アウトドア
2023/7/11 19:00

釜焼きピザに回る肉……キャンプでも本格的な食事を楽しもう! プロがオススメするキャンプギア

コロナ禍でキャンプデビューを果たし、もっと本格的なキャンプを目指す人に、より楽しく、豊かに彩るイチオシアイテムを紹介する。今回はキャンプの楽しみは食にあり! というこで、本格的なピザが焼けるピザ窯やロティサリーマシンなど、食に関するギアに注目。キャンプだからこそ実現する極上の味を追求して、今シーズンはキャンパーレベルをアップしよう!

※こちらは「GetNavi」2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

私が選びました

アウトドアライター

澄田直子さん

キャンプ歴17年キャンプギア大好きライター。増えてしまったアイテムの収納に頭を悩ませる日々が続いている。

 

愛着の持てるギアを選んで満足度が飛躍的にアップ

野外で食べて寝るというキャンプの基本的な行為にすら胸を高鳴らせ感動していたビギナー時代を卒業し、今シーズンはもう一歩踏み込んだキャンプライフを楽しみたいと願っているキャンパーも多いのではないだろうか。

 

「近年のキャンプブームでキャンプを始めた人からは、長続きするかわからないからとコスパだけでギアを選び、使ってみるとやはりもう少し考えて購入すれば良かった、という話もよく耳にします」(澄田さん)

 

実際リサイクル店にはコロナ禍中に購入されたキャンプ用品が大量に持ち込まれているという。

 

「屋外で過ごすキャンプでは、ギアが快適性や楽しみ方を大きく左右します。キャンプライフを充実させるには、自分のキャンプスタイルに合ったギア選びが大切。そしてなによりも愛着が持てるかどうかが重要です。ときにはコスパを度外視して思い切り趣味を追求したギアを選んでみては? キャンプライフがグッと充実したものになるはずです」(澄田さん)

 

【その①】400℃の高温で焼き上げる専門店顔負けの絶品ピザ窯

ENRO

アウトドア用ポータブルピザ窯

窯焼名人2

従来の家庭用オーブンや簡易ピザ窯では難しかった、窯内温度400℃以上という高温を実現し、専門店レベルの本格的なピザが焼けるポータブルピザ窯。薪、炭、ペレットと手に入りやすい複数の燃料が使用できるのも便利だ。

↑ピザだけでなく、パンの焼成や肉のグリル、グラタンの調理などにも使える。直火独特の香ばしさが加わり、おいしく仕上がる

 

↑ピザ生地を窯に入れてから焼き上がりまではわずか60〜90秒。高温、短時間で焼き上げた生地は香ばしく、もっちり食感はプロレベル!

 

↑質量は10.7kg。一般的なピザ窯が15kg以上あるのに対し、かなり軽量になった。収納バッグが付属し、持ち運びやすいのも魅力だ

 

↑燃料をトレイに入れてガスバーナーなどで着火。わずか10〜20分でピザを焼くのに最適な400℃に達する。燃料の追加投入も簡単だ

 

<澄田’s Recommend>お店を開きたくなるほどの 感動的なおいしさ!

「これまでのピザ窯は、簡易的なものか据え置きの石窯で、初めてこの製品を使ったときは衝撃的でした。ポータブルで扱いが簡単、そしてなによりウマい! ピザ職人が監修した冷凍のピザ生地も、便利で美味ですよ」

 

<コレもCheck>ガスタイプなら ベランダにも置ける!

OD缶、CB缶、LPGガスボンベが使える「ガス式窯焼き名人」(4万9980円)ならば、煙が出ないのでベランダや庭でも気兼ねなく使える。

 

【その②】回転して肉を焼く圧倒的ビジュアルもご馳走だ!

Mt.SUMI(マウントスミ)

パーフェクトグリルロティサリー

別売のパーフェクトグリル スクエア(9900円)に取り付けて使うロティサリー。ステンレスアームに固定した塊肉を、炭火の上でゆっくりと回転させて、余分な脂を落としながらじっくりと焼き上げる。耐荷重は5kg。

↑単3形乾電池3本で駆動するので、AC電源不要。ロティサリー部分は質量1.44kg。炭を入れるパーフェクトグリル スクエアも3.5kgと軽い

 

↑塊肉はあらかじめ下味を付けてからグリル。炭火の遠赤外線効果で旨味がギュッと凝縮され、外側は香ばしく、中はジューシーに

 

↑アームの高さは6段階に調整できる。まずは低めで焦げ目を付けてから遠火でじっくり火を通すなど肉の厚さによって調整したい

 

<澄田’s Recommend>キャンプメシの醍醐味を満喫できるアイデア製品

「ひっくり返したり回したり、地味に面倒な塊肉の炭火焼きをサポートしてくれる楽しいアイテム。脂が多い肉だと落ちた脂が燃え上がるので、肉の下にステンレストレーなどの油受けを置くとうまく焼けますよ」

 

【その③】氷も電気も必要なし! 最大6時間ワインを保冷可能

SURFACE

ThermoShell スターターセット

1Lのナルゲンボトル用の保冷・保温ケースとして作られた製品だが、キャップとバンパーを付けることでワインや日本酒の保冷ケースに。夏場でもスパークリングや白ワインを最大6時間、冷たいまま飲みごろ温度で保ってくれる。

↑オプションを付けることで1Lの炭酸ペットボトルなど様々なアイテムに活用できる。もちろん保温効果もある。本体は360gと軽量だ

 

↑ボトル部分は新潟県燕市のSUSで製造し、真空二重構造の高い断熱性が自慢。全パーツが国内製造のメイド・イン・ジャパンだ

 

↑ワインクーラーにするには、専用バンパー(880円)が必要。ベルトホルダー(3080円)やボトムシート(330円)などオプションも豊富だ

 

<澄田’s Recommend>冷えていればおいしさ倍増! ワイン好き垂涎の保冷ケース

「ワインをボトルごと保冷できるケースとは画期的! 水滴が付かないのも良いですね。暑い日でも最大6時間、キリリと冷えたワインが飲めるなんて最高の贅沢です!」