちなみにジョージアグリーンの名称は、コカ・コーラ社の本社がある米国ジョージア州の森の緑に由来しているとのこと。

 

ジョージアグリーンのガラス戸を開き、なかに入る。そこは例えるならば宇宙船の中。不思議な空間が広がっていた。PR担当の森野さんに案内されながら、エントランスを含めた新社屋を堪能するショートトリップが始まる。

 

エントランスには、日本で展開されているブランドがディスプレイされたスペースが。。。日本では50種類以上のブランド、800以上の製品が展開されており、200以上の国と地域で事業を展開しているコカ・コーラ社のなかでも、製品展開の多さは世界一だという。

 

細かなところにも愛社精神あふれる仕掛けが満載!

次に案内してくれたのは、意外にも芝生とウッドデッキで構成された屋上だった。「リフレッシュに良い場所だなぁ」と見ていると「ウッドデッキをよく見てください!」と森野さん。注視すると、なんとウッドデッキが「コカ・コーラ」ボトルの形になっているではないか!

 

夜になると、赤いLEDで照らされ、よりクッキリとボトルのデザインがわかる仕掛けなんだとか。

 

続いてウッドデッキと同じ7階にある会議室や仕事のカウンター席が集まるスペースへ。会議室の部屋名はコカ・コーラ社製品名となっており、「『ジョージア』で会議!」といったように、自然とブランド名が呼ばれる仕掛け。これは愛社精神を育む!

 

エントランスへの移動中、廊下にある自動販売機の前でブレイクタイム。

 

森野さんが「お好きな飲み物をどうぞ」と僕にすすめる。日本コカ・コーラ社内に設置されている自動販売機は、お金を入れなくてもボタンを押せば出てくる仕組みになっている。そう、福利厚生の一環で飲み放題なのだ。

 

社員の方にとっては当たり前の環境だろう。しかし、部外者の僕にとってはまさに夢の環境だ。「コカ・コーラ」を飲みつつ、「コカ・コーラ」飲み放題を泡がはじけるほどの刹那で味わう。

 

そして、エントランスへ。

 

「コカ・コーラ」にまつわるあのウワサを聞いてみた

社内を巡ったあとに、エントランスを見ると感動もひとしお。その勢いに任せて「コカ・コーラ」のウワサについて質問してみた。

ヨシムラ「コカ・コーラのレシピって、知っている人が世界で3人しかいないってホントですか?」

森野さん「それ、よく言われていますよね。私も事実はわかりません。ただ、レシピを知っている人は限られていると聞いています」

ヨシムラ「夏は汗をかく、冬は乾燥する、というように季節によって人の味覚も変化するので、『コカ・コーラ』は季節によって味を変えているってホントですか?」

森野さん「世界200カ国以上で販売されていますが、全世界で同じ味です。世界のどこでも同じ味を楽しめること、キンキンに冷えた「コカ・コーラ」を飲むことで特別なひとときを味わえることが、『コカ・コーラ』ブランドの誇りなんです」

やはりウワサはただのウワサだったようだ。

 

エントランスに話を戻そう。

 

正面左手に配置されるのは、ジョージアグリーンのガラスで区切られた打ち合わせスペース。大きなスクリーンも完備しており、社内イベントを行うスペースとしても活躍する予定だ。

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床に埋まっているのは輪切りされた「コカ・コーラ」のコンツアーボトル。新社屋の床には計1760本埋められているそう。デザインも兼ねたこのボトルのリサイクル利用、ほかの企業もぜひやってみてほしいユニークな試みだ。

 

壁に目を移すと、縦9×横14の巨大なショーケースが。まじまじ見ていると、意外と知らない製品もあったりして楽しい。

 

「コレ、知らなかったです」と言うと、「では飲みますか?」と森野さん。お言葉に甘えてありがたく飲ませていただいた。お土産にもドリンクを沢山いただき、過去最高に役得な一階通信であった。

 

【日本コカ・コーラの一階通信見どころまとめ

1. 全てジョージアグリーンのガラス

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2.床に埋まる「コカ・コーラ」のコンツアーボトル

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3.オリジナルの棚に美しく陳列される製品

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