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2016/10/3 6:00

決断力と行動力は「気分」によって決まる--プラスの気分を自分で作り出す方法

自分にチャンスが訪れた。しかし、行動しなかったために結果を出せなかった。そんな経験はないでしょうか。今回は、ちょっと頭を切り替えるだけでチャンスをモノにできる方法をメンタル・コーチの藤由達藏さんに聞きました。キーワードは「気分」にあります

 

【解説してくれる人】

可能性を引き出し夢の実現を支援するメンタル・コーチ

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藤由達藏さん

夢実現応援家(メンタル・コーチ)。「人には無限の可能性がある」をモットーに、作家やシンガーソングライターから、経営者、ビジネスパーソン、学生、親子などを対象に、対面コーチングや研修、ワークショップを提供。ユーモアを交えたわかりやすいスタイルが高評を得ています。

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結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる

藤由達藏 著(青春出版社/1404円)

つい先送りしてしまう習慣を捨て、すぐに行動できる人の思考法を実践することで、10秒で動ける自分に変わる方法を解説しています。

 

 

「できる人は、価値観と未来像から現在の行動を決めます」--藤由さん

仕事にはモチベーションより「気分」が大切

「『仕事で結果を出したい』『この仕事はやりがいがある』などとモチベーションは高いのに、なぜか行動がともなわないことがよくあります。じつは人の決断力や行動力は、モチベーションではなく、『気分』によって決まるのです」と、藤由さんは断言します。

 

藤由さんによれば、「売り上げを伸ばしたい」「昇給したい」といった高いモチベーションを持っていても、気分が下がっていたら動けないといいます。逆に、良い気分を持続できれば、決断したり行動したりすることができ、どんなに困難な壁があっても、乗り越えていけるようになるのです。

 

では、どうすれば気分を良い方向に変えられるのでしょうか。

 

「例えば、『今日は天気が悪いから気分が悪い』のように、自分の気分は外的な要因に左右されると思いがちです。そうではなく、気分は自分で簡単に選択できることをまず認識しましょう」

 

人間である以上、感情をかき乱され、やる気がなくなってしまうことはあります。また、やる気はあっても、不安で頭がいっぱいになり、行動できないこともあります。そんなときは、気分をリセットしたり、不安を解消したりして、決断や行動につなげるのです。

 

決断と行動の前提となる「譲れない価値観」を作る

ただし、気分を変えることは、決断したり行動したりするための前提にすぎないと藤由さんは言います。

 

「飛び箱にたとえるなら、気分は踏み台であって、そもそもどの飛び箱を飛ぶのか、あらかじめ決めておく必要があるのです」

 

藤由さんは、決断や行動をするために、「譲れない価値観」と「心躍る未来像」を持っておく必要があるといいます。まず、「譲れない価値観」とはどういうものでしょうか。

 

「幼い子どものころの体験を思い出してみてください。例えば、砂場遊びをしたことがとても楽しかったなど、良い記憶が頭に浮かんでくるはずです」

 

楽しかった記憶にもう一歩踏み込んで「なぜ楽しかったのか?」を追求してみます。すると、城やトンネルなどをゼロから作り上げることに喜びを感じていたことがわかります。つまり、クリエイティビティを発揮することが自分の「譲れない価値観」になるわけです。

 

「クリエイティビティが『価値観』だとわかったら、それをいまの仕事に取り入れてみます。例えば、明日提出する企画案で自分の独創性を発揮してみたりするわけです」

 

このように、普段の仕事を自分の『譲れない価値観』と結びつけることができれば、ひとつひとつの決断や行動がすばやくできます。その積み重ねが仕事の成果につながっていくのです。

 

 

「心躍る未来像」を日々の仕事に落とし込む

もうひとつの「心躍る未来像」は、自分が実現したい仕事や暮らしのこと。ただ、忙しい日々を送るビジネスパーソンは、目の前の仕事に追われ、「未来像」を持つことすらできない人も多くいます。

 

「決断や行動のための『心躍る未来像』を見つけるには、忙しくても、自分自身と向き合う時間を作ることが大切です」

 

「自分自身と向き合う」といっても、そういう習慣を持たない人にとってはなかなか難しいことです。そこで、藤由さんがおすすめするのが、ノートを使う方法。

 

「毎日寝る前などの決まった時間にノートを広げ、頭に浮かんだことをそのまま書き綴っていきます」

 

このとき「何を書こうか」と悩む必要はありません。愚痴のようなものでもかまいません。頭からわき出てくる言葉をそのまま書いていく。そうしているうちに、自分の希望ややりたいことが具体的な文字となって表われてきます。それをとっかかりにして、自分の『心躍る未来像』を描いていけばいいのです。

 

「『未来像』がわかれば、それを実現するために、明日から何をすべきかが見えてくるはずです」

 

例えば、「起業して活躍する自分」という「未来像」が見えたら、明日、書店で参考資料を買ってみたくなります。このように「心躍る未来像」から逆算して、いまやるべきことがわかれば、決断力や行動力はずっと高まるわけです。

 

決断力や行動力の源泉は、あくまで自分の中にあります。だから、自分のマインドを少し変えるだけで、決断力や行動力は簡単に身につけることができるのです。

 

【Point1】やりたい気持ちはあるのに決断できないとき

プラスの気分を自分で作り出し決断につなげる 20160928_blnak4_3

人はリラックスして明るく快活な気分のときは前向きになり、暗く落ち込んだときには、後ろ向きの思考になります。そういった気分は外的な要因に左右されると思いがちですが、じつは気分は簡単にコントロールすることができます。「気分は自分で変えられるのだ」と肝に銘じましょう。そのうえで、やりたいことがあるのに決断できないときは、上の図のような方法で気分を自ら変えてしまえばいいのです。

 

 

【Point2】不安がいっぱいでなかなか行動できないとき

ふせんに不安を書き出しながら行動プランを練る

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何か行動を起こそうとするとき、不安な気持ちがわくのは人間として当然。重要なのは、不安をいかにコントロールするかです。上の図のように不安に思うことをふせんに書き出せば、感情を客観的に見られるようになり、やるべきことも冷静に整理できます。

 

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