モデルの活動を中心に、数々のブランドとのコラボも手掛け、20代を中心に女性たちから圧倒的な支持を集める柴田紗希さん。日々の暮らしや人とのつながりを大切にする彼女の生き方にも共感するファンが多く、Instagramのフォロワーは33万人を超えます。
前回は、モデルならではの「おしゃれ」に対するこだわりを聞かせてもらいましたが、今回は「インテリア」や「部屋作り」について。ファッションと同様、ヴィンテージにこだわっているという柴田さんの、試行錯誤を繰り返す部屋作りを、空間を彩る雑貨や食器などもまじえながら見せていただきましょう。
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「一点物のヴィンテージ家具にワクワクするんです」
2018年の2月に引っ越しをして、この家にはもう1年半も住んでいるんですが、まだお部屋づくりは途中です。インテリアは一気に揃えるんじゃなくて”出会い“を待ってるから、完成まではゆっくりかも知れないですね。
家具も洋服と一緒で、ヴィンテージが好きです。家具を買う条件は、“ほっこりさ“と“キレイさ”の2点が揃ってること。ヴィンテージが好きだからって、味がありすぎるボロボロのものはNG。部屋にいて落ち着ける、温かみのあるアイテムを集めています。
古着を探しに行くのと同じ感覚で、休日に自由が丘とか目黒通りとか、家具を扱っているお店のある街に行ったりしています。ヴィンテージは、一点ものだからめちゃくちゃワクワクするんですよね。自分だけのお気に入りを見つけに、宝探し気分で出かけます。
まず、引っ越しのタイミングで「これは、私の部屋の子だ!」って感じで買ったのが机。「DEN PLUS EGG」という家具店さんが、伊勢丹のポップアップに出店しているのを引っ越す前日に偶然見かけて。ヨーロッパのヴィンテージ家具を扱うお店だったのですが、その日が最終日だったので、そのときはゆっくり見られなかったんです。
兵庫県のお店だったので、それから一週間も経たないくらいに大阪で仕事があったときに、前乗りしてお店を訪ねました。この机は色と、なんかクタっとした感じが絶妙だなって思って買いました。机を買ったときには、ぴったりな椅子がなくて。この椅子は、その後、恵比寿でたまたま入ったお店で見つけたものです。
ソファではいつも、ゆるゆると過ごしてるけど、机に座るとキリッとするんです。勉強するときにあったら便利だし、ゆくゆくは鏡を置いて化粧台みたいにしてもいいなって思ってます。
テレビは、いわゆる“テレビ台”じゃなくて、高さのある棚に置きたいと思っていました。自由が丘の「IDEE」で扱っていたヴィンテージのイギリス家具が、ちょうど高さが理想的で!
高い場所にテレビがあるとなんか“洋風な部屋”ってイメージがあるんですよね。これは、デザインが印象的。色合いも落ち着いてるし鉄製の金具がアクセントになっています。この金具に合わせて、観葉植物の鉢も鉄製にしたりして、部屋にうまく馴染むように工夫しました。
部屋の電気は、京都のヴィンテージ雑貨屋で買ったランプ。仕事で京都に行ったついでに入ったお店で、すごいレトロだなって思って購入しました。引っ越したてになんとなく買ってしまったから、最初は違和感があったけど、だんだんこの部屋に馴染んできたかなって思っています。
━━━その逆サイドにあるのが、ソファとテーブル。次のページでは、家にいる時間の多くを過ごす、大切なスペースを紹介していただきます。