10月に入りクールビズも終わり、来週から関東では最高気温が20度前後になるなど、すっかり秋めいてきました。そんななか、衣替えをしようと思っている人にピッタリなサービスが登場! モノやアイテムに特化したSNSとして約60万人の会員を抱える「Sumally」が、9月から始めた「Sumally Pocket」です。Sumally Pocketは寺田倉庫と協業したサービスで、自分の持ち物を月額1箱300円(税別)で倉庫に預けて、預けたものを専用アプリ上で管理できるというものです。
同サービスは、レンタルルームのように実際に荷物を預けに行ったり取りに行ったりする必要がなく、宅急便で出し入れできる点がまず魅力です。さらに、預けたモノはスタッフが1点ずつキレイに撮影してから自分のアカウントにアップロード。Sumally Pocketの専用アプリは細かい部分まで「預けたくなる工夫」が満載になっています。
後述しますが、シーズンの終わった服やバッグなどを箱に突っ込んで送れば、それで収納完了。どこにしまったかわからなくなって家中のクローゼットを探してまわる、ということがなくなって季節ごとの衣替えが非常にラクになるのです。今回は同サービスの利用の流れを追いながら、編集部ヤマダが使って感動した部分をレビューしていきます!
Sumally Pocketの使い方&レビュー
まずは簡単に「Sumally Pocket」の使い方を、キャプチャーした画面と併せて紹介します。画面のこだわりからして、Sumallyの「楽しく使ってほしい!」という遊び心が満載なので、そのあたりも注目ください。
①アプリを立ち上げ、ボックスを取り寄せる
iOS用アプリ「Sumally Pocket」を立ち上げると、モノを入れる専用ボックスの選択画面になります。箱は全部で3種類。洋服を保管する「Apparelボックス」、本を入れられる「Booksボックス」、雑貨などを入れる「Regularボックス」でそれぞれサイズが異なります。
②ユーザー情報(名前)を入力
名前を入力します。イラストはJTの広告イラストでも知られる寄藤文平さんです。この脱力感あふれるキャラクターがなんとも秀逸!
③ユーザー情報(郵便番号)の入力
続いて郵便番号。ぶっちゃけ、こうした個人情報入力はどんなサービスにもあるものですが、「Sumally Pocket」はこのキャラクターが喋ってくれるのでコミュニケーションしている気がしてきて、親近感が湧いてきます。
④ユーザー情報(電話番号/性別/誕生日)の入力
電話番号/性別/誕生日を入れます。繰り返しになりますが、こうしたフォームは多くのサービスで無味乾燥なフォーマットですが、「Sumally Pocket」はこういう(もしかしたら無駄かもしれない)ところで差別化を図ってきます。
⑤お取り寄せ内容の確認
情報入力が終わると頼んだボックスの確認画面になります。1箱はすべて300円(税別)。預けてから1か月で300円(税別)の形になるので、この時点ではまだ料金は発生しません。
⑥数日後、登録した住所にボックスが到着
数日後、こんな形でボックスが到着します。
箱には伝票が入っているので記入する必要はないですし、ボックスの組み立て方も丁寧に書かれていてわかりやすい! というか、このボックス、めちゃオシャレです。
⑦荷物を詰める
まずはBooksボックスに本を入れていくことにしました。サイズ感はA4の雑誌より2回りぐらい大きいイメージ。ちなみに、Booksボックスは耐久性を高めるため、他のボックスと組み立て方が異なり、底部やサイドが2重になっています。このあたりのきめ細やかさは「さすが寺田倉庫!」といった形です。
週刊少年ジャンプの「BLEACH」(既刊分の1~69巻)を入れようと思ったのですが、嫁に反対されたので、ゆうきまさみ先生の大傑作「機動警察パトレイバー」を入れました。
続いてApparelボックス。とりあえず冬まで着そうにない分厚いものたちをガンガン入れてみました。
最後にRegularボックス。愛しのSpheroちゃんと、フィギュアを10点ほど入れてみました。
配送は宅急便で荷物の集荷はアプリ上で行えるのでカンタン! もちろん、普通に電話して取りにきてもらうこともできます(その場合はアプリ上で、別途操作が必要)。
⑧数日後、預けたモノたちが撮影されてアプリ上で閲覧/管理ができる
倉庫に入った荷物はすべて撮影され、その後アプリのアカウント上で見られるようになります。この写真のクオリティが半端なく高い! モノを大切に保管したい人にとっては本当に嬉しい機能です。
【+α】荷物を取り出す場合も数ステップで完了
荷物を取り出したい場合は、アプリの「取り出し」から商品を選ぶだけ。取り出しにかかる費用は1品でも5品でも1箱でも800円。複数の箱から取り出しても一箱に収まる範囲であれば800円になります。
Sumally Pocketがあるととにかく衣替えがラク!
ここまでSumally Pocketの使い方とレビューをお届けしてきましたが、このサービスを使うと衣替えがとにかくラクになります。というのも、衣替えでカギとなる「モノの管理」から解き放たれるから。
【通常の衣替え】
1、押入れを空けて収納ラック群を取り出す
2、収納ラックから必要なモノだけを取り出す
3、シーズンが終わったものを整理して収納する
4、ラックにラベルなどを貼ってわかるようにして押入れに戻す
一般的な衣替えの手順は上記のようなものですが、大体これに「どこに何を収納したかがわからなくなって家中探し回った」が加わり、休みの日が終わります。
【Sumally Pocket後の衣替え】
1、倉庫に送るモノを入れるボックスを取り寄せる
2、クローゼットを開けてとにかくぶち込み、封をして集荷してもらう
3、倉庫から取り出すモノを選んで取り寄せる
4、届いたらクローゼットに収納する
ステップ数こそ同じですが、Sumally Pocketは半日あれば十分できそうな作業量。Sumally Pocketは月1箱300円(+税)なので、仮に50箱使ったとしても月額1万5000円です。それで毎シーズンの面倒な作業から解放されるとしたら、選びたくなる人も多いのではないでしょうか?
という形で編集部ヤマダはすでにSumally Pocketを愛用中。同サービス、いま預ける/取り出す機能だけですが、近日中にはクリーニング機能も追加されるそうです。またAndroid版に加えマーケット機能も遠くない将来に予定されているとのこと。今後のサービス拡充にガンガン期待したいです!
Sumally Pocket