PCの前に座っている時間が長く、そのほとんどの時間イヤホンをつけっぱなしで作業をしたり、動画視聴をしたりゲームをしたり……。適度に耳を休めなければと思いつつ、ついつい酷使してしまっている筆者。普段、家では有線のカナル型イヤホンを使い、外出時にはノイズキャンセリング機能付きのカナル型ワイヤレスイヤホン。
といった具合に使い分けているのですが、最近注目度の高い耳を塞がない「オープンイヤー型」のイヤホンってどうなんだろ…… と、気になり試してみることにしました。
パッケージの開封にワクワクしちゃう
Nothing「Ear (open)」
2万4800円(税込)
はじめてのオープンイヤー型イヤホン、使ってみないことにはわからないしとりあえずデザイン優先で! と探してみたところ、辿り着いたのはこのイヤホン。イギリスのロンドンに拠点を置き、スマートフォンやイヤホンを中心に手掛けるデジタル機器メーカー「Nothing」。ガジェット好きにはたまらないデザイン、たしかな性能でここ数年注目されてるメーカーです。
商品が届いて、まずグッときたのがこのパッケージ。なんと開封時にはここを破いて開ける仕様!
筆者はガジェット類のパッケージは綺麗にとっておきたい派なのですが、破いて開封してみると「新しいアイテムを手に入れた!」感があってワクワクしました!
パッケージを開けると本体が登場。
内容物はイヤホン本体、充電ケース、Type-Cケーブルに説明書。
Type-Cケーブルには小さく「Nothing」の文字が入ってますね。
付けているのを忘れる快適さ
充電ケースのサイズは横125.9mm×縦44.0mm×高さ19mmと、イヤホンのサイズを考えればコンパクトにまとまっています。
ポケットや小さいバッグでもケースごと持ち歩きやすいサイズ感ですね!
こちらがイヤホン本体、片耳8.1gと軽量です。
早速「Nothing」の専用アプリでペアリング。専用アプリではイコライザーやコントロールのカスタマイズが可能です。
ペアリング完了後、ファームウェアアップデートをして準備完了!
装着するとこんな感じ。耳に引掛けるようにして装着するのですが、これがかなり快適。
耳の大きさや形で個人差があるとは思いますが、筆者は軽く走ってみたり頭を振ってみても外れる気配はありませんでした。しばらく装着したまま音楽やポッドキャストを聴いていたのですが、フィット感の良さと軽さのおかげでイヤホンを付けてるということを忘れそうになるんです!
聴こえてくる音もクリアで低音が強め、音の広がりも感じられ大満足。外部の音もちゃんと聴こえるので「生活の中にBGMが流れている」ような感覚です。
メインのイヤホンになりました
再生、停止、曲送りなどの操作はイヤホンのボディを上下からグッと摘まむようにして操作します。タッチではなく「摘まむ」必要があるおかげで、誤動作しにくくてうれしい仕様。
筆者は普段メガネをかけていることが多いのですが、干渉して装着しにくいということもなく付け心地も大きくは変わらず快適。
これからくる花粉の季節にはさらにマスクも加わり耳に申し訳ない見た目になりますが、この状態でも問題なく装着できました! イヤホンにマイクが付いているのでこのまま通話も可能。通話音質はそこまでクリアとはいえないものの、言葉はちゃんと聴き取れる実用的なものでした。
バッテリー持ちはイヤホン単体で8時間、充電ケースも込みだと30時間再生可能なので充電頻度は2~3日に1回といった感じ。ちなみにワイヤレス充電には対応していません。
さすがにクルマ通りの多い場所や駅のホームなどでは音が聴き取りにくくなるので、主な使用シーンは屋内と散歩の時になりました。通勤などで必ず電車に乗る方や、動画編集、FPSゲームなどのわずかな音のズレでも気になる環境以外でイヤホンを使うことが多いという方なら、ぜひ試してみてほしいNothing「Ear(open)」。
装着したまま生活していても気にならない、1番好きなイヤホンになってくれました!