勘違いしている人が多いのですが、翻訳や通訳、英会話講師、塾講師や学校教員では、全て必要とされる能力が違います。
だから、よくある英会話教材の講師紹介で英会話教材なのに翻訳や通訳の実績や卒業した大学をアピールされると、「え?」となります。(笑)
和食の板前を募集しているのに、フランスで修行してきましたってアピールされているみたいなものかな・・・。
自分ができることと、人に教えることができることは、全く別の能力です。
さらにいうと、『教えること』と『できるようにさせること』もまた少し別の能力です。
「英語を話したいなら、ネイティブ講師に教わるのが良いですか?」と聞かれることも多いですが、特に初心者は日本人講師に習うほうがダントツで成長が早いと私は考えています。
通訳、翻訳、ネイティブも同じですが、教える力は不要です。それくらい、「できるようにさせる」ことって難しい。
翻訳は意図を読むことと、正確さ。
通訳は意図を読むことと、スピード。
学校教員や塾講師は、テストの対策。
英会話講師は、英語を話せるようにする技術。
それぞれ、求められる能力が違います。
私は実は英語の知識はそこまで詳しくないです。サポートしてくれている講師には、ネイティブ以上に英語に詳しい人が何人もいますが、彼女たちには知識では全くかないません。翻訳と通訳なんて、全く自信がありません。笑
英検などのテストの対策は自信がありますが、学校や塾講師とはアプローチが違います。私は英会話講師なので、英会話とテスト勉強をシンクロさせて教えます。もちろん、英会話講師としては自信がありますが、まだまだレベルアップしていきたいと思っています。
そんな私が英語ネイティブに日本語を教えてみた!
あなたがもし日本語が全く話せない外国人に『日本語を教える』必要があったら、なにから、どういう順番で、どのように教えますか。皆さん日本語はネイティブなわけですから、もちろん、何から教えたらいいか知ってますよね?
……と言われると、難しいですよね。ネイティブだから教えられるってわけじゃない。
ということで、今回の動画はNextepの講師2人、イギリス出身のレイチェルとアメリカ出身のポールに私が日本語を教えてみました。私は日本語講師ではないので、苦労しました。なんで?って聞かれても「知らん」としか言えない(笑)
もし自分が『ネイティブに英語を教えるなら?』って考えながら観てください。さらに彼らが日本語を話しているスタイルも参考になると思います。
わかる範囲で話す。
間違ってもいいから話す。
『先輩』という言葉は知っているけど、『後輩』という言葉は知らない。(笑)
なぜだと思いますか???
教える側、教えられる側の両方の視点で楽しんでください♪