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2018/4/21 16:30

業者とDIY、どっちがお得? リフォームに必要な「予算」のキホン【DIYリフォームの始め方 予算編】

~~DIYリフォームのはじめ方~~ 第2回:予算

 

ずっと同じ家に住んでいると、とこどころ傷みが気になってきたり、大胆にイメージチェンジしたくなったり、ということはありませんか? そんなときは、理想の住まいを手に入れるため、「DIYリフォーム」に挑戦してみましょう! とはいえ何をどう進めればいいのかわからない……というDIYビギナーに向け、全4回にわたってDIYリフォームの簡単な始め方を解説する本企画。第2回となる今回は、気になる「予算」編です。

【関連リンク】

第1回:壁紙の張り替えサイクルは? 失敗しないプランの立て方は?【DIYリフォームの始め方①タイミング編】

 

業者とDIY、どっちがお得?

まずは次の表を見てください。内装業者にリフォームを依頼した場合の平均的なコストをまとめました。これは職人さんの人件費と材料代、中間マージンなどが含まれた一般的な料金体系の一例です。

※6畳=壁30.6㎡、床9.9㎡で算出

 

これに対し、DIYでリフォームする場合は材料代と道具代だけですむので、かなり安価にすることができます。もちろん、仕上がりとスピードはプロにはかないませんが、ゆっくりていねいに施工すれば完成度もそれだけ高くなります。お金か手間か、選ぶのはあなたです。

 

DIYリフォームの平均予算

DIYリフォームでの平均コストを下にまとめました。壁は30.6㎡、床は9.9㎡、それぞれ6畳の部屋の場合です。タイルは1㎡あたりとしています。道具代は含まれていません。それぞれの材料は種類やデザインによってコストに差が出るので、あくまで参考程度に考えてください。

 

1.壁紙(2万円〜/6畳)

紙や繊維でできた壁紙もありますが、ビニール製が一般的。この価格はDIYにおすすめの生のり付きビニール壁紙を張る場合の予算です。

 

2.塗装(1万円〜/6畳)

低臭の室内水性塗料を使用する場合の予算。防カビ剤配合の浴室用は少々割高。下地によっては別途シーラー(下塗り材)も必要です。

 

3.塗り壁(1万5000円〜/6畳)

塗り壁には繊維壁・じゅらく壁、漆喰などがあります。この価格は珪藻土を壁に直接塗る場合の予算。比較的高価ですが、初心者でも塗ることができます。

 

4.タイル(1万2000円〜/1㎡)

内装用と床用があり、どちらも価格は同程度。この価格は15cm角の陶器質タイル、接着剤、目地材の予算。小タイルほど目地材が必要です。

 

5.フローリング(7万5000円〜/6畳)

無垢板の単層フローリング、合板に突板を張った複合フローリングがあります。これは初心者におすすめの置き敷きフローリングの予算。

 

6.クッションフロア(1万7000円〜/6畳)

安価で色柄豊富な床材といえばコレ。キッチンやトイレなど水まわりに最適。これは家庭用クッションフロアを接着剤で張る場合の予算です。

 

わが家をどのようにリフォームするかは、先に「何万円以内で」と予算から決めていく方法と、壁材や床材を先に決めて予算を組む方法があります。

 

予算が先に決まっている場合、たとえばキッチン全体を一新するのに3万円と決めているのなら、壁は水性塗料、床はクッションフロアに張り替え、残りの金額でキッチンワゴンの天板にタイルを張ることなどができます。また、レンジまわりの壁はタイル、そのほかの壁は珪藻土と決めている場合は、それぞれの面積を測って見積もりを出しておきます。

 

ただし、壁材や床材のほかに道具も必要だということをお忘れなく。すでに持っている道具と重複しないように、購入する道具を決めておきます。これらも予算のなかにちゃんと入れておきましょう。

 

予算オーバーはこうして解決!

部屋だけのリフォームなら予算も決めやすく出費もそれなりに抑えられますが、何部屋か同時に行なう場合は、予算オーバーに頭を悩ます場面が出てきます。そんなときは、壁材や床材のグレードを落とすとか、リフォームする範囲を狭めてみましょう。

 

まずは優先順位を決めて、緊急に改善しなければならない場所から順に予算を立てていきます。とくに歩行のさまたげになる床のトラブルは優先的に予算を回しましょう。

 

どうしてもこだわりたい場所があれば、そこだけグレードの高い仕上げ材を使って、ほかの部分のグレードを落とすなどして、予算の配分を決めていきます。あっちは次のリフォームに先のばしして今回はここだけなどと、潔くあきらめることも大切です。

 

また、大規模リフォームを行なう場合、すべての作業をDIYでするとなると時間も手間もかかるし、業者に全部頼むと予算オーバー……。そんな場合は、難しい部分や手間のかかりそうな作業だけを業者にお願いする「ハーフDIY」という方法もあります。たとえば和室から洋室への変更は、フローリングの施工をまかせて、壁紙は自分たちで張ります。コストダウンの裏ワザです。

 

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