ついに母乳育児にもデジタル化の波が! 世界初の「スマート搾乳器」が各所に衝撃を与える

ink_pen 2017/1/13
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ついに母乳育児にもデジタル化の波が! 世界初の「スマート搾乳器」が各所に衝撃を与える
はせ えりこ
はせ えりこ

交換留学で高校時代をアメリカで過ごす。FMラジオ番組制作を経て、DJマネージャー/海外アーティスト招聘でクラブ業界に長年身を置いたが、夜起きて朝起きる生活に嫌気がさしヨガ教師に。 通訳・翻訳家としても生業を営む。最近、初のアフリカ旅行でガーナを訪れ感激。ガーナを身近にする策を思案中。

搾乳器は、赤ちゃんの哺乳力が弱い、うまく吸えない、母乳の量が多いなど授乳トラブルに大活躍するアイテム。手動・電動の選択肢はあるものの、ハンズフリーで“ながら”搾乳ができるキットはこれまでありませんでした。

 

しかし、CES 2017で発表され各メディアが取り上げ、SNSでも話題になっているウェアラブル搾乳器「Willow」は革命的。痛みもなく、持ち運び簡単、洗えて清潔、出した量も計測してくれるというスマート搾乳器です。これはママにも、そしてイクメンパパたちにも朗報ではないでしょうか?

 

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「Willow」のキットに入っているのは、充電可能な本体と数パーツでシンプル。 普段使用しているブラの内側に入れるだけで搾乳ができます。服を脱がなくていいから授乳スペースを探す必要がないというのは、ワーキングマザーにはうれしい限りです。

 

Web上では驚きの意見が数多く上がっており、「音がしないの。本当に静かで本体に耳を当てないとわからないくらい! 」(The Next Webの編集者)、「上の子とパズル遊びをしながら搾乳ができたの。これで生活が一変すると思ったわ」(ドロシーMさん)などの声が。周囲を気にすることなく搾乳できるというのも利点ですね。

 

もちろん、衛生面も心配無用。搾乳した母乳は使い捨てのミルクパックに収集される仕組みで、特殊バルブによりいったん搾乳されたミルクはチューブを逆流したり、封を切るまで漏れたりすることがありません。 搾乳後のミルクパックはそのまま冷蔵・冷凍保存もできます。

 

このミルクパックはじめ、母乳と触れるすべてのパーツは環境ホルモンBPA(ビスフェノールA)不使用だから赤ちゃんにも安心。ほとんどのパーツは食洗機対応というのもうれしいですね。

 

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搾乳量の管理ができるところもスマート!

しかも、ただ搾乳できるだけでなく、専用アプリと連携させることで搾乳量を記録できる機能もまたスマート搾乳器というにふさわしい点です。左右のバストからの搾乳量に加え、頻度や時間の履歴が残るから母乳の管理が簡単。リマインダーやアラート機能も頼もしいですね。

 

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アメリカでの発売はこの春を予定しており、気になるお値段は430ドル、つまり約4万9000円。高いと感じるかもしれませんが、これさえあればいつでもどこでも人目を気にせず簡単に搾乳できるようになるのです。仕事と育児の両立に忙しく、目が回るような日々を送る女性を自由にしてくれる製品なら、その価値は十分あるのではないでしょうか。

 

今後も育児に伴うお悩みやトラブル解消に 一層テクノロジーが活用され、育児中の人たちにうれしい製品が増えることを期待したいものです。

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