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2022/6/3 20:00

床に物を直置きすると“貧乏”に!? 一級建築士が風水視点で斬る「運気を下げる住まい」の特徴

多くの成功者は、風水や家相を味方につけている!

多くの成功者は風水や家相などの統計学を活用しているという八納さん。

 

「幸せに成功している経営者は、経験値で目に見えない力の存在を感じているので、風水や家相に対しての明確なエビデンスがなくても取り入れる傾向にあります。実際に、店舗や経営がうまくいかない経験をしてから、風水や家相を意識して対策をした結果、事態が好転する経験値を持っている人は多く、わたしの元に事務所や自宅の設計を依頼してくるお客さまは、風水や家相を重視する傾向が強いですね。

『風水の鑑定をして、仕事運の悪い間取りだったらどうしよう?』など、風水や家相の鑑定結果を聞くのが怖い方もいるかもしれません。もし、家庭運が悪い間取りだったと分かった場合、夫婦やパートナーとのコミュニケーションを今まで以上に大切にするという努力ができますよね。そのように、強化するべきポイントだと捉えれば、事態がよくなっていきます。そして多くの場合、課題を克服した頃には、家庭運の悪い間取りから引っ越すようなことが起きるのです。

ちなみに、風水は今から約4,000年前に中国で発祥した環境学です。衣食住、行動などの環境を整えることで、運を呼び込んでいきます。一方の家相とは、5世紀ごろに中国から入ってきた風水の原型のようなものが、日本の気候風土によりオリジナルに体系立てられた統計学で、日本特有の気候風土のなか、自然との調和を考えつくられています。風水と家相は別のものなので、混在して取り入れるのは避けましょう」

 

貧乏神が転じて福の神へ!
幸運な住まいは簡単に手に入る

風水や家相のネガティブな結果はそこを強化するきっかけだと捉えれば、悪い情報も怖くなくなります。

 

「ピンチはチャンスという言葉がありますが、物事をどう捉えるかが大切です。貧乏神が好む家の条件を知ったことは、自分が貧乏神に好かれているかどうかを知る答え合わせではなく、よりよくなるための情報なのです。家への関心が薄いと貧乏神は寄ってくるので、家を好きになることもポイントです。植物を育てるときに良い言葉をかけるとスクスクと育つのと同じ。家のことを気にかけ、手をかけ、好きな場所を増やしていけば、家の状態はどんどんよくなりますよ。今、お住まいの家には、狭い、日当たりが悪い、駅からのアクセスが悪いなど、ネガティブな要因がある方もいるでしょう。でも、家も人間と同じで、短所があれば長所もあるもの。長所を伸ばし、良いところを増やしていく意識で捉えてください。子育てとも似ていますね」

 

住まいも植物も子育ても、長所を伸ばして大切に育んでいく意識で向き合うことがポイントだそう。住環境を味方につけて、よい流れを手に入れたいですね。

 

【プロフィール】

一級建築士 / 八納啓創

株式会社G proportionアーキテクツ代表取締役。年商数百億円の経営者や独立開業で成功している医師、保険業界で西日本ナンバーワンの実績を上げている経営者、ベストセラー作家といった成功者4000人の自宅やオフィス設計を通じて、「一流の人が持っている住まい観」を「普遍的に活用できる知恵」へと体系化。人と地球に優しい建築をモットーに、省エネ・高断熱・高気密×風水・家相の間取り設計を行う。著書に『年間20棟以下の工務店が武器にしたい風水 アフターコロナを生き抜く経営戦略』(Kindle)、『なぜ一流の人は自分の部屋にこだわるのか?』(KADOKAWA)、『「住んでいる部屋」で運命は決まる! 心も空間も、スッキリさせる方法』(三笠書房)、『住む人が幸せになる家のつくり方』(サンマーク出版)、『わが子を天才に育てる家』(PHP研究所)がある。

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