Amazon.comでは先進的なサービスを提供&開発中です。ここでは、海外で話題となっている日本未上陸の3つのサービスを紹介。今後の日本でのサービス展開について編集部が予想してみました。
ドローンが商品をお届ける「Prime Air」/実験中
2013年に構想が発表されたドローンを使った輸送システム。現在、北米や英国で実験が進められており、注文した商品を30分以内に届けることを目標としています。公式YouTubeチャンネルでは上記の写真のドローンが荷物を実際に届ける動画が公開されていますが、具体的な導入時期はまだ明言されていません。
上記の写真とは異なるタイプのドローンでもテストを実施。現在は風の少ない視界のよい日中に実験を重ねています。
日本上陸は?
Prime Airは「安全に実現するために必要な規制当局のサポートが得られたタイミング・場所で展開する予定」とのこと。日本も物流の効率化が課題なので、実現に期待したいところ。
レジが不要のAIコンビニ「Amazon Go」/実験中
スマホに表示したIDを読み取り機にかざして入店し、商品を持ち出せば自動でクレジット決済が行われます。レジ待ちが不要な次世代の無人コンビニです。近く米国シアトルに1号店が開店する見込み。詳細は発表されていませんが、各種センサーを用いて客がどの商品を選んだかを判別し、買わずに棚に戻したことも認識します。
日本上陸は?
スマホとの連動や購入商品の把握など確実性が求められるため、実用化には時間がかかりそう。店舗スタッフの深夜労働や人手不足の改善につながるので、日本でもニーズは高いはず。
音声コマンドで機器やサービスを利用可能できる「Amazon Echo」/アメリカ、イギリス、ドイツなどで発売中
米国で大ヒット中のスピーカー型音声アシスタント。人工知能Alexaを搭載し、声だけで音楽をかけたり、天気予報などの情報を入手したりできます。7個ものマイクを搭載し、部屋のどこから話しかけても正確に音声を拾って素早く反応。スマホのアプリに相当する「スキル」を追加して、連携する機器やサービスを増やせます。
外部にスピーカーを付けることを前提とし、音声機能のみを搭載する「Echo Dot」もラインナップ。
日本上陸は?
日本上陸はAlexaの日本語対応が前提となります。現在は英語版とドイツ語版のみ。iPhoneのSiriも最初は英語版だけでしたが、後に日本語に対応しました。Alexaも時間の問題か。
【おまけ/こちらは日本でもスタート!】
生鮮食品を即日配達する「AmazonFresh」
米国の一部地域で提供されている、精肉や野菜などの生鮮品や日用品を即日配達してくれるサービス。配達員が保冷バッグで配送してくれます。日本でも一部地域で導入されているプライム会員向けサービスのPrime Nowでは、冷蔵のハムやソーセージなどは購入可能ですが、精肉や野菜を扱っていない点で異なります。